2019年03月21日
生きがいのある老後の過ごし方!
どうしたら生きがいのある老後を過ごせるか!
仕事を辞めても消えない“自負心”につけこむ詐欺師たち
一昔前の老人のイメージは、流行に疎くて機械音痴。
現代の老人たちはネットが大好きだ。
60代のネットの利用率が75%に達し、さまざまなトラブルに遭う高齢者が増えている。
ある男性は、ネット詐欺に遭い半年間で2000万円を騙し取られた。
現役時代は大企業の役員で、仕事でもパソコンを使いこなす優秀なビジネスマンだったが、エリートな人生を歩んだ人ほど、自己評価が高く、大勢の部下を指揮して業績を挙げた自負心が強い。
仕事を辞めても、有能な自分が騙されるはずがないという思い込みを生む。
詐欺師からあなたの豊富な人生経験を見込んで正しく導いてほしいという“エリート心”をくすぐるメッセージが届くと、コロッと騙されてしまう。
人は老いれば誰かと会う機会が自然と減ると相手がどんな人間で、何を望んでいるのか推察する高度なコミュニケーションの機会が減り、人を見る目や判断力が鈍ってしまう。
国民生活センターへのトラブル相談は、60代が最も多く、次いで70代。
普通の仕事人生を歩んだ人も、ある対話のクセが抜けなければ周りから疎ましがられる存在。
老人はコールセンターにすがりつく
会社で長く働けば年功序列が働いてどんどん昇進し、上司が指示を出して部下に業務をさせる経験は、年齢が増すほど増える。
あくまで会社での地位で、定年退職した後は、ただの個人だ。
よくある話で、老後に自治会に参加すると自己紹介でかつてのキャリアを語り、これまでの活動を詳細に分析して批判し、実情にそぐわない提案を繰り返す。
挙句の果てには、自分で勝手に用意した書類を女性に差し出して、これを人数分コピーしてと指示して反感を買い、見事にすったもんだを起こす。
長い仕事人生で染みついた上下の関係、出会う人すべての力関係を見定め、会社の秩序にもとづいた関係であるかのように振る舞う。
仕事に生きてきた男性ほどこの「習性」が強く、個人として「対等の対話」を求められる。
老後になって“肩書を失った環境”に適応できない人はやがて人間関係が億劫になり、気がつけば孤独に。
老人はコールセンターにすがりつく
コールセンターにかけてくる人の4割は60歳以上で、話し相手のいない老人が、問い合わせの後に身の上話をし、かつての自慢話を語り、最後は俺は独り身でさぁと寂しそうにしめくくる。
つまりは、だれかと話がしたかっただけ、としか思えない人が多く、人恋しい、ということだろうか
また、コールセンターで暴言を吐く老人、お前は使えないやつだ、社員教育がなっていない、会社の質が悪いとまるで上司のように、はしたなく、寂しく、悲しい孤独を振り回す老人がいる。
虚栄=過去に輝いていた自分の姿を捨てきれず、会社での地位を忘れられず、個人の振る舞いができない。
彼らは、定年を迎えて会社を離れ、肩書を失ってひとりの人間として生きる人生の初期化だということに気づいていない。
そして、街で見かける「暴走老人」へと変貌していく…。
打算で作った友など役に立たない
友達は自然とできるもので、勝手にいつもそばにいるものだ。打算で作った友達ほどいつの間にか消えていく。
孤独を賛美している人ほど、強靭な精神力を持つ作家や思想家の傾向にあるが、もうこのまま死ぬまでひとりで過ごすかもしれない、寂しい孤独に勝てる人は少ないのだ。
書くことで、一人でいることが多く他人に言葉を発する機会が少ない人は自己との対話になり、孤独は書くことで救われる。
年を取れば嫌でも自宅で過ごす時間が長くなる。だからこそしっかり家事を行うことで生活の基盤を強くしたい。
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