2017年08月24日
ベトナム ホーチミンシティでの出来事(夫婦だけでは絶対に渡れない道路)
ベトナムには、まだまだ信号があまりありません。信号が有っても、車は止まってくれますが、バイクは信号無視をして通る人がいます。また、横断歩道もなく、ましてや歩道橋なんてどこにもありません。よって、道路の反対側に渡る場合、信号にある場所を探していては埒があかず、どこでも渡ることが多いです。
初めて、ベトナムを訪れる人は、道路が渡れるか心配になると思います。しかし、現地に数日滞在すると、不思議と渡るコツというか、勘が身に付き、渡れるようになります。
私たち夫婦もベトナムは3回目ということで、到着してすぐには無理ですが、1日目には勘が戻り、難なく渡ることができます。(自慢)
しかし、ホーチミンシティのとある場所だけはどうしても渡ることができませんでした。
それは、サイゴン川に沿って走っているトンドゥックタン通りです。
観光場所として有名なドンコイ通りとトンドゥックタン通りがT路で交わる場所にマジェステッィクホテルがあります。(余談ですが、このマジェステッィクホテルの隣にJTBデスクがあります)
ここから、サイゴン川の川岸を散歩したいと思い、渡りたかったのですが、車とバイクが引っ切りなしに走っていて、とても渡れるような状況ではありませんでした。
諦めかけていると、どこからともなくおじさんがやって来て、これから渡るから一緒についてきなさいと言ってくれます。ベトナム語で話しているようですが、言葉は分からず、ボディランゲージでそう思いました。
渡ってから、お金でもせびるのかもと心配でしたが、見た目悪い人には見えなかったので付いて行きました。すると、向こうから来る車やバイクのスピードを見計らって、上手に渡って行くではありませんか。躊躇したら、車にぶつかる位の距離感でしたが、見事渡り切りました。おじさんには会釈して感謝の意志を伝えて別れました。その後も、西洋人の何人かを先導して渡らせてあげていました。彼らは握手して感謝を伝えていました。
<ここを横断しました>
<上から見た道路(サイゴン・スカイデッキより)>
私たちは、ひとしきり何も無いサイゴン川の川辺を散歩しました。
そろそろ帰ろうと道路を渡ろうとしましたが、車とバイクが絶え間なく通るので、どうしても渡ることができません。
何度も渡ることを試みましたが、数歩前進したところで、引き返すことしかできませんでした。
もう半泣き状態です。
あのおじさんにお願いするしかないとうことになり、マジェステッィクホテルの対岸付近まで戻りました。
ですが、あのおじさんの顔を覚えていないし、もう居ないかもしれません。
先ほど渡ったところまで戻ると、バイクを止めてくつろいでいるおじさんの集団がありました。そこでうろうろしていると、私たちが渡りたいことが分かったのか、一人の人が大声で遠くのおじさんを呼んでいます。すると先ほどおじさんが大きく手を振りながら戻って来てくれました。どうやら、渡しの達人はこの人しかいないようです。そのおじさんがニコニコしながら、往路と同じように先導してくれて無事に渡ることが出来ました。あっぱれです。
あまりにも嬉しかったのでチップをあげようと帰るところを待ってもらって、財布の中からお札を探し渡そうとしました。ですが、おじさんはいいよみたいな仕草をして、おじさん集団の元へ帰って行きました。
チップですが、とっさのことだったので計算が出来ず、2000ドンを渡そうとしました。あとで考えると、日本円で10円ということになります。チップを受け取らなかったのは男気があるのか、チップが少なすぎて馬鹿にするなと言いたかったのかは定かではありませんでした。
でも、あのおじさんには本当に感謝でした。地獄に仏とは正にこのことです。
また、あのおじさんは、平日の昼間にあそこにいるなんて、どうして生計を立てているのか不思議でした。
ベトナムの旅はJTBで申し込みました。
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初めて、ベトナムを訪れる人は、道路が渡れるか心配になると思います。しかし、現地に数日滞在すると、不思議と渡るコツというか、勘が身に付き、渡れるようになります。
私たち夫婦もベトナムは3回目ということで、到着してすぐには無理ですが、1日目には勘が戻り、難なく渡ることができます。(自慢)
しかし、ホーチミンシティのとある場所だけはどうしても渡ることができませんでした。
それは、サイゴン川に沿って走っているトンドゥックタン通りです。
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ここから、サイゴン川の川岸を散歩したいと思い、渡りたかったのですが、車とバイクが引っ切りなしに走っていて、とても渡れるような状況ではありませんでした。
諦めかけていると、どこからともなくおじさんがやって来て、これから渡るから一緒についてきなさいと言ってくれます。ベトナム語で話しているようですが、言葉は分からず、ボディランゲージでそう思いました。
渡ってから、お金でもせびるのかもと心配でしたが、見た目悪い人には見えなかったので付いて行きました。すると、向こうから来る車やバイクのスピードを見計らって、上手に渡って行くではありませんか。躊躇したら、車にぶつかる位の距離感でしたが、見事渡り切りました。おじさんには会釈して感謝の意志を伝えて別れました。その後も、西洋人の何人かを先導して渡らせてあげていました。彼らは握手して感謝を伝えていました。
<ここを横断しました>
<上から見た道路(サイゴン・スカイデッキより)>
私たちは、ひとしきり何も無いサイゴン川の川辺を散歩しました。
そろそろ帰ろうと道路を渡ろうとしましたが、車とバイクが絶え間なく通るので、どうしても渡ることができません。
何度も渡ることを試みましたが、数歩前進したところで、引き返すことしかできませんでした。
もう半泣き状態です。
あのおじさんにお願いするしかないとうことになり、マジェステッィクホテルの対岸付近まで戻りました。
ですが、あのおじさんの顔を覚えていないし、もう居ないかもしれません。
先ほど渡ったところまで戻ると、バイクを止めてくつろいでいるおじさんの集団がありました。そこでうろうろしていると、私たちが渡りたいことが分かったのか、一人の人が大声で遠くのおじさんを呼んでいます。すると先ほどおじさんが大きく手を振りながら戻って来てくれました。どうやら、渡しの達人はこの人しかいないようです。そのおじさんがニコニコしながら、往路と同じように先導してくれて無事に渡ることが出来ました。あっぱれです。
あまりにも嬉しかったのでチップをあげようと帰るところを待ってもらって、財布の中からお札を探し渡そうとしました。ですが、おじさんはいいよみたいな仕草をして、おじさん集団の元へ帰って行きました。
チップですが、とっさのことだったので計算が出来ず、2000ドンを渡そうとしました。あとで考えると、日本円で10円ということになります。チップを受け取らなかったのは男気があるのか、チップが少なすぎて馬鹿にするなと言いたかったのかは定かではありませんでした。
でも、あのおじさんには本当に感謝でした。地獄に仏とは正にこのことです。
また、あのおじさんは、平日の昼間にあそこにいるなんて、どうして生計を立てているのか不思議でした。
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