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おはようございます。

ブログ管理人のカズです。

いつも当ブログをご愛顧いただきありがとうございます<(_ _)>



というわけで今回紹介するのが、
オオカミくんのホットケーキ (児童図書館・絵本の部屋)ジャン・フィアンリー作・まつかわまゆみ訳

表紙の絵を見るからに、
結構ほのぼのしているように見えます。

ストーリーとかも、
〜普段、何かと周りから怖がられているオオカミくんが、
不器用ながらもホットケーキを作って、
ラストには、みんなと仲良くホットケーキを食べて大円団〜(#^.^#)

そんなのならいいんですが…

そんな甘いモンじゃないんですって、この絵本は！

この絵本の主人公、
オオカミくんは、お腹が空いたのでホットケーキを作りたいと思いました。
ところが、オオカミくんは本がすらすらと読めません。

なので、ご近所さんに助けてもらうことした…というのがあらすじです。

ところが、オオカミくんのご近所さんは、

どいつもこいつもみな性悪ばかり！


かなりデフォルメされてますが、
ご近所さんは「赤○○ん」とか「○匹の○○た」など。

でもこんな性悪な「赤○○ん」は見たくなかったな（ボヤキ）

でも、オオカミくんはなんとかホットケーキを作りました。

甘いにおいがあたり一面広がります。

ところが、
性悪なご近所さんどもは、
「ホットケーキ、早くよこしやがれ！」
と罵詈雑言を浴びせて、オオカミくんの家に乱入してきます。

その後、「やれやれ」と言いながらオオカミくんの取った行動とは…


最後のオチは、実際に本書を見てください。
ご想像にお任せします（おおかたの予想はつくでしょうが…）


で、ちょっと気になって、Amazonのレビューを見ると…

賛否両論(-_-;)

まあ、当たり前ちゃあ当たり前ですよね。

一般の書籍ならともかく、
子供向けの絵本で、この展開は無いなあ…
読み聞かせするママさんにとっては、「えっ、この話ずっと読み聞かせていいの？」ってなりますよ、きっと。


ただ、気になったのが…

ある方のレビューですけど、

このご近所さんたちの描かれ方はあまりにも不自然というか、やはりオオカミくんの主観でとらえている見え方で描かれているとしか思えない。

子供に読み聞かせながら、最初は「オオカミくん、可哀想だね〜」とか同情的に読んでいたけど、すぐに「…？！」となり、どうやらこの話はすごくおかしい、話が断定的で歪んでいる、病んでいる…と思い、いきなりやめるのもおかしいので、慌てて「ちょっとこのお話はおかしいね」とフォローを入れながら、オオカミくんの主観だけで捉えられている話に危険を感じ、オオカミくんの行動や判断が気持ちはわからなくもないがどう考えても筋が通っておらず身勝手であること、ご近所さんをいじわるで意地汚いと初めから決めつけていることに問題があることを一生懸命説明しながら、最後まで読み終えました。

一方的に周りをいじわるで意地汚いと決めつけ自分を被害者と思い込み、周りが自分の思い通りにいかなかったことで恨み…（ここから先は話のオチに通じるので削除しました）

あまりに身勝手で残酷な話で、読後感は悪いし、話の筋も理屈も倫理観もおかしい話なので、子供に読んだことを後悔し、この話を読んだ感想に「優しいオオカミくんにいじわるをしたご近所さんがオオカミくんに…」だとそのまま受け取ってオオカミくんに共感する感想が多いことに、現代社会がすでに病んでいることを感じました。

この本は、小さい子に読み聞かせするのは危険だと思うし、話の筋があまりに主観的すぎて、公に読まれる絵本としてはちょっと不適切だと思います。

なるほど！

若干大袈裟かつ断定的な感想だとは思いますが、的は得ていると思います。

でも…
この可愛いタッチの絵は好きなんですよね。

皆さんも一読されては如何でしょうか？
色んなことを考えさせられる絵本です。
オオカミくんのホットケーキ (児童図書館・絵本の部屋)ジャン・フィアンリー作・まつかわまゆみ訳
オオカミ、ホットケーキに関する本、雑誌、マンガをａｍａｚｏｎで購入する

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