山の音楽家

トランペットという楽器は、いったい何歳まで演奏できるのだろう？


私の周りには、

私より年齢のいっているアマチュアラッパ吹きはいません。


年々、耐久力が無くなってくるな…と感じる反面、

若いころよりも、効率良く演奏できていると思う部分もあるし、

音質的には、現在の音のほうが理想に近いような気がします。


ただ、現状では仕事が多忙すぎて、

練習の時間がほとんどありません。


正しい練習方法かどうかは分かりませんが、

昔は、5時間でも６時間でも練習していました。


今でも、毎日、最低３時間は練習しなければ…と、思ってはいても、

全く練習できない日が多いし、出来ても、せいぜい１時間くらいが限度です。


下手をすると、ロングトーンだけで終わってしまう…


最近とくに思うのは、何時、トランペットを引退するかということです。


もちろん、アマチュアなので、それほどシビアではないのですが、

やはり、年取って、あまりに酷い音は出したくない…というのが本音です。


かつて、過去にN響で活躍していた主席トランペット奏者などでも、

引退した後の演奏を聴くと、アレ…？　

みたいなことが多いです。


ピアノや弦楽器などのように、

とりあえず音だけは出るという楽器であれば、

年齢なりの演奏というのは可能だと思いますが、

とくに金管などの唇を直接使う楽器は、年齢の壁というのが大きいです。


チェリストのパブロカザルスの下で長年伴奏を務めた、

ホルショフスキーというピアニストは１００歳まで、

現役で演奏していました。





年取って（すでに取っていますが）、

ラッパがヤバい！！と思うようになったら、

また、ギターを始めようかなと思っています。


最近は、Youtubeでギター演奏を聴くことが多いです。


若いころは、エレキをやっていましたが、

今はクラシックギターの演奏に魅力を感じます。


もちろん、人前での演奏などは考えていません。


ギタリストの村治佳織さん。


とても素晴らしい演奏家ですが、

以前の演奏よりも最近の演奏のほうが心に響きます。


とくに、この演奏には感動しました。


何だか涙が出てきます。




また、ギターの練習を始めようかな…


優柔不断な今日このごろです。


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