クラミジア感染症について正しく知ろう－１．クラミジア感染症とは

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2023年11月17日

クラミジア感染症について正しく知ろう－１．クラミジア感染症とは－

【クラミジア感染症の現状】

全国でも、性器クラミジア感染症の患者報告数は25,467人と、2022年年に引き続き最も多く、全体 52.7％を占めていて、性別の割合で見ると、全体では男性が 52.9％を占めています。

国内での感染者数は100万人以上といわれ、特に10代後半から20代にかけての感染者が多いことが特徴で、一般的に男女とも健常成人のクラミジアの保有率は３～５%といわれていて、日本の性感染症の中では一番多い性感染症です。

近年の報告では、20代女性のうち20人に１人がクラミジアに感染していて、そのうち症状があるのは５～30%のみ。で、男性の場合は感染している人のうち症状が出現したのは約10%と少ないのが現実です。

【クラミジア感染症とは何ですか？】

クラミジアの1種であるクラミジア・トラコマチス(CT)が尿路・性器・咽頭に感染することで起こる性行為感染症です。

クラミジアは、偏性細胞内寄生体という細胞内でしか増殖しない細菌の一種に分類されています。

クラミジアは、性交渉によって感染し、地域にもよりますが、大都市では、若い女性の20%前後がクラミジアに感染している（未治療）と言われています。

また、主婦層にも感染が広がっている傾向も見られています。

感染率非常に高いことから、性交渉の経験のある人は、感染のリスクがあることからして、誰もが検査を受ける必要性がありますが、検査を全く受けたことのない人が非常に多いのが実情です。

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【クラミジアの感染する場所はどこですか？】

男性は、尿道に感染して尿道炎を起し、女性は、子宮頸部や咽頭（のど）の感染がが多いですが、稀に尿道に感染がおこることもあります。

また、ゲイの場合、咽頭や肛門に感染している人が多いです。

相手が咽頭に感染している場合、通常のキスでは感染する可能性は非常に低いですが、ディープキスの場合は感染率が高くなる。

性風俗店でのオーラルセックスを安易に行う人が増加し、女性の咽喉を感染源とする男性感染者が近年急増しています。

したがって、どのような行為をしたかによって、検査をする場所が子宮頸部、尿道、咽頭、肛門などからの検査となります。

子宮頸部や咽頭、肛門は綿棒で軽く粘膜を拭い、その粘膜から検査をしますので痛みはほとんどありません。

男性の場合、尿道炎があるかどうかは尿検査で分かることから、尿道に綿棒を入れて粘膜をとる痛い検査はまず行いません。

検査については、今後別途詳細に紹介します。

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