まずはチャートチェックから
週明け29日のニューヨーク株式相場は、大幅利上げの継続に伴う景気悪化懸念を背景とした売りが止まらず、続落で始まった。FRB議長は前週末26日、西部ワイオミング州ジャクソンホールで開かれたシンポジウムで講演。この中で、高止まりしたインフレの抑制に向け、金融引き締めを「しばらくの間」継続する必要があるとの見解を改めて強調した(Yahoo finance・JIJI.COM・みんかぶFX・FISCO)。
直近の物価指標を踏まえ、市場ではインフレが既にピークを越えたとの見方も浮上していたが、同議長の発言を受けて利上げペースの減速期待は後退。
9月のFOMCの利上げ幅は3回連続で、通常の3倍となる75bpに決まる公算が大きいとの警戒感が拡大し、この日も寄り付きから売りが先行。
米8月ダラス連銀製造業活動指数は‐12.9となった。
4カ月連続のマイナスで予想も下回った。予想を下回る結果も、3指数は、FRBの積極的な利上げを織り込み軟調。
途中、売られ過ぎから買い戻される場面もあったが、下落で終えた。
セクター別では、エネルギー株が好調で、リビアでの原油停止の懸念が世界的なエネルギー逼迫を悪化させたため、上昇した。エクソンモービル (XOM)が+2.3%、シェブロン (CVX)が+0.74%。
ネットフリックス (NFLX) が反発 (+0.58%)。広告付き新プランの料金について、月額7−9ドルと現行の広告なしの主力プラン(月額15.49ドル)の半分程度の設定を検討していると伝わった。
米国債相場はFRBの積極的な利上げを織り込み軟調。10年債利回りは3.11%まで上昇した (+2.47%)。2−10年債の逆イールド継続。
米10年債利回り上昇を受け、ドル買いも再燃し、ドル・円は138円25銭から138円708銭まで上昇。 (+0.69%)。
WTI原油は、リビアでの原油停止の懸念が世界的なエネルギー逼迫を悪化させたため、上昇した。1バレル 96.91USD(+4.14%)と続伸。
Goldは、米10年債利回り上昇を受け、1,749.4USD(-0.02%)と小幅下落。
BTCは、20,110.50USD (+0.56%)と独歩高。
「今日のニューヨーク株式相場は、大幅利上げの継続に伴う景気悪化懸念を背景とした売りが止まらず、続落。3指数は下落で終えた。
9月FOMCでの75BP利上げ観測が強まり、米10年債利回り3.11%まで上昇。ドル・円は138円708銭まで上昇。」
ドル円押し目買い正解!
ロングポジションが溜まったところでのクジラの仕掛けに注意して今日も押し目買いです