2022年05月27日
採卵の詳細!
火曜日は採卵の日でした!
色々あったので長くなりそうだから結果を先に。無事に8個の卵子を採ることができましたよ!現在培養中。無事に育ってほしいです。
さてそれじゃあ採卵前日のことから話しますね。
朝と夜に1回ずつ排卵予防の座薬を入れました。朝は7:00。寝坊してしまってほぼ起床直後になってしまったのですが、一回大きい方を出してからお尻にぶち込みます。
わぁお、お便秘気味だったからお尻がひりひりするわぁ。その上入れた後にもう一回大きいのが出そうな感覚が…っ!
耐えろ、耐えるんだ!
この程度なら!微妙なお腹の痛みも朝の忙しさできっと忘れられるはずっ!と自分に言い聞かせて仕事に向かいました。ひぃん
なんとか一日を終えて帰宅後の19:00に二回目の座薬を入れたときもお腹がぎゅるる…おやぁ?私この座薬あわないのかしら???しばらくソファーに沈み込んでいたらどうにか落ち着いて、夕食後にはOHSS予防薬を飲んで一日のお薬ノルマ終了!
あとはいつも飲んでるビタミンC、D、鉄分とついでに葉酸を飲んでおくよ!ぎりぎりまで良い卵になるようにしたいからね!おやつみたいなサプリなので23:00までに飲みきりました。この日は24:00以降の食事は禁止です。
さて採卵当日!
朝の薬のために少し早起きしました。6:00ちょうどに抗生剤と胃薬。これ以降水を飲むのも禁止になるんですが、クリニックの説明ではこの時点で少量の水で飲むように指示がありました。
だが、断るッ!!!
だってほんと無理だもの!
この時点で水少量ってことは採卵が終わる昼過ぎまで水が飲めないんですよ?!ついでに言うと寝起きだから寝る前の23:00以降禁飲食状態になっちゃうんですよ!起きるのが遅いのがいけないのかな?!6:00って遅いのかっ?!そんなことないよね?!
前回の禁飲食検査を思い出して、内心バッチバチにブチ切れながらコップ2杯のお水でごっくごくお薬を飲みました。
そして7:00。早出予定だった旦那さんが少し遅くでてもOKになったので、この時間に採精してもらいました。カップとふたに名前と時間を書いたシールを貼って、例のタンブラーに採精カップの入った巾着をぶち込みます!ぴったりサイズ!これのために作ったの?さすがお値段以上ブランド。
精子の運動機能に影響がない時間が3時間なんだそうです。
なので、その時間内にクリニックに届ければ向こうで管理してくれるから安心。とのこと。
でもそれって顕微授精前提の場合にも関係あるのかしら?
ないような気がするなーと思いつつも、旦那さんの「悪くなる前に持ってって」の言葉で最速提出を決意。クリニックが開く時間に受付するつもりで家を出ました。
10:45来院、11:15採卵の予約で2時間15分前の8:30に受付しました。早すぎて笑っちゃうわぁ。
メンズオンリーの扉の先で、尿検査用トイレでよく見るミニカウンターみたいなところに採精カップを提出。インターフォンを押して旦那さんの診察券と一緒に渡したら、確認後に診察券だけ返してくれました。
わたくしメンズじゃないのでそそくさと退散。ふぅ、むだに緊張したぜ。
カウンターの手前には採精ルームが3部屋程ありました。めっちゃ狭いんだねぇ。誰もいなくてよかったー。それにしても、あの狭さ…うちの旦那さんには窮屈だったんじゃないかな?1.5畳あるかないかの部屋にモニタを置いた机と椅子と本棚…うーん。自宅のトイレよりは広いからどっちもどっちだったのかな?
提出場所はクリニックの外だったのですが、戻ったらすぐに呼ばれたので採血カウンターへGO。
一本血を取られて待合に戻った時点で8:45。採卵予定時刻の2時間半前です。外出してもいいですよと言われていたんですが、こんな時間に外に出てもどこもやってないだろうしなぁ…禁飲食だから喉が乾くカラオケにも行けないし…うーん。
行けないと思うと行きたくなるもので、ひたすら近隣カラオケの会員証アプリをDLしてました。そしてやっぱり本を読むよ。モニタばっかり見続けるのは気が滅入るからね。紙のページを触ってるとこころが落ち着きます。
さて、採卵に備えて痛み止めの座薬を入れますよ!
排卵防止の座薬と成分は一緒。内容量がちょっと多いのかな。10:00に入れるよう言われてたんですが、本に夢中になってて少しおそく10:20にトイレへ。入れたら5分でお腹が降り始めましたよ。こんちくしょう。
必死で耐えるよー。
それにしても座薬を入れた時のお尻の掻痒感は下痢の限界時に似ててすごく嫌。そう思った後にお腹がぐりゅーと鳴るので「嫌だな」と思うこと自体がストレスになるのかも知れない…。ううう、でも今日は痛みがないのが救いかしら?
お腹あっためたら良くなってきた。思えば坐薬って冷やしてるからそのせいでお腹降るのかしら?いや、でも冷蔵庫から出してもう2時間は経ってるしなあ…まあ、落ち着いてきたからいいか。
11:30院内放送で呼ばれた!
