2016年08月01日
お盆のお供え【クセがあるけど日本初の味 清浄歓喜団】亀屋清永
白檀、桂皮、竜脳など仏教で言う「清め」の意味を持つ七種類のお香をこし餡に練りこみ、米の粉と小麦粉で作った皮で包み、上質の胡麻油で揚げています。
八つの結びは八葉の蓮華をあらわし、形は金袋になぞらえています。
また中身は、伝来当時は栗や柿、あんずなどの木の実を、かんぞう、あまづらなどの薬草で味付けしたらしく、現在のように小豆餡を用いるようになったのは、徳川中期以降のことです。
弊店は、その秘法を比叡山の阿闍梨(あじゃり)より教わったもので、精進潔斉の上、月に一日と十五日を中心に調製しています。
お召し上りの際、もう一度軽く焼くといっそう香味が増して、お味がよくなります。
千年の歴史の味をぜひご賞味ください。
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