2020年02月22日
憧れのピアノ
あなたは、ピアノが弾けますか?
私は、基本的にはトランペットを演奏していますが、ずっとピアノに対する憧れがあります。
音楽大学でも、管楽器、弦楽器、声楽、打楽器などの人は副科でピアノをやりますし、ピアノと何かの楽器をやっているという人は、大勢いらっしゃるのではないでしょうか。
私の場合、幼少時の家庭環境の中には、ピアノというものが身近になかったので、ピアノというものはお金持ちのお嬢様がやるものだ・・くらいの認識しかありませんでした。
中学時代に吹奏楽部の女子生徒が、音楽室においてあるピアノで、「エリーゼのために」や「乙女の祈り」をよく弾いていたものですが、自分とは全く無関係な世界のものだという印象で、ほとんど興味が湧きませんでした(お嬢様はピアノが弾けて凄いな〜とは思っていましたが)。
ピアノがいいなと最初に思ったのは、高校に入った時に、当時同級生だったサックス奏者の清水靖晃が「枯葉」をジャズっぽく弾いた時のことです。
その時の演奏が、いまだに忘れられないくらい衝撃的でカッコイイと思いました。
まかりなりにも、高三の時に音大を受験しようなどと思った時に(すぐに身の程知らずだと諦めましたが)、受験科目にピアノがあったので、最初は友人から譲ってもらった(正確には当時大事にしていたエレキギターと交換した)、電動式のオルガンでバイエルから始めたのが、生まれて初めて触った鍵盤楽器でした。
ちょうどこんな感じの楽器↓(もっとボロかったけど)
その後、親にせがんで、自分のわずかばかりの小遣いと合わせて、当時一番安かったと思われるアップライトピアノ(ディアパソンというメーカーでした)を購入しました。
大学一年の時は、一般教養で自宅から通えるところに大学がありましたので、自宅近くのピアノ教室で半年ほどピアノを習い、ピアノ発表会にも出たことが一度だけあります。
昭和48年の大昔の写真↓
その時演奏した曲が、モーツァルトのピアノソナタ第16番K545の第一楽章です。
発表会が終わった後、ピアノの先生に「かっこ良かったよ・・」と、言われましたが、本番はいきなり早く弾き始めてしまい、ろれつが回らなくて、マジで酷い演奏だったと記憶しています。
それでも、その頃に死ぬほど一生懸命練習した曲なので、今でも何となく弾くことができます。
その発表会が終わると、なぜか燃え尽きてしまい、ピアノ教室はやめてしまいました。
その後も、高校の時に聴いた清水靖晃の演奏が忘れられなくて、何とか自分もあんな風に弾いてみたいという思いから、通信教育で「コードで弾くピアノ」という教材を購入して1年ほど続けました。
その頃に覚えたコードの知識が未だに役に立っていますので、若い頃に覚えた記憶というのはマジで重要ですね。
鉄は熱いうちに打て!!と言いますが、現在では冷え切ってボロボロになっています。
私には、どうしても弾いてみたい一曲があります。
それは、J.S.Bachの「イタリア協奏曲」です。
この曲を初めて聴いたのは高校生の頃。
ちょうど、清水靖晃のピアノ演奏を聴いて、ピアノがいいなと思った頃です。
我が家の父親のレコードコレクションの中にあった、グレン・グールドのこの演奏は、私がクラシックピアノをいいなと思った最初の曲で、いまだに、グールドのこの演奏を聴くとワクワクします。
ピアノに関しては、高校時代にほんの少しの間だけしか習っていないので、この曲を我流で・・となるとかなりシンドイです。
それでも、死ぬまでに何とか弾けるようになりたい・・もちろん、人に聴かせるなんてことは考えていません。
実はこの楽譜、小学校の頃の同級生で、大学の音楽科コースでピアノ講師をしている友人から頂いたものです。
「そんなにこの曲が好きなら、私はもう一冊持っているのであげるよ」と言われて、その友人から頂いたのが10数年前のことです。
それから、ちっとも進んでいません・・
トランペットですら、まともな練習をしていないのに、ピアノまではとても手が回りません。
それでも、いつかはきっと・・という、思いは消えてはいません。
「二兎を追うものは一兎をも得ず」という言事があります。
素人の場合は二兎を追ってもいいかな・・なんて思ったりもしますが・・
私の場合は、ギターも捨てがたいものがあります。
こんなに楽器並べてどうするんだ・・
器用貧乏という言葉がありますが、私は不器用なので、ただの貧乏です。
結果として・・
趣味で楽器を演奏している人で、いくつもの楽器を手がける人は意外に多いように思います。
ただ、たった一つの楽器だけでも、人に聴かせる演奏ができるようになるためには、死ぬほど練習を積み重ねる必要があるのに、いくつもの楽器をこなすというのは、非常に困難なことです。
世の中には、いろいろな楽器を巧みに操るマルチプレイヤーも存在しますが、そのような人たちでも、一つの楽器に集中したら、もっと素晴らしい演奏をすることが出来るのでしょうか?
W.A.モーツァルトは、鍵盤楽器もバイオリンも巧みに演奏したそうですが、やはり才能のある人は違うのでしょうね。
アマチュアのマルチプレイヤーの場合は、単なる楽器コレクションで終わっている人が多いような気がします。
私の場合は特に楽器を集めているわけではないのですが、ある時はベースギターを弾いてみたり、ウクレレに手を出してみたり・・
東京で演奏 ウクレレが凄い
節操が無い・・
私は今年で66歳になりますが、とりあえず当分の間はトランペットを頑張って演奏しようと思います。
最近、オケばかりでジャズを演奏していないので、またジャズもやってみたいですし・・・
70歳になっても頑張って演奏しているトランペットプレイヤーもいます。
才能が無い・・この年齢じゃ無理・・
しかし、金管楽器というのは、体力的な面から考えても、ある程度の年齢までかな・・とも思います。
私は、気力のある限り楽器の演奏を続けていきたいと思っていますので、老後は(世間的にはすでに老後ですが、個人的には70歳を超えてからが老後だと思っています)ピアノに転向するということも考えています。
そのためには、今から少しずつでもピアノの練習をしていかなければなりませんね。
もちろん、クラシックの曲を演奏するのはかなり困難ですので、私が目指しているのはJazz Pianoです。
ピアノはたった一人でも楽しめますし、伴奏も出来ますし、合奏も楽しめます。
それに和音が出るというのは、最高にいいですね。
ピアノという楽器ですが、意外に、年取ってからでも始めやすい楽器だと思います。
30日でマスターするピアノ教本
最後になりますが、私が大好きなピアノトリオの演奏を紹介したいと思います。
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タグ:ピアノ
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