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2019年03月27日

地域おこし協力隊が持ってると重宝するスキル

どうも歌papaです。

今回は3年間活動してきた中で、あるいは協力隊の仲間たちを見ていて、こういうスキルは協力隊活動に重宝するな。と感じたスキルについてまとめます。


協力隊は専門職や会社員、飲食店のように、ある一定のスキルを磨いていけば成果に繋がる仕事とは勝手が違います。

自治体によって求められるものは違いますし、地域に入ってみたら思いもよらぬ依頼があったりします。


そんな経験を経て、おさえておきたいのは以下の3点です。


まずひとつめ。
これは想像しやすいと思いますがやはり「コミュニケーション能力」です。


小さな町や村、人の出入りが極端に少ない地域では、移住者は注目の的です。
もう話しかけたくて話しかけたくてしょうがないような世話焼きじーちゃんやかーちゃんが必ず何人か存在します。そのタイプの人は地域での人脈も広く、話好きである可能性が非常に高いです。


そのため、そっけない態度や適当にあしらってしまうと、「愛想の悪い人間だった」と最初のレッテルが貼られその噂はあっという間に広がってしまいます。
もちろんいろんな方と接していくうえで誤解を解くことは出来ますが、可能であれば最初から変な先入観を持たれていないほうがスムーズです。むしろそのファーストコンタクトで好印象であれば、「若いのにしっかりした人」と噂を広げてもらえる可能性もあるため、急に知らない人に話しかけられてもひるまない、しっかり言葉のキャッチボールが出来るコミュニケーション能力はかなり大事だと思います。


ただし、人間関係構築にはあまり関心のない尖ったタイプの方であれば、それは無理に対応する必要はありません。

続いてふたつめは、
「特技と知識」です。

いやふたつ分やんか!と突っ込まれてしまいそうですが、この二つには似た特性があるからです。
何かに特化した特技や知識があると、それをきっかけに人間関係が構築できます。
それは音楽でも、映画でも、本でも、スポーツでもなんでも構いませんが、必ず何か会話の節々でその知識や技を披露できるチャンスがあります。

そんな時、興味をもってくれる人や、同じ趣味を持った人などと語り合い、人の和が広がったり、深い人間関係を構築していくきっかけになったりします。

場合によってはそれらは地域づくりに活きてくることもあり、協力隊活動として今まで以上に輝く可能性を秘めているかもしれません。


最後となる3つめは、
「聞き上手」であることです。

これはコミュニケーション能力とは違い、相手の考えを引き出すことが重要です。
地域おこし協力隊になって自分の資格やスキルを活かしたいという人は多いと思いますが、それだけをおし進めてもその地域にはそぐわなかったり、誰かの仕事を奪ってしまったり、求められていなかったりする可能性もあります。

でもそこで諦める必要はなく、地域には何が必要で、誰が協力してくれて、どんな手法を用いるべきなのか、そこに住む人たちの声を集めることが非常に大切です。
また、町の考えと住民の考えを聞き、その間で自分のスキルを活かせるものが何か考える力も重要です。
地域の声を吸い上げ町に伝える、そこから町と協同で地域づくりを目指す。

そのためには信頼を得て、話を上手に聞くスキルがとても役立ちます。



地域おこし協力隊は任期後そこで暮らしていくための仕事づくりが一番必要なスキルである、という声も頷けますが、楽しく暮らしていくための人間関係作り、それを踏まえたうえでの仕事作り、そういった意識を持った方が、その後の人生において楽しい時間が増えるのかな、と思います。
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