2020年06月27日
新iPhone・iPadに搭載! iOS 14/iPadOS 14がわかる 14のポイント!
新iPhone・iPadに搭載!
iOS 14/iPadOS 14がわかる
14のポイント
アップルは6月23日(日本時間)
開発者向けイベント「WWDC 2020」を初めてウェブのみのイベントとして実施
次期iPhone向けiOS 14およびiPad向けのiPadOS 14の詳細について公開
両OSともにパブリックベータ版の公開は7月!
一般向けの公開は2020年秋頃の予定
アップデート対象となる機種
iOS 14
2015年9月発表のiPhone 6s以降のモデルおよび第7世代iPod touch(2019年5月発売)
iPadOS 14
すべての世代のiPad Pro
2017年3月発表の第5世代iPad以降
2015年9月発表のiPad mini 4以降
2014年10月発表のiPad Air 2以降
1. ホーム画面上のウィジェット表示が解禁!
ホーム画面にウィジェットが追加できる
ユーザーとしてiOS 14で最も変化を感じる点
なんといってもホーム画面です
iPhoneのホーム画面にもついにウィジェットの自由配置が可能になります
現行のバージョン
ホーム画面のトップを開いた状態で右に向かってスワイプすれば、今日の表示画面で各種アプリのウィジェットを表示できますが、
ホーム画面そのものにウィジェットを追加することはできませんでした
スマートスタック
時間帯に応じて自動で内容が変わるウィジェット機能が可能になります
WWDC 2020の基調講演ではプリインストールされている
アップル純正アプリのウィジェットが例として紹介されていた
まったく新しいデザインです
日中は予定確認用のカレンダー
夜はその日の活動量を確認できるアクティビティー
と時間帯などに合わせたウィジェット自動切り替え機能です
2. アプリの自動整理画面が追加
App Library
自動でアプリをカテゴリーごとにまとめる
ホーム画面の進化はウィジェットだけではなく
新搭載のApp Libraryによって
自動でアプリが分類され、カテゴリーごとの大きなフォルダーにまとめた表示になります
App Library画面はホーム画面の最終ページという扱い
ホーム画面の枚数が多いと感じている人は
2ページ目以降の任意のホーム画面を非表示化すると、瞬時にApp Library画面を表示しまいままでのホーム画面や前述のウィジェットといった機能は?
こだわり派の人に好まれるが、
App Libraryは逆に自動で整理整頓して欲しいと考える人に最適!
3. Siriは全画面表示から控えめな表示に
Siriは起動時に全画面表示にならなくなった
Siriの演出にも手が加えられ、今まではウェイクワードなどで起動させると画面全体にぼかしがかかり、Siriの発言内容やサジェストが見られる仕様
iOS 14/iPadOS 14からは
全画面での遷移はなくなり、Siriの起動後は丸いSiriのアイコンが画面下部に表示
実行結果なども通知のように画面上から出てくる
Siriを呼び出す直前の作業を失念するようなこともなくなった
Siriは起動時に表示中のコンテンツを読めるのもメリット
ある料理のレシピサイトをSafariで開いた状態で
Siriに食料品リストへの追加を求めれば、そのレシピに書いてある品物をリマインダーリストに追加できる
4. アプリ操作中の通話も邪魔じゃなくなる
ほかのアプリを起動している際の通話通知も控えめ
控えめになったのは通話通知もかなり控えめなお知らせに変更された
従来は
iPhoneで音声電話、iPadでもSkypeやLINEといったVoIPアプリで着信すると画面全体に通話画面が表示されていましたが、ほかの通知と同じように画面上から小さなバナーのように出現し、相手の名前やアイコン、会話の終了・開始のボタンが表示されます
着信状態になってもその時に行っている作業が中断されることは少なくなります
5. 日本語対応のアップル純正
翻訳アプリが登場!
