兎おっさん、映画を観る

「マッドマックス　怒りのデス・ロード」に出演していたニコラス・ホルトくんの主演作です。
原題はKILL YOUR FRIENDSですが、マッドマックスのブームに乗っかり、タイトルを日本で変えてますね。

ニコラスくんは他にも「マッド・ガンズ」という近未来の荒廃した・・・どこかで聞いた設定の
SF映画にも出演しております。下記の画像でマッドマックス要素を確認してみて下さいｗ

この「マッド・ドライヴ」の内容は・・・マッドマックス要素は0ですねｗ
あ、0じゃないです！音楽をジャンキー・ＸＬが手掛けているので、マッドマックス要素があります

ストーリーは
音楽業界を描いており、バンド側ではなくレーベル会社側を描いております。
ニコラス扮する野心溢れるスカウトマンがライバルを蹴落としたり（殺したり）でのし上がっていくって感じです。
この主人公の面白いところは別に音楽好きでもなく、人を見る目があるわけでもないんです。
ただのし上がりたい！アイツに負けたくない！！って感情のみで動いており、
作中で「カルマが・・・」みたいなセリフがあるんですが、結果そんなんでもない所が面白いです。

サスペンス要素もあるんですが、どこかコメディ感もあるので、観る方によっては
ちょっと半端に感じる人もいると思います。

ラストに向かうカタルシスはあまりないですね〜
その辺りはこういう音楽業界の闇というか変えられないってことを象徴しているのでしょうか？

ニコラス・ホルトは「ウォーム・ボディーズ」ではゾンビ・・・
「Ｘ-ＭＥＮ：ファースト・ジェネレーション」ではミュータントなど、人間以外を演じることが多かったのですが、
本作では久々に人間をイキイキと演じておりますｗ




「ウォーム・ボディーズ」での青年ゾンビくんはその一途な心が「マッドマックス」のニュークスに
通じる部分があると思います。映画としてもゾンビ映画、恋愛映画のMIX具合が素晴らしいです。

10点中・・・7点！




こちらが「マッド・ガンズ」です。
マイケル・シャノンやエル・ファニングも出演しているし、結構面白いですよ。



　





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