2016年08月15日
この国の空(2015)
人気女優、二階堂ふみ主演の映画「この国の空」です。
共演に「シン・ゴジラ」の長谷川博己。
二階堂ふみと長谷川博己といえば園子温監督の「地獄でなぜ悪い」を思い出しますよね。
連想ゲームみたいですが、園子温監督の「ラブ&ピース」に長谷川博己さんが出演し、
再び特撮映画「シン・ゴジラ」に出演という流れが面白いですね。
本作の「この国の空」は芥川賞作家・高井有一の同名小説の映画化です。
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監督は荒井晴彦。脚本家として活躍している方ですね。
物語の舞台は太平洋戦争末期、空襲に怯えながら、母(工藤夕貴)と二人で暮らす娘(二階堂ふみ)が
いつ死ぬかも分からない暮らしの中で、隣に住む妻子を疎開させた銀行支店長の男(長谷川博己)に
いつしか惹かれていくというお話です。
二階堂ふみさんはこういう危うい恋愛が多いイメージですね。
「私の男」では浅野忠信さんとラブシーンを大胆に演じておりましたし。
本作では娘、母、伯母という3人の女性の描き方が面白く、戦時中でありながら、姉妹の確執が
あったり、愛、恋、性など女性の生々しさが観ていて飽きがこないです。
特に工藤夕貴さん演じる母親が魅力的な人物ですね。娘との生活が姉が転がり込んできたことで
壊れていく過程や、娘の人生を思うあまり、普通では許されない(不倫)ことに目をつぶったりと。
川で上半身裸で水浴びをする場面が素晴らしいです。
腋毛(付け腋毛ですよ)がちゃんとあるのも良い演出だと思います。
二階堂さんはどうやら腋毛はダメだったみたいですね。そこは頑張ってほしかった。
でも腋毛はNGでもセクシーシーンとしてヌード&お尻まるだしは全然OKなんですね。
この川での場面で母と娘が性について語るのが本当に良い。
「女の性」というか生々しさが本当に美しく、そして怖いです・・・必見!
あと面白いのが戦時中が舞台なので、食べ物は貧相なはずなんですが、本作では
配給品を調理した色々な食事シーン、食べ物が登場します。
全編を通して、食べ物をしっかりと食べている映画はなんか好きですね。
二階堂ふみの映画としては特に好きな1本になりました。
意外にも工藤夕貴さんの映画としても素晴らしい1本でしたよ。
長谷川博己さんとしてはまぁ普通かしら?ちょっとずるい出演ですねw
二階堂さんがそばにいて欲しいと思う時に登場するのでw
こちらが原作小説です。ぜひどうぞ!
10点中・・・7点!!
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