行先は一番奥の部屋!さあ、これから採卵だッッ!!!
スリッパに履き替えて入った奥の部屋にはベッドがずらり。
その全部にカーテンがかかっていて誰がいるか、何人いるかは全く分かりません。
少し先にカウンターがあって看護師さんが待機してました。
採卵日までに提出しなきゃいけない書類の中で、ずっと持ってくるのを忘れていた住民票をここでようやく渡します。これを忘れてしまったら今日は採卵できなかったのでとっても大事。すぐにコピーして返してくれました。何点か最終確認の問答をした後、私の呼び出し用PHSの電源が切れていたことが発覚。ああ、だからアナウンスで呼ばれたのね!でも何故ー?とりあえず起動しておいてもらいました。
ひゃーいよいよだー!ベッドに案内されてお着替えです。
荷物は鍵付きロッカーに入れて、時間つぶしの本と術後の着替え用ショーツ(ナプキン貼付済)だけ出しておきました。ロッカーのカギと診察券はホルダーに入れて手首につけておくのですがちょっぴりゴム輪がきついわぁめっちゃ跡つく。手術着は不織布製の長い作務衣の上だけみたいなよくあるやつ。全裸にそれだけ羽織るのですごく寒い!
ここで先に行っておけと言われていたトイレに行ったんですが、緊張のせいか色々考えてたので鍵をかけ忘れてた…やあ、本当に人が来なくてよかった。
トイレに行ってる間に体が冷えてきたみたい!靴下だけはぎりぎりまで履いてたら良かったかも!時間はだいたい11:45。ベッドに戻ったら即お布団にもぐりこんで足先をひざ裏に、手指をわきの下に入れて丸くなってました。
じわじわ温まって来たので出していた本を読み始めます。時計も出しておけばよかったかな。と思ってたら、お隣の人が麻酔から覚めたみたい。看護師さんに「今12:00ちょうどですよ」と言われてました。ここまでで30ページ読んでたので私はラノベを1分で2ページくらいのペースで読んでるらしいです。
さらに6ページ読んだ時点で看護師さんが来てブドウ糖の点滴を入れられました。看護師さんの手があったかくて嬉しいー!すごいあったかい!相変わらず手先足先が冷えていたので幸せを感じるわー。
しばらくしたら手術室から歩いて戻る人が2人くらい通ったかな。カーテンの向こうなので音しか聞こえませんがみんな結構元気。いや、支えてる看護師さんが元気に頑張れ頑張れ言ってたのかも。その中の一人が「痛い…静脈麻酔にしておけばよかった…痛いですよ」と言ってたので静脈麻酔をお願いしておいた私の選択は間違ってなかった!
そこから123ページまで読んだ頃(12:45くらいかしら?)、眠気で読んでられなくなりました。お隣に新たな人が入ってすぐ寝息が聞こえてきたけど、多分絶食後のブドウ糖ってインスリン的なあれやそれやで睡眠薬並みに眠気を誘うモノなのよね。私も同じ行を3回読んだ時点で本は閉じました。寝ます。
はっと気づくと、いつのまにかいなくなってた反対となりの人が手術室から帰ってくるところでした。今は14:20らしいです。そこからぼんやりうとうと20分くらいしたかな?呼ばれて看護師さんに付き添われ手術室へ歩いて行きます。途中で手術室用スリッパに履き替えるんですけど、寝ていたせいで麻酔もまだなのにふわふわふらふら。
手術台はいつものアレじゃなく動かないやつ。一回横になってから自分でずりずり腰を移動させて膝をセットしました。医師は初めて見るおばちゃん先生。
看護師さん含めて3,4人いたのかな?やっぱり患者をさばくためかセカセカしてらっしゃいました。「お裾洗いますよー」の声かけがあって、裾ってなんだ?と思う間もなくお股をびしょびしょにされた上でぐいぐい拭かれる。おおう、麻酔が効いてからやって欲しいぜ。
続けて指に酸素の測定器がつけられました。ああ、だからマニキュア禁止だったのね。
流れるような動作で反対の腕に血圧計が取り付けられて、点滴には麻酔が入りました。「ピリッとしますよー」と言われてしばらくすると本当に唐辛子みたいなピリピリ感が腕に広がってく!わぁ、変な感じ!
そこから眠った記憶はないんだけどしっかりした自意識はなかったようです。薄目に映った知らない天井で灰色とオフホワイトの幾何学模様が蠢いているのを見ていた気がします。ブログに書くからちゃんと覚えておこうと思ってたのに!麻酔って不思議ですよねぇ。
何かされてる感とか時間感覚は全くなかったけど意識は途切れなかったと思うんですよね。しばらくしたら何かを言われて(おそらく「終わりましたよ」)体を起こされて、すごくあたまがぐらぐらして体がぐにゃぐにゃでした。
何にも力が入らんよ!視界もよくない気がするよ!