アップルの翻訳アプリは11言語に対応
日本語を含む11言語に対応するアップル純正の翻訳アプリも登場
端末を横にすると切り替わるConversation mode
集音開始をするマイクボタンが1つしかなく、アプリは自動的に話しかけられた言語が何か判断し、事前に指定している言語に翻訳します
On‑device modeもサポートしていて、事前に言語データをインストールしておけば、オフラインでも翻訳が行えます
6. アップル版ミニアプリ
App Clip
さまざまな方法でアプリをインスタント使用できるApp Clip
便利かつ、ビジネス的な広がりを見せそうな新機能、App Clip
アプリをインストールすることなく、限定した機能を瞬時に実行する
アップルのデモでは駐車場やカフェ
キックボードなどのライドシェア利用時に
NFCによるタッチもしくはアップル独自の2次元コードを現実世界で読み取り
その場所に応じたアプリを実行する
ほかにも、Safariで表示したウェブページ
マップアプリからの起動などにも対応している
App Clip上ではApple Payのアプリ内決済やサービスログインが簡単にできる
Sign in with Appleをサポートしているため
前述の例で言えば、駐車代金などの支払い、ライドシェアサービスへの簡易登録といったことが可能になのです
App Clip実行後にフル機能を持ったアプリのインストールを促すこともでき、サービスの会員獲得も効率化も期待できます
7. iPadでは手書き入力機能を強化
iPadのテキストフィールド上に直接文字が書き込めるScribble
英語と中国語など言語が混ざってしまってもOK
iPadOS 14限定機能
Apple Pencilに関わる機能強化
Scribble(走り書き)機能は、Apple Pencilでの手書き文字入力を実現する
Scribbleを有効にすれば、任意のテキストボックスにそのままApple Pencilで文字を書き込むだけで自動でテキストに変換されます
今までは何かを描くためにApple Pencilを使い
テキストを入力するためにはバーチャルキーボードや外付けキーボードを使う
など、作業の中断が発生していたが、それが解消されます
8. 財布の次は、iPhoneが車のカギになる
対応する車のカギをiPhoneで開けられるように!
iPhoneのウォレットアプリ
既にポイントカードやクレジットカードなど
まさにウォレット(財布)と言えるような情報が保存されています
iOS 14ではそこに車のカギが追加されます
iPhoneのNFC機能を使いタッチで車を解錠
その後、車内のワイヤレス充電台にiPhoneを置き、車のエンジンをかけるとそのまま車載システムと連携
CarPlayがシームレスに起動する
デジタルキーになることで、家族などへの共有、利用制限などが柔軟に行えます
デジタルキーはApple Payなどと同じくiCloud経由で無効化したり
iMessageでカギのデータを家族に送り
一時的に車をシェアするのに使うといったことも可能です
対応する車
2021年製のBMW 5シリーズから
iOS 14だけではなく13でも利用可能になる見通しです
2019年発売のiPhone 11/11 Pro/11 Pro Maxに搭載された超高域帯無線チップ「U1」を活用することで、タッチレス解錠の実現も!
9. カメラ・マイクの利用状態がわかりやすく
アップルは自社製品におけるプライバシー情報の厳しい管理徹底!
一環としてiOS 14/iPadOS 14ではアプリがカメラやマイクを使用している際
画面右上付近にオレンジ色のドットが表示されるようになります
ユーザーの意図しない状態で、アプリやサービスがユーザーのプライバシー情報を取得することを防げ、コントロールセンター画面では、直近でどんなアプリがカメラやマイクを利用したかわかる
10. アプリのインストール前にプライバシーポリシーが確認可能に
App Storeでインストール前に、プライバシーポリシーを確認!
アプリを導入する前にもそのアプリの安全性や信頼度を確かめる手段を充実
iOS 14/iPadOS 14以降ではApp Storeでトラッキング(追跡)に使われるデータの種類やどんなデータが取得されるかが、わかりやすいアイコンとテキストで確認できるようになります
11. Safariもプライバシー保護機能をより強化
Safariに新しく搭載される
Privacy Report
標準ブラウザーのSafariもプライバシーに関する大幅なアップデート
新機能のPrivacy Report
ユーザーがアクセスしたサイトのうちトラッキング技術を利用しているページの割合などを表示
Safariに保存されているウェブサービスのパスワードが、
他のサービスで漏れてしまった場合警告をする機能も搭載
7つの言語を対象としたウェブページの翻訳も可能になる?
12. メッセージは痒いところに手が届くように
プリインストールアプリもいくつか大幅なアップデート
メッセージアプリでは、重要な相手との会話を画面上部に固定する、ピン留め機能
MeMojiのカスタム性の拡充、グループ会話時のスレッド作成やメンション機能を追加
13. マップは自転車や電気自動車のルート案内に対応
純正のマップアプリ
自転車や電気自動車に最適なルートの提案が可能に!
自転車向けのルートでは高低差や階段の有無などを調節可能
電気自動車向けのルート案内では途中に充電スタンドを経由したり、バッテリー残量を意識したルート提案が行われます
自転車向けルート案内は開始当初
ニューヨークやロサンゼルス、サンフランシスコのベイエリア、上海、北京でのローンチ
(日本は含まれていないが、対象地域は順次拡大していく)
14. スマート家電操作の「ホーム」アプリは自動化機能を強化
宅内のスマート家電を操るホームアプリもアップデート
家の中の温度や家電やシステムの状態がひと目でわかる
家電の操作を行うと自動化の提案を行ったり、照明器具を時間帯に合わせて自動で色温度などを変える、Adaptive Lighting機能を搭載
ユーザー主体の操作からより自動操作に特化した機能強化が行われます
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