2017年04月01日
偉大な英雄フールー
古代ヨーロッパの英雄、フールーの伝説をご存じでしょうか?
フールーは偉大な神様と、人との子供として生まれました。
彼は子供の頃から力が強く、常に人の上にたっていました。
青年となった彼は誰よりも強く、誰よりも賢く、誰よりも高潔な精神を持っていました。
そんな彼の元に、ある国の王様から依頼が来たのです。
火を吹き、空を飛ぶ凶暴なドラゴンが国を荒らして困っている。
なんとか退治してはもらえないかと。
彼は快く引き受けました。
人々を困らせているドラゴンを野放しにはできないと。
決意した彼に、親である神様は剣と鎧を与えました。
どんな分厚い鱗でも切り裂く剣と、
鋭い爪にも、灼熱の炎にも耐える鎧です。
彼はその鎧を纏い、剣を携え、ドラゴンに挑みました。
ドラゴンとの闘いはまさに死闘でした。
神の血を引いているとは言え、彼は人間でもあるのです。
しかし、彼は彼を頼ってくれている人々のため、
必死に闘いました。
灼熱の炎をくぐり抜け、鋭い爪をかわし、
ついにドラゴンに止めを刺します。
長い死闘は終わりました。彼はドラゴンに勝利したのです。
国へ帰った彼は英雄となりました。
誰も成し得なかったドラゴン退治をやってのけたのですから。
その後も彼は人々の敵となる怪物と闘い続けました。
あるときは船にのり、海を荒らす海竜と。
あるときは山に登り、山を支配する巨大な怪鳥と。
そして、全ての闘いに、彼は勝利しました。
彼は様々な国で英雄と称される、正真正銘の英雄となったのです。
彼が人々の敵となる怪物を全て退治し、
それから数百年の月日が経ちました。
英雄の物語は伝説となりましたが、
彼はまだ生きていました。
神の血を引いている彼は非常に長命なのです。
勿論、英雄の彼を知るものはもういません。
また、平和になった世の中では、
彼の力は必要とされませんでした。
知り合いのいなくなった彼は寂しさをまぎらわすため、
夜な夜な酒場で酒をのみ、昔話を語るのでした。
世の中では伝説となっているような話です。
当然、誰も彼の話を信じたりはしません。
やがて、彼はホラ吹きフールーと呼ばれるようになりました。
そう呼ばれるようになった彼は、
この世界に自分の居場所はないと悟り、
神々の国へと旅立つのでした。
彼の親である神様は、彼が世界から消えることで
彼の伝説が忘れられないようにと、
彼が神々の国へと旅立った日を
ホラ吹きフールーの話を思い出す記念日とするよう、
人々に言い渡したのです。
その日が4月1日、後のエイプリルフールなのです。
いかがでしたか、英雄フールーのお話?
お察しのとおり、エイプリルフールなので勿論作り話です。
信じた方おられましたら申し訳ありません。
でも、まぁどうか許してください。
だってエイプリルフールなんですもの。
ちゃんちゃん。
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フールーは偉大な神様と、人との子供として生まれました。
彼は子供の頃から力が強く、常に人の上にたっていました。
青年となった彼は誰よりも強く、誰よりも賢く、誰よりも高潔な精神を持っていました。
そんな彼の元に、ある国の王様から依頼が来たのです。
火を吹き、空を飛ぶ凶暴なドラゴンが国を荒らして困っている。
なんとか退治してはもらえないかと。
彼は快く引き受けました。
人々を困らせているドラゴンを野放しにはできないと。
決意した彼に、親である神様は剣と鎧を与えました。
どんな分厚い鱗でも切り裂く剣と、
鋭い爪にも、灼熱の炎にも耐える鎧です。
彼はその鎧を纏い、剣を携え、ドラゴンに挑みました。
ドラゴンとの闘いはまさに死闘でした。
神の血を引いているとは言え、彼は人間でもあるのです。
しかし、彼は彼を頼ってくれている人々のため、
必死に闘いました。
灼熱の炎をくぐり抜け、鋭い爪をかわし、
ついにドラゴンに止めを刺します。
長い死闘は終わりました。彼はドラゴンに勝利したのです。
国へ帰った彼は英雄となりました。
誰も成し得なかったドラゴン退治をやってのけたのですから。
その後も彼は人々の敵となる怪物と闘い続けました。
あるときは船にのり、海を荒らす海竜と。
あるときは山に登り、山を支配する巨大な怪鳥と。
そして、全ての闘いに、彼は勝利しました。
彼は様々な国で英雄と称される、正真正銘の英雄となったのです。
彼が人々の敵となる怪物を全て退治し、
それから数百年の月日が経ちました。
英雄の物語は伝説となりましたが、
彼はまだ生きていました。
神の血を引いている彼は非常に長命なのです。
勿論、英雄の彼を知るものはもういません。
また、平和になった世の中では、
彼の力は必要とされませんでした。
知り合いのいなくなった彼は寂しさをまぎらわすため、
夜な夜な酒場で酒をのみ、昔話を語るのでした。
世の中では伝説となっているような話です。
当然、誰も彼の話を信じたりはしません。
やがて、彼はホラ吹きフールーと呼ばれるようになりました。
そう呼ばれるようになった彼は、
この世界に自分の居場所はないと悟り、
神々の国へと旅立つのでした。
彼の親である神様は、彼が世界から消えることで
彼の伝説が忘れられないようにと、
彼が神々の国へと旅立った日を
ホラ吹きフールーの話を思い出す記念日とするよう、
人々に言い渡したのです。
その日が4月1日、後のエイプリルフールなのです。
いかがでしたか、英雄フールーのお話?
お察しのとおり、エイプリルフールなので勿論作り話です。
信じた方おられましたら申し訳ありません。
でも、まぁどうか許してください。
だってエイプリルフールなんですもの。
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