トラック運転手の仕事は荷主さんから預かった荷物を依頼された場所に配達をする仕事です
配達する荷物の種類や 使用するトラックによって作業方法などは違うので 積み込みや
荷降しなどの際にかかる作業の大変さはまちまちです
特に大型トラックなどは車体が大きく荷台も広いので たくさんの荷物が積める為
バラで荷物を積み降ろしする仕事となると時間も体力もたくさん使い 大変な作業になります
しかし同じ大型トラックの場合でもパレット積みの荷物の場合は体をあまり使う事が無く
フォークリフトなどの機械によって積み降ろしを行う為 時間もかからず楽に作業が出来るので
雑貨便や貸し切り運行など 手作業で荷物を全て積み込む場合と比較すると
作業に掛かる労力にかなりの違いがあります(◎_◎;)
運ぶ荷物によって運搬の仕方や作業方法がそれぞれ違うので荷物の積み降ろしに掛かる
作業の大変さはまちまちです
バラ積み パレット積みでは 作業に掛かる時間や体力的なきつさなどどれくらい違う物なのか
作業内容を比較して見て行く事にしましょう(-ω-)/
目次
バラ積み パレット積みとは
バラ積み パレット積み どのくらい作業に時間が掛かる?
バラ積み 作業
パレット積 作業
乗務するトラックによって バラ パレットまたはカゴ輸送が決まる場合がある
バラ積みは体力勝負
まとめ
バラ積み パレット積みとは
積み込みの際荷物を積む方法は大きく分けて2通りあります
1つはパレット積みで パレットの上にまとめて積まれた荷物を トラックへパレットごと
積むという方法です
主にトラックのウイングを開放して 横側からフォークリフトなどでパレットをトラックへ
積み込みます
パレットをトラックの荷台に積みつけるだけの作業になるので比較的短時間で積み込みを
終わらす事が出来ます
そして2つ目は バラ積みで大きい物 小さい物 様々な荷物を1個ずつ手作業でトラックへ
積んでいくやり方です
物流センターなどのホームにトラックをバックで着けて 荷台の後ろ側から荷物を積み込む場合と
トラックのウイングを開放してフォークリフトでパレットに乗った荷物を横側から荷台に上げてもらい
パレットから1個ずつ荷物を取って積み込む場合があります
場所によっては荷物の積み降ろしの際にパレットローラーやハンドリフトを使用する場合が
ありますが基本は積み降ろし作業などは全て手作業で行います
パレット積みの場合と比べると 時間も手間も掛かり大変な作業になります(≧◇≦)
バラ積み パレット積み どのくらい作業に時間が掛かる?
小型トラック
バラ積みの場合 積み込み時間 約30分〜1時間
主に小荷物の宅配や集配のトラックがこれに該当します
荷物は小さい物が多く一個あたりの重量も余りないですが 配達する件数が多くなると
それだけ荷物や配達先の確認作業も増えるので 積み込みには時間が掛かるようになります
荷降しの事を考えて配達順にそれぞれ積んでいくので積み込みには時間が掛かります
先に配達する荷物は荷台の手前 後から配達する荷物は荷台の奥の方に積むなどある程度
整理しておかないとトラックの中が一杯だった時などは荷物が取れなかったりどこに何が
あるのか分からなくなります
小型トラックでもパレット積みの時もありますが積載量が少なく荷台も狭いので パレットで
荷物を積んでしまうと他の荷物が乗らなくなります
その為ほとんどの場合がバラ積みになります
小型トラックは車両も小さく 小回りが利く為 比較的 近距離の配達や集配で主に使われます
中型トラック
バラ積みの場合 積み込み時間 約1時間〜2時間
パレット積みの場合 積み込み時間 約30分〜1時間
ある程度まとまった荷物を運ぶので(小口ではない)配達する件数は小型トラックと比べると
少ないですが 積載量は多く 荷物をたくさん積める為 積み込みにはそれなりに時間は
