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2022年04月01日

【引越歴14回!】それでも私がマイホーム購入にこだわる3つの理由

あなたはマイホーム購入派?それとも賃貸派?
賃貸の更新や子供の入園・入学を機に、マイホームの購入を検討される方も多いのでは
ないでしょうか?

私は、断然マイホーム購入派です!

そこで今回は、私がマイホーム購入にこだわる3つの理由について
お話したいと思います。

<目次>
1.私がマイホーム購入にこだわる3つの理由
2.住宅ローンの返済ができなくなったらどうする?
3.いざという時に困らないために知っておくこと
4.まとめ


上京してから独身時代に4回、結婚してから2回、離婚後に地方転勤も含め8回(うち2回は購入)
計14回もの引越マニアで、元不動産営業マンの私が、実体験から考えたことをお話しします。

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1.私がマイホーム購入にこだわる3つの理由

購入理由@…「住宅難民になりたくないから」

賃貸借契約の際、保証人や保証会社の保証が必要になります。
保証人は収入があることが前提なので、親に頼むにしても収入のある年齢までということになります。

私は、これまで親に保証人を頼んでいましたが、自分の年齢とともに親も歳をとっていくので、
いつまでも元気で働いているとは限りません。

最近は、保証会社の審査も必須のところも増えましたが、これも過去の信用情報や現在の就業状況に
よって、必ずしも保証が受けられるとは限りません。

そういう意味では、急なタイミングで引越しせざるを得ない事情が生じた場合、
誰にだって自宅難民になる可能性があると言えます。

私は過去に事務所の家賃が払えなくなったり、会社が破産して民事再生した経験もあり、
いくつかの保証会社からNGになり、本当に自宅難民になりかけたことがあります。

住む家がなくなるという不安感は、実際に直面した人しかわからないかもれません。

購入理由A…「家を借りる際の無駄な諸費用を払いたくないから」

賃貸業はオーナーありきの商売です。

しかし、家を借りる際に当然にかかる諸費用等が、”オーナーの意向で”という言葉を隠れ蓑に、
管理業者(貸主側の仲介会社)の都合で一方的に決められる慣習に疑問を持っています。

●【仲介手数料】
→賃貸借契約時の仲介手数料は、宅建業法上、貸主・借主双方から合計で賃料の1ヶ月分です。
貸主・借主それぞれから賃料の0.5カ月と考えるのが妥当です。
しかし、実際にこれでは商売として成り立つわけがありません。

●【礼金】
→上記のような理由から業法違反にならないよう、管理会社(貸主側の仲介会社)は、
借主から礼金を取って、これを貸主から別の名目でバックしてもらうのが暗黙の了解になっています。
礼金は、貸主のためではなく、仲介業者のためにあるのです。

●【敷金】
→実際には退去時の原状回復費用等でほとんど返ってきません。
私は、1回目の更新前に退去した場合、敷金1ヶ月分は返還しない旨の特約を付けられたこともあります。

●【鍵交換費用】
→実際に新しい鍵が設置されているとは限りません。
管理会社が、同じアパートで入居者が変わる度に、違う部屋の鍵を使いまわしているのを見たことが
あります。

●【24時間サポート】
→頼んでもないのに、まったく不要なサービスです。
ただの押し売りです。

●【害虫駆除・室内消毒】
→本当に実施されているかわかりません。
管理会社は、退去後に前入居者の費用でクリーニングしているはずです。
頼んでもないのに、これから入居する借主が負担しなければならないのかわかりません。

●【入居者保険】
→管理会社が保険会社・商品を指定するのはおかしいです。
自分でちょっと探せば、同じ補償内容で保険料が半分以下の商品をすぐに見つけることができます。
保険料の中に保険会社からのバックが含まれており、これも管理会社の収入源の1つだからです。

●【退去時費用】
→オーナーが次に貸すための準備費用です。
ルールが不明確で正当とは言えません。
交渉するといくらか安くなりますが、だとしたら最初の見積もりは盛られていたということです。

●【更新料】
→更新の手続きと言っても、契約書に署名・押印し、郵送するくらいのことです。
事務経費だけで十分ではないでしょうか?
2年に1度、賃料の1カ月分を更新料を請求されるなんて到底納得できません!

私も元々不動産仲介業者だったので、これらが必要でないことも知っています。
また正直に仕事すると管理会社・賃貸仲介業者は成り立たない裏事情もよく理解しています。
だからこそ、本来必要のない費用を負担するのは絶対嫌です!

購入理由B…「自分でカスタマイズした部屋で快適に生活したいから」

賃貸物件と分譲物件の一番の違いは、キッチンやトイレ・洗面所などの水回り設備や床や扉などの
仕様ではないでしょうか?

