2008年03月02日
活躍を確信! 中田翔
中田選手の言葉使いが垢抜けしてきました。
TVニュースで観るところ、実にスマートな受け答えをしています。
私としてはもっと関西弁丸出しの方がいいのですが。
ところで、ニュースや新聞紙面で中田のコメントを聞いて、
彼が活躍することを確信しました。
その訳は、頭脳がスマートであるということです。
プロ野球選手の活躍に私はこのコメントを重要視しています。
シーズンを通して同じ相手と何度も対戦するプロ野球。
同じような身体能力で差が出るのは頭脳だと思うのです。
冷静に相手の力を分析し、自分の力を知る。
そこから壁を突き破る対処法を見出す。
これを繰り返す上で、ことさら頭脳が大切なのは明白です。
楽天田中投手に抑えられた場面。
ノムさんの意向もあって田中は変化球を駆使しました。
胸元に厳しいストレートでのけぞらせ、スライダーを連投。
結果、三振。
対決を見ていて感じたことは、直球のみの勝負なら打たれそうな気がしたこと。
プロに入っていきなり田中のスライダーを打つのは困難。
中田はスライダーで三振したことをあまり意に介していない様子でした。
それどころか、妙に確信めいた雰囲気さえ漂わせていました。
現段階での自分の確認事項がしっかりと見えているのでしょう。
ここに体つきから想像しにくい中田のセンスを感じました。
内に秘めたハートの強さも感じます。
それにしても、野村監督。
シーズンの戦いを見据えて変化球で徹底的に抑えさせたのはさすが。
口にこそ出しませんが、中田の凄みを一番感じているのはノムさん自身でしょう。
相手を褒めるのは余裕のある時。
本当にやられそうな相手は褒められないものです。
野村+古田捕手なら徹底的にスライダー勝負。
もし中田がこれをホームランするようならもう、お手上げの打者へ・・・
逆に田中がストレートで中田をキリキリ舞させることができたら、
ダルビッシュに勝るとも劣らない超一流投手になるでしょう。
前から読んでも後ろから読んでも「田中対中田」。
今シーズン一番の楽しみです。