そして微妙に寝不足の時みたいに具合が悪いよ。こんな状態だったので多分車椅子でベッドに運ばれたのかな?よく分からないけど、抱えてもらってベッドに入ったあたりから意識がしっかりし始めて待ち時間で見慣れた天井が見えました。
なぜだか無性に悲しい?のか?感情がよく分からないんですが涙が出てきて2回くらいうぇえと嗚咽したら「え、なんで泣いてんの?」と正気に戻り涙が引っ込みました。なにこれ?
でも目を開けるのが億劫で瞑ってたら、たぬきのポン治郎が手を引いてくれて丘の上を歩いてる様子が目に浮かんできてすごく嬉しくて 「どこに連れてってくれるの?」「ぽんぽこ!」と言う謎の会話をしたところではっと目が覚めました。なんなの?
子宮頚の切除手術の時も麻酔でうなされてたらしいので、私は麻酔をかけると情緒不安定になるのかな???
その後しばらくして、看護師さんに安静時間が終わったと声をかけられました。静脈麻酔だったので一時間は経っているはずですが、ふらっふらですごくゆっくりお着替え。でも具合の悪さはもうないです。頭の横に吐いたとき用の容器が置いてあって迷惑かけたなあと今更ちょっぴり恥ずかしくなったわぁ。
この後に内診があるからトイレに行っておけと言われたので術前と同じトイレへ。鍵は閉めたぞ!戻って時計を見ると14:50でした。ん?なんだか時空が歪んでる気がする???どこかで時間を聞き間違えたかな?
まあ、いっか。11:45から待機してたからほぼ3時間で採卵終了です!
退室の時に看護師さんからは少しずつお水のんで無理しないでね。と言われたので、部屋をでたら即行で水を飲みましたね。点滴で水分を入れてもらっていてもやっぱり経口補水は大事。そしたら耐えられなくなって持参していた飲むゼリーをゆっくりだけどいっき飲みしてしましました。それでも止まらずプロテインバーも半分食べちゃいましたね。ふあぁ、生き返るっ!絶飲食で半日過ごすのはもうやりたくないよ!
食べるだけ食べた後で2階に降りると即呼ばれて内診へ。ショーツを脱ぐときにちょっとだけふらふら。
初めましてのおっちゃん先生。そしてやっぱり出た全自動クパァ機。診察は子宮内膜と卵巣の大きさを計って終わり。ちゃんと聞き取れなかったけど、左の卵巣が4cmくらいだったのは聞き取れた。4cmなのに2cmクラスの卵胞が3つくらいあったの?そりゃあピキッと痛んだりするわけだぁ。
内診が終わって15:10頃に待合で待機。
20分もせずに今度は先生とお話。さっきのおっちゃん先生です。
採卵できたのは8個!
採精したやつはやっぱり動き鈍いので全部顕微授精がいいね。
次は5月31日(火)にもう一回卵巣の様子を見ますよ!とのこと。
おおお!!3個増えてたー!!
やったね!保険適応されるのが子供1人あたり受精卵の移植6回までなので6個以上とれたら満足と思ってたから大満足だよ!
ほくほく気分でお話を終えて待合へ。
またもそれほど待たずに15:40に最後の看護師さんとのお話。今後の連絡はメールにて。受精確認が明日、胚盤胞までそだてるから凍結個数の連絡は5日後、何かあった時だけ電話。先に出してるお薬(抗生剤とOHSS予防のやつ)飲んでね。とのこと。
「他に何か気になることはありますか」と聞かれたのでずっと気になってたことを聞いてみました。
今回の不妊治療で、もしすぐに結果が出たらふたり目を検討したいと思っていたのです。なので凍結胚に余りが出れば数年保存しておいて欲しかったんですよね。だから、凍結の更新料がおいくらなのか聞いておきたかったのです。
凍結胚の更新費は自費だと22,000円だそうです。
保険適応後はまだ更新者が出ていないので調べるので待っててと言われました。次回診察時に教えてくれるそうです。
事前確認必須の動画や各種術式の料金は更新されてるんですが、検査説明書に書いてある料金などの細かいところがまだ直せていないと言っていたので、クリニック側も4月からの保険適応の対応が大変そうでした。
あっちの資料とこっちの資料で金額が全然違うということも起きちゃってるみたいなので、しばらくは直接看護師さんに確認を取るのが確実っぽいです。(なお、先生に聞くと間違ってる場合がある…ような気がします※個人の感想です)
さーて今回のお会計です。
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夫 0円※受付して採精カップ提出時に診察券を使用しましたが料金発生しませんでした。
私(保険)19,740円(自費)360円※麻酔材料費
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合計 20,100円
採卵数によっては料金が高くなりますよと言われてましたが、さすが保険適応後の金額!ありがたいぜ!!
ちなみに明細には
採卵術 採卵加算(6個から9個まで) 87,190円
とありました。これプラス検査や点滴なども入ってくるので保険がなければ私のアルバイト月給が吹き飛ぶところでした。
15:55解放です!
今日も長かったね!自主的に拘束されてた感もありますが、7時間25分だってさ!!この後、ぽわぽわ歩いてたら南と西を間違えてバス停から遠ざかっておりました。
気を付けて!家に帰るまでが不妊治療よ!
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