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2018年10月10日

千日前の惨劇事故




その昔、大阪のミナミにある千日前ビルで、117人もの死者を出す火災事故があった。
そのせいもあるのかこの周辺には今でも様々な怪奇現象があるようだ。


ある会社員が大阪の千日前の地下鉄の出口から出ると、外は雨が降っていた。

傘を広げ、行き交う人をよけながら歩き出したが、何故かは分からないが街には凄く嫌な雰囲気が漂っていた。
それにすれ違う人も、どこか変だった。
雨なのに誰も傘を差してない。
しかもみんな無口で、暗い顔して、同じ方を見ながら歩き去って行く。

と、少し離れたところで急にタクシーが止まった。
運転手は会社員の方に手を振りながら「こっちへ来い!」と言う。

会社員は「いえ、タクシーには乗りませんから」と言ったが、
運転手の「いいから、とにかく乗って!」という勢いに押され、まあ雨も降ってるし、嫌な雰囲気もしていた事だし・・・と思いその場から逃れるようにタクシーに乗った。

しばらく走った後、運転手さんは真っ青な顔をして言った。


「いやあ、あんたが“誰もいない道”を、“誰かをよけるように”して歩いてるもんだから、これは助けなきゃいかんと思って……」



posted by 都市伝説のまとめ at 09:00 | その他
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