同じ住むなら快適に生活したいですが、賃貸住宅の多くは残念ながらそのような仕様や造りには
なっていません。

壁に絵を飾るのでさえ、壁に穴を開けてはと諦めてしまいます。

今は、中古のマンションを購入し、入居後にクローゼットを増設したり、壁や天井にアクセントクロスを
貼ったり、玄関やリビングの壁に絵をたくさん飾ったりして楽しんでいます。

老後はお風呂に手すりを付け予定で、より快適に暮らすためにお部屋がカスタマイズできるというのは
マイホームを手に入れる大きなメリットだと思います。

賃貸の場合は、長く住んだからと言って定期的にリフォームしてもらえるわけでも、賃料が安くなるわけでもありません。

自分が負担しなくて良いのは、せいぜい生活に支障をきたす給湯器が壊れた時くらいではないでしょうか?





2.住宅ローンの返済ができなくなったらどうする?

購入時のデメリットで、ローンが払えなくなった時のリスクがあげる人がいますが、
賃貸だったら賃料が払えくなってもどうにかなるというのでしょうか?

もし、家賃払えなくなったら、「払わないなら出て行け!」って追い出されるだけしょう。

次の住処を確保するためには、それなりに費用もかかりますので、全力で目の前の賃料を払う方が
合理的で、実家でもあれば帰れますが、その時は仕事やこれまでの生活を捨てなければならない方が
ほとんどでしょう。

一方、住宅ローンを組んでいる場合は、まず借りている金融機関に相談して、一定期間、元金据置
(利息だけ払う)にしてもらうこともできます。

また、自宅を担保にお金を借りる、売却する、賃貸に出すなど、色々な手段が考えられます。

ただ、売却するとなると、家を売ったお金で住宅ローンを完済しなければならないので、
売却金額が住宅ローンの残債額を上回る必要があります。

もし、家を売った価格だけで住宅ローンの残債が完済できない場合、その差額分は自己資金で補え
なければ売却できないことになります。

これは購入時にほぼ決まってしまいますので、そのようなリスクが極めて少ない物件選びをすることが
とても重要になってきます。

3.いざという時に困らないために

つまり、最悪の場合は、手放せる(売却できる、賃貸に出せる)流通性の高い物件を選んでおくことが
最低条件です。

そのうえで、数年後に売却する場合、最低でもその時点でのローンの残債額を上回る金額で売れる物件を
選んで購入することです。

そのためには、購入者が物件を探す際に重視する条件を一つでも多く満たせるような需要の高い物件を
探すことです。

例えば・・・
・人気エリア・街
・利便性の高い沿線・駅
・駅近の立地
・人口増加傾向のエリア
・地形的なリスクが少ないエリア
・高低差の少ない地形
などです。

注文住宅を建てるために、上記の要件をいくつも妥協していくような進め方がもっとも危ないやり方です。

注文建築は施主の希望は満たしていますが、中古住宅として売却する際に、そのこだわりや思いは価格に
反映されません。

また新築マンションも新築の購入時は売主の言い値ですが、人が住んだ瞬間から中古マンションとなります。

1年しか住んでいなくても、売る時は中古マンションの市場価格で、同一需給圏内での他の中古マンションとの比較で価格が決まるということを理解しておきましょう。

まとめ

「購入か賃貸か?」は、人によって前提条件が異なりますので一概には言えません。

私は住宅ローンの仕事をしているので、客観的な立場でお客様に購入理由を聞くようにしていますが、
「家賃を払い続けるのがもったいないから」と、家賃という比較軸だけでマイホームの購入を進めている
方が多く、とても不安に思います。

なのに、住宅ローンの月々の返済額が現在の家賃よりも多かったり(他にも固定資産税等もかかります)、
自己資金がまったくなく、諸費用はもちろん引越代まで借りなければならないような無理な計画の方が
多いことに驚かされます。

そこまでしないと買えない人は、その物件を買ってはいけないのです!

マーホームを物件を購入することによって、自由で快適な生活を手に入れられるどころか、今後の人生を
縛られ、本末転倒になりかねません。

現在の家賃との比較だけではなく、今後20年、30年先までの自分や家族の生活の変化、仕事や学校、
収入や体力、家族構成なども想像しながら、本当に必要な条件を物件のイメージを絞り込んでいくことです。

また、ずっとそこに住むという感覚ではなく、もし売却することになったら、どんな人が、どんなニーズで
この物件を購入してくれるだろうか?イメージして、目的を持った物件選びをすることをおすすめします。



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