異例のジャクソンホール講演でドル上昇
ジャクソンホールにおける
パウエル議長の講演は「異例」でした。
冒頭から、今回は
「短く、絞って、ダイレクトに」と
短いスピーチになると明言。
過去のFRB議長の発言も交えながら、
期待インフレ率を上昇させないこと
が大事で、インフレが完全に収まるまで
市場の予想以上に引き締め期間が長引くと発言。
目先9月の利上げ幅はどうなるか、
ということに関してはヒントは
あまりありませんでしたが、すくなくとも利下げは
2024年以降になるでしょう。
米2年金利は3.48%と、3.5%に
近づく一方、10年金利はそれほど
上昇していません。それでも3.1%を超えてきました。
少なくとも、向こう1年半ほど
米金利は高くなります。
そうであるなら、
ドル買いが合理的です。
ドル円の押し目買い、
ユーロドルの戻り売り継続となります。