玩具屋だよ～

今回は食玩ソフビのご紹介です。




仮面ライダー電王がフォームチェンジする時に憑依？する怪人？ですか、私はちょっと映像作品の知識がなくてごめんなさい。電王は確かフォームチェンジに怪人を使うような気がしましたが間違っていたらごめんなさい。元来ソフビ人形について記事を書きますが見た目判断というのを結構重視はしていますがこのような知らない物をご紹介する時もあれこれ考えながら書いています。


ソフビ人形としてはとても効果的にモールドが入り見るべきところがたくさんある物だと思います。龍をモチーフにしているのでしょうか？桃太郎・浦島太郎・金太郎ときてこの龍というのは何太郎なのでしょうか？龍の子太郎？まさか東映つながり？な感じなのでしょうか？ちなみに龍ということで顔のほうがなんだかゲッタードラゴンを彷彿させる精悍さなのです。髭の造形は多分細いものなのだろうとは思いますがこれはソフビの限界としてこのような処理になっているのでしょうね。

一見戦隊の悪の幹部のような風貌なのですが、それがまたとてもかっこよくできていますね。紫の成型色にところどころの凸モールドに塗装されている黒がよく見ないとわかりませんが中々しぶいアクセントが感じられるものになっています。

髭のところの処理についてお話をいたしましたが、背面の後頭部から伸びた髪の毛の処理にも似たような処理があって中々抜きにくいものをうまくアレンジを効かせて作っているところも素晴らしいですね。袴の部分も抜き方の考慮しつつ薄さを再現する所などは素晴らしく感じます。このソフビは造形が困難な部分が多く立体化には非常に苦労しそうなのですがそれを果敢にも挑戦をしてきれいに仕上げられているのは大変感心するところです。どれだけ立体感を再現できるのか？ここがソフビ化の肝ですし肝心なところです。

たった￥２００の人形の中に隠された技を見ていると本当に感心いたします。

ただし袴の処理で唸らせてくれた下半身パーツなのですが、足と袴の境界線や前垂れ？の境界線に立体感がやや薄く感じるのはちょっと残念です。ちなみにしっかりと見ていくと首と襟の境界線などソフビ造形的な息抜きポイントが見つかりやすいような感じがしますただしその息抜きポイントでさえもうまく利用し、なおかつしっかりと見せるところもあるという独特の緩急極まった造形がとても素晴らしいです。もちろんスタンダードサイズでも作られていると思いますので並べて見るのも良いかもしれません。

足の部分がブーツではなく足になっているところも怪人っぽいです。このようなブーツなのかどうかはわかりませんがどうなのでしょうか？

ちなみにアラを隠した部分で見るとその素晴らしい造形センスを垣間見ることができるとてもできの良いソフビ人形だと思います。

・・・・ちなみに実際の映像作品上ではちょっとしたギャップに驚くかもしれません。（私がそうでした）