2019年05月19日
『女と男の観覧車』、ジャスティン・ティンバーレイクがケイト・ウインスレットと共演
さすが実力派ケイト・ウィンスレット。「タイタニック」のローズから20年、こんな役もやるんだ!と。
原題は『Wonder Wheel』。ブルックリンの遊園地コニーアイランドにある名物観覧車の名前です。
邦題は「女と男の」と被せたところに「わざわざ感」がありますが、テーマはまさに「女と男」。
1950年頃の遊園地内のノスタルジックな映像と、懐かしいざわつきがいつまでも心に残るおすすめ映画です。
あらすじ・背景
主人公ジニー(ケイト・ウィンスレット)は、元女優のプライドを持つもまもなく40歳。
コニーアイランド内の観覧車のすぐ横にある仮屋に家族3人で住み込んでいました。
禁酒中でイラつく夫ハンプティと言い争ったり、ちょっと奇行グセのある自分の連れ子リッチーに手を焼くなど、ストレスのたまる毎日。
ある日、ジニーが働く遊園地内のレストランにやってきたのはキャロライナ(ジュノー・テンプル)。
彼女は遊園地で働く父親を探していたのです…。
あらすじ・ここが見どころ
◇キャロライナがもたらしたストレスとは?
手には大きな荷物を持つキャロライナ。彼女の探す父親の名前を聞いてジニーは驚きます。
それは自分の夫で、ジニーは彼女が先妻の子どもだと知りひとまず安心。
キャロライナの嫁ぎ先は、父ハンプティの猛反対したヤクザだったのですが、結局逃げ出してきたのです。
娘と再会したハンプティは激怒するも、行先がないキャロライナをジニーに頼み込み、結局、同居。ジニーのソトレスはさらに増えることに。
◇憂鬱なジニーが出会った青年!
ヤクザに追われないかと、また悩みの種が増えたジニーは、ますます持病の頭痛が悪化。
ひとりで海岸をぶらついていた時、海水浴場の若い監視員が声をかけてきました。
名前は、ミッキー(ジャスティン・ティンバーレイク)。
そうなんです、あの歌手のジャスティン・ティンバーレイクが出演しています。
話していると楽しいミッキーに、ジニーは次第に惹かれついに不倫の関係に。
◇まさか二股をかけられた?
夫に隠れてミッキーとこっそり会うジニー。
しばらくたったある日、ミッキーは目の前を行く水着の女性に再び声を掛けます。
暇を持て余していたキャロライナでした!
ミッキーに優しく話しかけられたキャロライナ。胸の高鳴りを覚え、家に帰ってジニーに恋の相談をすることに。
キャロライナが熱を上げている相手がミッキーだと知らずに、ジニーは「先輩」として恋愛の手ほどきをするのでした。
クライマックスからエンディングへ
(最後のネタバレなし)ミッキーに溺れ込んで行くジニー。一方で、自分より若いキャロラインにいろいろと相談に乗ってあげ充実した日々を過ごすジニー。
自分の趣味にしか興味のない夫や、奇行の治らない子どもへのストレスもどこかへ飛んで行ったかのようです。
ジニーが、キャロライナの意中の青年がミッキーだと気付くまで…。
そして、ヤクザがキャロライナを探しにやってくるまでは…。
感想とおすすめ度
毎日の生活にイッパイのジニー、ヤクザの元夫のことなどすっかり忘れているキャロライナ、そして何食わぬ顔で二股をかけるミッキー。
ゆっくり回るWonder Wheel。原題タイトルはまるで女と男の不思議な関係の象徴かも?と思って見ていると、いろいろ垣間見えるものがある楽しい映画です。
ぜひ!
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