2017年06月20日
甘くないよ
歯科技工士学校に入学。
回りはほとんど、高校卒業したての学生ばかり・・・
自分は、まだ、20代前半だというのに、随分と年寄りに見えました。
それでも、何人かは、私のような年代の人がいました。
中には、私よりも年齢が上の人もいました。
確か、入学には年齢制限があったと思うのですが、その年齢制限以上の人もいました。
当時、歯科技工士という職種は就職率100%で、即稼げるという
職種でしたので人気がありました。そんなことから、裏口入学の人も多かったようです。
後に分かったことですが、私のように大学出てから入学した人も何人かいました。
青山学院大学出身、東京電機大学出身、大妻女子大学出身、東洋大学出身・・・
驚いたのは、早稲田大学出身の人(講師になっていましたが)もいました。
歯科技工士学校の内容ですが、
自由気ままな大学生活を送っていた私には、
とても厳しいものでした。
まるで高校時代に戻ったような感じです。
スリッパで外に出ると始末書。ほんの数分遅刻しただけで教室に入れない。
実習中に検印を押してもらわなければ、いつまでも帰れない。
宿題も山ほどある。もっとも2年間で歯科技工の基礎を学ぶというのは、
かなり無理な部分もあります(夜間は3年です)。
実際に国家試験に合格して就職しても、
2〜3年は使い物にならないということもよく言われていました。
もちろん、実技が中心ですので、不器用な人は相当に苦労します。
まじめに勉強していれば、国家試験はほぼ受かると言われていましたが、
もともと、受かりそうも無い人は卒業試験で落とされるので
国家試験を受けることができません。
個別の教科の内容は、まじめにやっていれば
それほど難しくはありませんが、何しろ科目が多かったです。
中でも、実験データを毎回まとめなければならない歯科理工学は苦手でした。
学科というよりも、なにしろ実習がきつかったですね。
物を作ったりする作業はもともと好きでしたが、
歯科技工士学校に入って、はじめて、自分が不器用だと分かりました。
学生時代から、素晴らしい作品を作る人も何人かいました。
歯科技工士・・・甘くはありません。
それでも、無事卒業して、とりあえず国家試験に合格しました。
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