2019年09月28日
思い出のオーディオ
私が中学の頃の友人にオーディオマニアがいました。
その彼は自作でアンプやスピーカーのエンクロージャー
等を多数作っていました。
当時の中学生としては、かなり高級な趣味ですよね。
今から考えると、彼の家はかなりのお金持ちだったのでしょう。
彼の家に遊びに行くと、所狭しと自作のオーディオ機器が
並んでいました。
それは私にとってワクワクするような空間であり、
憧れでもありました。
しかしながら、私のような少ないお小遣いで手が出せる
ようなものではありませんでした
時は流れ・・その彼とは同じ高校に入学しましたが、
私は吹奏楽部という超過酷なクラブに先輩から唆されて
入部してしまい、彼との関係も疎遠になってしまいました。
その後、大学に進学すると彼との交流がまた始まりました。
そして、この頃は、彼を中心とするオーディオマニアの仲間たちと
スピーカーのエンクロージャの製作に没頭しました。
もともと、音楽を再生するオーディオ機器が無かったので
友人から中古を譲って頂きました。
生まれて初めて手にしたオーディオアンプは
パイオニア製で木枠に入ったいかにも高そうな
機種でしたが、音質自体はモコモコしていて
あまり良くなかったと記憶しています。
おそらくそれほど高級な機種ではなかったと
思いますが、機種までは覚えていません。
ヤフオクで探してみましたが、
雰囲気はこんな感じだったと思います⇓
当時のオーディオ機器というのは、存在感があって
今見てもいいな〜と思います。
プレイヤーも中古を譲ってもらったのですが、
こちらは機種名をはっきりと覚えています。
パイオニアでPL25Eという機種です。
ヤフオクで探してみたら、何とありました。
ほんと、懐かしいですね。
本当は、アンプも自作したかったのですが、
自分にはそのスキルが無かったし、ちょっと敷居が
高かったです。
最初に作ったエンクロージャー・・というか、
最初は合板にスピーカーを取り付けただけの
平面バッフルというやつです。
スピーカーはパイオニアのPE16という
16cmのフルレンジスピーカー。
これが意外に良い音でした。
しかし、平面バッフルはいかんせん場所をとりました。
その後、本格的なエンクロージャーを作りましたが、
今のような電動工具はなかったので、全て合板を
ノコギリで切るという作業・・どうしても上手く切れず
に曲がってしまいます。ネジ止めもドライバー1本で
かなりの数のネジを止めなければならなくて大変でした。
友人の勧めで、密閉型ではなくバスレフタイプにしました。
スピーカーはコーラルというメーカーのFLAT6。
こちらも16cmフルレンジでしたが、ダブルコーンタイプで
パイオニアより音が鮮明だったと記憶しています。
その後、自作でエンクロージャーを作るという機会は
なかったのですが、オーディオ機器は色々と
安物買いの銭失いをして、最終的にLUXのCL35IIという
真空管式のプリアンプとパワーアンプは
マランツのMODEL250M、プレイヤーはデンオンのDP3000、
スピーカーは山水のSP100に落ち着きました。
オーディオとしては、それほど高価なものではありません
でしたが、自分なりの思入れはあり、長年愛用していました。
しかし、結婚して家族ができてからは大音量で音楽を
聴くということもなくなり、これらの機器はヤフオクで
処分してしまい、最近ではヘッドフォンで地味に音楽を聴いています。
ある意味で、あまりにオーディオに拘ってしまうと、
オーディオ機器のスペックばかりが気になって、
音楽そのもを楽しむということが無くなってしまいがちです。
もちろん最低限のスペックというのは必要ですが、
最近ではMP3に圧縮した音楽データでも、
ある程度満足しています。
それでも、時々、昔よく聴きに行ったJazz喫茶のように、
大音量で音楽を聴いてみたいという時があります。
オーディオ機器も、昔のものは温かみがあって
よかったですね。
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タグ:オーディオ
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