かかります
中距離や貸し切り運行の場合はバラで荷物の積み降ろしもありますが中型トラックの場合は
バラとパレットを混載で積み込む事もあります
地場の配達などでは小型トラックが積めない荷物(積んでしまうと他の荷物が乗らなくなる)
を中心に中型トラックで配達をするので数量の多いまとまった荷物を主に扱います
配送距離は近距離から中距離が主で運行内容や荷物によって 積み込みに掛かる時間は
それぞれ違います
大型トラック
バラ積みの場合 積み込み時間 約1時間半〜3時間
パレット積みの場合 積み込み時間 約30分〜1時間
主に雑貨便・貸し切りなどの長距離輸送に使用されます
大型トラックはたくさんの荷物を積み込む事ができるので 作業には大変時間がかかります
バラかパレット積みかによって作業内容は違いますが ウイング車の場合は横から積み込む事
も出来ますが積み荷によってはホームにバックで着けて後側から積み込みや荷降しをする
事があります
荷台が広くたくさんの荷物を積める事からバラ パレット カゴ車 等様々な形の荷物を
積む事ができます
配送距離は主に長距離がメインですが 近距離の配達をする事もあります
バラ積み 作業
積み方にはコツがある
トラック運転手が手積みする物とは 日用品 食品 電器製品 家具 など
いわゆる雑貨類です
((+_+))
実は 雑貨類の手積みは比較的きつい作業だといえます((+_+))
荷物の形は段ボール箱だけでなく袋状 棒状になっていたりと様々で積み荷は重量の軽いもの
から重い物まであり 積み方としては比較的 案定した形の荷物を下に置き その上に軽い物
を乗せて行きます
なるべく隙間が出来ないように積んでいくのが崩れずに積んでいくコツです
その際に 割れ物 上積み厳禁 天地指定 等 荷物の確認が必要で指定された以外の
積み方をすると荷物の破損に繋がる恐れがあるので注意が必要です
(現場で積み方の指示がある もしくは荷物に注意書きがしてある)
貸切り便などの場合 同じ形の物をたくさん積む時がありますが その時は積み荷にあわせて
積み方を変えていきましょう
積み方にはそのまま上に乗せる方法や 向きを変えながら組んでいく方法があります
積み方に指示や指定がある場合はそのやり方に従い 特に指示が ない場合は自分で
考えて荷崩れを起こさない様 積んで行きましょう (/・ω・)/
この辺は 運転手の経験やセンスが重要になります
積み方が悪いと 荷物が崩れたり 指定された数量の荷物が積みきれなかったりする
場合があるからです
積み降ろし作業は力まかせに行わない
トラックの手作業での積み降ろし作業は 体力とスピードが必要ですが体への負担を
軽減する事や正確で丁寧な荷扱いも大切です
力まかせに荷物を持ち上げたりして扱うと荷物が破損をしたり 腰を痛めてしまう
かもしれません ( 一一)
コツや要領もありますがなるべく体に負担がかからないような方法で荷降しをする
必要があります
特に重い荷物を持ち上げる時は腰の力で持ちあげるのではなく腕や足の力を使って体全体
で持ち上げるイメージで持つ 事が大事です
体への負担を少なくして作業スピードを上げるには積み下ろしの際 荷物と積み付ける
場所への移動距離を出来るだけ少なくしましょう
距離を最小限にする事で体への負担を減らすだけでなく 時間も短縮できて早く荷物の
積み降ろしをする事が出来ます
荷物を持つ手の位置も工夫しましょう
箱の側面ではなく対角線上の角を斜めに持つようにすると力のバランスが取り
易いとされています
体をそらせるような体制で荷物を抱え込むようにし 常に荷物が体から離れないようにしましょう
パレット積 作業
フォークリフトへ乗るには資格が必要
トラックへの荷物の積み降ろしにリフトなどの機械で作業を行うと時間と労力をかけずに
行う事が出来ます
