図書館員くろすけの備忘録

図書館員が2020と言ったら、「CAT2020」のことです。
こちらもスタートがそこまで来ていて、皆さん対応に追われていると思います。
うちでも目録ルールをはじめ、さまざまな作業を見直し、できるだけ利用者に便利になるように、運用を考えているところです。システムベンダーの手も借りることも視野に入れつつ、絶賛模索中です。

でも、それ以上にコロナウイルスが大変なことになっています。
様々なデマは、情報の真偽の確認という、まさしく学術情報を取り扱ううえでの基本となる部分を強く問われることになりました。
その他さまざまな行動や詐欺、国同士の軋轢、差別など、人間の持つ数々の裏側がむき出しにされる事態ともなっています。「人間」そのものが問われている、そんな事態になっています。

そんな中、京大の山中伸弥先生も独自にHPを作り、様々な情報をわかりやすく整理してくれています。
そのまま学生への手本にもなりそうなもので、図書館員としても注目です。
https://www.covid19-yamanaka.com/index.html

超一流の研究者による情報の整理。今まで僕が理解していたつもりでいたものが、実は入り口にすら立てていなかった、そんなことがよくわかります。そして、多くの医師や研究者が多くの患者の治療に当たり、情報を集め、提供される、その姿に、頭が下がる思いです。彼らへの敬意を、僕たちは忘れてはいけません。