2020年04月08日
家電会社のシャープが、新型コロナでマスクを生産! なぜ急に作れたの?
家電会社のシャープが、新型コロナでマスクを生産!
なぜ急に作れたの?
世界中で猛威をふるう新型コロナウイルスの影響で、国内で品薄状態が続いているマスク!
大手電機メーカーであるシャープと
生活用品メーカーのアイリスオーヤマが、日本国内でのマスク生産に乗り出した
マスク不足を受け、政府が企業に要請
アイリスオーヤマは3月21日、政府の要請に応じて、日本国内にマスクの生産設備を導入した、これまでマスクを生産していた中国の大連工場と蘇州工場に加え
宮城県角田工場にも拠点を追加し、日本への供給能力を約8割引き上げる
シャープは3月24日、三重工場にてマスク生産をスタートした
3月31日に政府への出荷が開始されています。
シャープは家電などを中心に扱う電機メーカー
なぜ政府はシャープに要請をおこなったのか?
なぜ生産が可能になったのか?
政府要請から1か月足らずで生産開始
シャープが経済産業省からの要請もあり、2月28日にシャープ株式会社の三重工場(三重県多気郡多気町)にてマスクを生産することを決めました
装置の選定・導入・立上げをおこない、3月24日に生産を開始
3月31日に政府向けとしてマスクの出荷を開始
<生産を決定した理由については>
国の要請もあり、企業の社会貢献として、生産することを決めました
早期に新型コロナウイルスの騒動が沈静化することを願い、マスクの安定的な供給に向けて少しでも貢献できるように努めています
なぜ、シャープがマスクを生産できたのか?
三重県にチリやホコリが少ない環境を作り出すクリーンルームを保有していることが要因のひとつ
経済産業省からの要請があったのも、この点が考慮されたためです
シャープに資本出資している鴻海(ホンハイ)精密工業では
すでに2月よりマスク生産を開始、技術サポートが得られたことも理由です
マスク生産は、三重工場の本来の生産ラインを圧迫することはないの?
三重工場では液晶パネルを生産していますが
マスク生産の場所は、未活用だったクリーンルームを利用しました
既存の液晶パネルの生産を圧迫しない
シャープが生産するマスクの仕様
・3層タイプの不織布マスクで、色は白
・サイズは大人用(約95×175mm)のみで、将来的には他のサイズの商品化も検討
・本体はポリプロピレン、耳ひも部はポリウレタン、ポリエステル、ノーズフィッターはポリエチレン製
・一箱50枚入り(個別包装無し)
マスクの性能については一般的なマスクと同等の性能
1日に約15万枚を生産し、最終的には1日約50万枚への増産を目指している
一般向けの販売はECサイトのみ
まずは、政府への納入を優先
その後、株式会社SHARP COCORO LIFEのECサイトで、一般のお客様向けに販売
現時点で販売価格は未定
販売時期も現在未定
供給量が限られており、
残念ながら、各企業様含め事業者の皆様に販売する数量を確保できていない
(個人のお客様への販売のみ)
医療・介護業や小売業への販売・入荷はない
株価にも期待感が!
シャープは2015年、液晶事業の不振などにより経営危機に陥り
2016年の鴻海精密工業による買収を経て、V字回復を果たしています
マスクの生産を発表した3月24日の株価
前日比84円高となり、期待感が表れました
日本国民にとって馴染みの深いシャープによるマスク生産、品薄状態の緩和が期待されます
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