しかし リフトを運転するには資格が必要になってきます
たいていは積み降ろし先のリフトマンが作業を行ってくれますが 場所によっては 自分で
リフトに乗って作業をする事があるので トラックを運転する仕事をするならフォーク
リフトの資格は取得しておきましょう
荷物の養生をしっかり行う
トラックへのパレットでの積み付けは パレットに乗った荷物が崩れたり 圧迫され破損
しないようにストレッチフィルムなどで荷物を固定 パレットの間に緩衝材などを挟むなど
して養生しておきましょう
乗務するトラックによってバラ パレットまたはカゴ輸送が決まる場合がある
荷物の積み降ろしなど 作業方法は 会社の業務内容や車種の特徴によって決まる場合が多いので
勤務する会社や乗務するトラックの種類によってある程度運ぶ荷物は限定されてきます
小型トラックの場合は 企業や コンビニ・スーパーへの配送などを行う
宅配や集配のバラ荷物が中心になります
小型トラックは 大型 中型トラックと比べると車両が小さく小回りが利くため
どちらかと言うと一度にたくさんの荷物を運ぶよりかは小口の小荷物などをたくさん
配達して回る事に向いている為です
中型 大型トラックは バラ もしくは パレット カゴ 輸送といろいろです
輸送する荷物によって変わりますが積載量が多い事から 主にたくさんの荷物をまとめて
運ぶ事が多い為です
運ぶ荷物も様々で作業方法もいろいろですが 積み降ろし先がバラでの作業指定ならバラで
パレットやカゴでの作業指定ならパレットやカゴで作業をするといった感じで 請け負った
仕事によって決まります
主な輸送例
バラ 雑貨便 路線便
パレット 飲料 医薬品 化粧品(貸し切り便) 倉庫間横持
カゴ 物流センター便
上記のような形が多いです
また車種によっては特殊な装備をしているトラックもあるので 運ぶ荷物はある程度
決まってきます
冷凍冷蔵車 食品をバラで積み降ろしをします
主に食品を運搬するのに使用され食材を扱う
スーパーやコンビニ 生鮮食品やアイスクリームなどの冷凍菓子を運びます
パワーゲート車
カゴの作業が多い 機械やプロパンガスなども運ぶ事がある
荷物を昇降する為の専用装置が付いているので 特定の荷物が運ぶ対象となります
バラ積みは体力勝負
バラ積みはとにかく体力が勝負です
車両が大きくなればなるほど詰める荷物の量も増え 積み降ろしに掛かる時間は多くなり
体力もたくさん使います
要領やコツはありますがとにかく体力は必要です
大型トラックの荷台に荷物を 満車積むと 本当に大変です
トレーラーも大変です (≧◇≦)
特に夏場など暑い時期はバラ積みは重労働で水分を補給したり 休憩をしないと
とてもじゃないけど体がもちません
体力に自信がなければ パレット輸送などしかない 楽な運送会社に就職しましょう
運送会社によってはバラ積みが多い所やそうでない所があるので事前に調べておくといいです
ただバラ積みの方が体力的にきつい分 給与面での待遇が若干良い傾向にあります
しかし何処に行っても完全に手作業が無い所はなく 少なからず 手作業が発生するので
全く作業をしたくなければ ダンプとかローリー車 バスなどを運転する仕事を選びましょう
まとめ
トラックを運転する仕事をすると 必ずと言っていいほど 手作業が発生する時があります
会社が持っている仕事や運転するトラックの種類によって作業内容は違いますが
担当する業務によってはとても過酷で重労働な仕事です
これから運送会社で勤務してトラック運転手を目指そうという人の中で
体力に自信がある人は良いですが 体力に自身がない人は求人募集を出している運送会社
の仕事内容をよく確認して応募してみてはどうでしょうか
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