2019年03月29日
なんだって日本人も日本出国に税金を徴収するのか?出国税
2019年1月7日から新たに導入された出国税
外国人観光客向けの制度と思われがちですが、私たち日本人も一人あたり1000円が徴収。
1、2019年1月導入「出国税」とは?
正式には国際観光旅客税、日本を出国する旅客に課される税金のこと。
国籍に関係なく、一律一人あたり1000円が徴収されます。
外国人旅行者向けの制度と誤解されることもありますが、日本人も対象
年1回海外に出かける(日本を出国する)人は、年間1000円の負担増で済みますが、
年10回海外に出かける人なら、年間1万円の負担増。また出国税は一人ずつ徴収されるため、4人家族で年1回海外に出かけると、4000円の出費増。
海外旅行をする数が多ければ多いほど、一緒に旅行する人数が多ければ多いほど、負担感が増します
2、出国税はどうやって徴収される?
日本では、航空券購入時に一人1000円が加算(ツアーの場合はツアー料金に加算)されるので、空港で徴収されることはありません。
航空券には、運賃に加え、燃油サーチャージや旅客サービス保安料などさまざま名目での料金の加算があるので、空港税の制度を知らないと、1000円が上乗せされても気づかないまま
3、出国税が免除になるのは誰?
一部免除されるケース、日本入国後24時間以内に出国する人。
日本の空港で乗り継ぐ際に、短時間だけ日本に入国して観光するような外国人旅行者がほとんどなので、日本人にはあまり関係がありません。
年齢が2歳未満の人も免除となります。「未満」ですので、2歳になっていれば1000円の出国税が課されます。
船舶や航空機の乗員や、公用で日本に派遣された外交官、領事館員なども課税対象外
4、出国税を課す国はほかにもある
その国を出るために税金がかかるなんて変と思いますが、出国税は、実は世界的に見れば目新しいものではない。
韓国は「出国納付金」という名前で1万ウォン(約1000円)
オーストラリアは「出国旅客税」という名前で60オーストラリアドル(約4900円)
アメリカは、「ESTA申請料」という名目で14ドル(約1600円)
航空券を購入する際や、ツアーを申し込む際に、加算される金額の内訳を細かくチェックする人は少ないので、気づかないうちに出国税を徴収されている。
5、出国税の用途は?
出国税の導入によって年間400億円の財源が確保できる見通しで、その税収は「快適な旅行のための環境整備、体験型観光の満足度向上、日本の魅力に関する情報発信強化に使われる、Wi-Fi環境の改善や多言語表記、海外に向けた宣伝活動、空港整備など
政府は東京オリンピックが開催される2020年には、4000万人の訪日観光客を目標に掲げている。
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