2024年03月29日
ちょっとだけMリーグ#299
今回もMリーグの一局だけを掘り下げていきます。
今日の主役は堀 慎吾プロです。
まずは動画からご覧ください。(動画8:02)
https://www.youtube.com/watch?v=U_TQYmbFUmw
2024年1月18日 第2試合
南4局 1本場 ドラ
東家 堀 慎吾 12800
南家 魚谷 侑未 11300
西家 渡辺 太 15600
北家 高宮 まり 60300
(敬称略)
堀さんが一度アガった直後の1本場。
トップ目・高宮さんが余裕のあるデカトップ目。
二着目・太さんは何点でもアガれば二着、高宮さんへ三倍満直撃かダブル役満ロンかツモでトップ。
三着目・堀さんは太さんへ1500直撃か2900ロンか700オールツモで二着目。(連荘)
最後にラス目・魚谷さんは堀さんへ1000直撃や1300ロンや300−500ツモで三着。
太さんへ2000直撃や5200ロンや700−1300ツモで二着。
リーチ棒が出て高宮さんへ三倍満直撃かダブル役満ロンかツモでトップ。
最初に親・堀さんの手は
ドラ堀手牌
赤もドラもないメンツ手4シャンテン。
イーペーコーの可能性があるくらいであまり高くなりそうもないですが、赤やドラを使いやすい形にはしておきたい。
ツモ打
次に南家・魚谷さんの手は
ドラ魚谷手牌
ドラ1のメンツ手4シャンテン。
ラス回避したい魚谷さんはノミ手(リーチ1300でも一本場1600で三着)でもリーチしたい状況ですが愚形受け入れが多くテンパイスピードは遅そう。
できればピンフ変化や赤引きドラ引きしながら二着逆転手に育てたい。(5200ロン、700−1300ツモなど)
ツモ打
続いて西家・太さんの手は
ドラ太手牌
赤1のメンツ手3シャンテン。
を引くとイーペーコー、とあるとを引いてリャンカン形になるので見落としやすい形です。(それ+くっつき)
が活きる形もあるので字牌切りが良さそう。
ツモ打
最後に北家・高宮さんの手は
ドラ高宮手牌
オタ風を含めた3トイツながらドラ2の4シャンテン。
鳴きづらい形なのでメンゼンで進めながら親への放銃にだけ気をつけたい。
ツモ打
4トイツになればチートイツ、2〜8が増えればタンヤオ・ドラ2で鳴きやすくなります。
次巡、堀さんは
ドラ堀手牌
雀頭候補ができた4シャンテン。
同巡、太さんは
ドラ太手牌
リャンメン受け入れだらけ、ピンフになりそうな2シャンテン。
2巡後、堀さんは
ドラ堀手牌
ドラ受け入れのできた3シャンテン。
同巡、太さんは
ドラ太手牌
ツモによってはマンズ2メンツまであるかもしれません。
次巡、太さんは
ドラ太手牌
ツモ打して受け入れの1シャンテン。
同巡、高宮さんは
ドラ高宮手牌
やっと3シャンテン。
次巡、太さんは
ドラ太手牌
テンパイ即リーチ、待ち。
で高目タンヤオが付く2600〜5200。
待ちは山に3枚、は4枚の計7枚。
太捨牌
リーチ一発目、高宮さんは
ツモツモ切りドラ高宮手牌
オリてもトップ率が高い高宮さんは現物ツモ切り。
その後、堀さんは
ドラ堀手牌
ここから1枚切る場面。
このオーラス、太さんが満貫ツモなら2000−4000で親カブリの堀さんと子・魚谷さんの点差が2000点縮まり堀さんラス。
この手は雀頭、、で3メンツ、浮いているのはの4枚。
リーチに切られた数牌はで、リーチの手は真ん中(5)〜上(789)を中心とした手に見えます。
そう考えると2スジにかかるは切りづらい2枚。(、、、と上メンツにも当たる)
問題は宣言牌との2枚。
もしが当たるならからの切りとからの切り、からの切りとタンキ待ちがありそう。
まずはリャンメンにとれるのにカンチャンにとるのは123三色やチャンタ、純チャンくらいだと思われますがを切っていて3枚見えならそれも無さそう。
次には宣言牌になる形がたくさんあり過ぎてが当たるのがこの形とくらいと可能性が低め、タンキはチートイツくらいですがリーチ付近の切りからトイツ手には見えず、タンキ待ちではなさそう。
堀さんはここから打。
魚谷さんはこのポン打。
ポンドラ魚谷手牌
鳴いてタンヤオ3シャンテン。
遠い仕掛けながら、ラス目の魚谷さんはテンパイ以上にしたい。
同巡、高宮さんはツモツモ切り。
次巡、堀さんは
ドラ堀手牌
ここから1枚切る場面ですがどちらかを切れば1シャンテンになりますが、どちらも切る根拠に欠けます。
堀さんは現物のスジ打。
ここは一旦、切りで回り、へのくっつきを見たい。
同巡、高宮さんは打。
次巡、堀さんは
ドラ堀手牌
トイツ落としした2シャンテン。
同巡、魚谷さんは
ポンドラ魚谷手牌
タンヤオ・赤・ドラの2シャンテン。
次巡、堀さんは
ドラ堀手牌
太さんの当たり牌を重ねて打。
1シャンテンになり勝負するのは1枚で良くなりました。
同巡、魚谷さんは
ポンドラ魚谷手牌
赤2+ドラの満貫2シャンテン。
また同巡、高宮さんはリーチ現物になったばかりの打。
2巡後、堀さんは
ドラ堀手牌
ツモ打してダマテン(ヤミテン)、待ち。
待ちは山に1枚ずつ計2枚。
同巡、魚谷さんは
打ポンドラ魚谷手牌
堀さんがを通し3枚、2枚見えでペンチャン待ちとカンチャン待ちはワンチャンス。(リャンメン待ちはが通り否定)
魚谷さんは打して受け入れの1シャンテン。
同巡、高宮さんは打。
次巡、魚谷さんはツモツモ切り。
これが堀さんへの放銃に。
ロンドラ堀手牌
ピンフ・イーぺーコー・ドラ、5800の一本場6100点。(リーチ棒+1000)
親連荘で堀さんは3本場まで粘りを見せるも、高宮さんが500−1000・3本場を決めてトップ。
高宮 +83.2
堀 +5.0
太 −26.2
魚谷 −62.0
この局で5800・1本場をアガり二着率を高めた堀さんの一局をお送りしました。
今回のまとめ
・親かぶりで縮まる点差を意識
南4局 1本場
東家 堀 慎吾 12800
南家 魚谷 侑未 11300
西家 渡辺 太 15600
北家 高宮 まり 60300
現状は魚谷さんがラスに一番近いが、子の満貫ツモなら親が子の2倍払うので堀さんがラス。
つまり子1600−3200ツモ以上なら魚谷さん三着。
・押す牌が二枚以上あり決められない時はシャンテン数戻し
太さんからリーチが入り
太捨牌
リーチに切られた数牌はで、リーチの手は真ん中(5)〜上(789)を中心とした手に見える。
そう考えると2スジにかかるは切りづらい2枚。(、、、と上メンツにも当たる)
ドラ堀手牌
堀さんはここから1枚切る場面だが2枚も無スジを押したくない。
そんな時は雀頭や通りそうなメンツを落としてシャンテン数戻し。
堀さんは現物のスジ打。
後にテンパイした堀さんは
打ドラ堀手牌
こうなると押すのは1枚だけなので打ダマテン。
切る牌が複数で決められない時は切る牌を保留しながら後のツモに聞いてみる。
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