2016年12月17日
全自動デフラグツール Diskeeper 15J が4,980円!
ベクターPCショップにて、内蔵HDDの断裂化を最適化(デフラグ)するソフト、3台分のライセンスがついた「Diskeeper 15J」が25%オフの4,980円で販売されています。対応OSはWindows 7 - 10です。紹介しながら、いきなりすが、本バージョンは「外付け(USB)HDDが認識されない」という問題があります。本ソフトを購入して、PCにインストール、USB3等で接続した外付けHDDのデフラグ目的の場合、本ソフトは全く役に立ちません。そもそも外付けのドライブ(USB接続の場合のみ不可)を認識せず、開発元も対応する気はなさそうで、USBドライブはサポートしないという姿勢です。外付けであっても、(E-)SATA接続している場合は対応しています(逆に、内蔵であってもUSB接続しているHDDは認識されません)。RAID(ハードウェア/ソフトウェア)やiSCSIなどのSANストレージには対応していますが、これもUSB接続の場合は非対応となります。個人用途では外付けドライブの最適化は問題かもしれませんが、業務用途に少しでも引っかかると、外付けでは無くて小型のPCそのものにサーバーOSを組み込み、搭載ドライブそのものをNAS化することが多いので、このようなケースではそのサーバOSに本ソフトをインストールすることにより、デフラグが可能となります。しかし、そのサーバーOSとして本ソフトで対応できるものは、「Windows 10」、「Windows 8」、「Windows 8.1」、「Windows 7」でサーバー版は含まれないので注意してください。つまり、普通の「Windows 10」等をインストールしてサーバー的に使用する場合には対応ということになります。
次期バージョンになる、2017年2月に発売予定されている「Diskeeper 16J」は、本製品「15J」を購入すれば、「無償Ver.UP権」が付いてくるので無償利用可能です。しかし、新バージョンになっても「外付け(USB)HDDが認識されない」というのは変わりませんので注意してください。開発元によると、「USBタイプのHDD/SSD」への対応はもはや行わないとのことです。理由は、外付けドライブ(USBドライブ)はメインドライブとなり得ないため、デフラグ作業が必要とは考えていないとのことですが、USBで接続しているような低速ドライブにデフラグを行っても得られる効果は少ないというような意味だと受け取りました。特にUSBドライブがスリープモードに入ったりして、OSからの復旧がうまくいなかった際の処理など、ソフトウェアのトラブル要因になるのであえてカットしたのかもしれませんね。
次のバージョン、「Diskeeper 16J」には、さらに高速化する技術としてメモリーの一部をキャッシュとして活用、断片化したファイルをデフラグ処理する前に、使用可能な空きメモリーに一旦データを書き込み、クリーンで連続したデータを配置してしまいます。その結果、分割されてしまう数多くの書き込みを効率的に防止するという新技術が搭載されています。つまりもI/O(データの読み込みや書き込み)を効率的に管理して、ディスクに書き込む際は可能な限り連続したデータになるようにするという技術で、大容量メモリを搭載しているマシンには相当効果的な機能になります。
くどいようですが、本ソフトは USB接続のドライブはサポートされず、新バージョンでもそれは変わらないので、外付けドライブのデフラグ目的の方には無用の長物となります。一方、内蔵ドライブをターゲットとした場合、安定性、デフラグの効率、バックグラウンドで動作して意識的に使用する必要も無いなど、メリットは多いです。内蔵大容量ドライブを使用されている方は、検討してみていいと思います。
タグ:ベクターPCショップ
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