2021年07月19日
点数計算(符計算)を学ぶ#4
過去3回で忘れている部分もあると思いますから、符計算での大切なルールをおさらいしてみましょう。
・ツモ・ピンフは20符固定(符の増減なし)
・点数の十の位は切り上げ
・符の一の位は切り上げ
・待ちが複数で役が変わらない時、高くなる方の待ちを取る
・門前(メンゼン)ロンの基本符は30 ←NEW!
・門前(メンゼン)ロン以外の基本符は20(鳴いたピンフ形は30符扱い) ←NEW!
ここで新しいルールが2つ出てきましたね。
「基本符」という言葉は前回チラッと出てきましたが、あえて触れずに流していました。
符計算をする時は、必ずこの基本符に手牌の形や待ちの形の符を加えて計算します。
メンゼンロンはリーチをかけてもかけてなくても出アガリであれば基本符は30符になる決まりです。
たとえばツモ・ピンフだと20符固定なのに、メンゼンのピンフのロンなら30符になり、アガリ点が少し変わります。
この基本符の20符のことを副底(フーテイ)と呼び、メンゼンロンになると20+10=30符になり、この加算された10符を門前加符(メンゼンカフ)と呼びますが、この呼び名まで覚える必要はありません。
上のルールをふまえた上で、実際に計算してみましょう。
例題1
子で
ロン
この手牌の役はタンヤオ・三色同順でヤミテン(ダマテン)のアガリです。
符を計算すると
30(基本符)+0(345m)+0(22p)+0(345p)+0(345s)+0(678s)+0(ロン)+2(カンチャン待ち)=32符
ここで符の一の位は切り上げルールが出てきます。
32→40符に切り上げでこの手は40符三飜のアガリ。
この40符に飜数分の2をかけていくのですが、現在のルールでは場に二飜ついているルール(場ゾロ)のため、アガリの三飜分以外にもこの場の二飜分の2もかけていきます。
40×2×2×2(タンヤオ・三色)×2×2(場ゾロ)=1280
9
↑これはツモった場合の子一人分が支払う点数で、子でロンアガリの場合はツモの(親+子2人分)をロンされた人がすべて支払います。
以前も言いましたが親は子の2倍支払うルールがあります。
ですので親1人分=子2人分だと言えます。
親+子2人分=子4人分でこれを先ほど出した1280に×4します。
1280×4=5120
十の位を切り上げで5120→5200点が答えになります。
答えは5200点
例題2
親で
リーチツモ ドラ 裏ドラ
9sをリーチしてツモった時のアガリ点を出してみましょう。
役はリーチ・ピンフ・ツモ・ドラの四飜。
ツモ・ピンフの符は20符固定なので20符。
20×2×2×2×2(四飜)×2×2(場ゾロ)=1280
アガリが子ならこれが1人が払う点数ですが、親の場合はこれに×2します。
1280×2=2560
点数の十の位を切り上げて2560→2600点が子1人の支払う点になります。
答えは2600点オール(払うのは子3人だから)
たとえばこれがツモではなくロンであれば2560×3=7680→切り上げ7700点のアガリになります。
例題3
親で
リーチロン
リーチして2pをロンしたアガリです。
この場合の役はリーチ・タンヤオ・ピンフの三飜。
メンゼンロンなので基本符は30符。
30+0(22m)+0(456m)+0(234p)+0(567p)+0(456s)+0(リャンメン待ち)+0(ロン)=30符
ピンフの場合、+される要素がないのは計算してもわかります。
30×2×2×2(三飜分)×2×2(場ゾロ)=960
これはツモった時の1人分につき
これに子3人分の×3と親の×2をしていくと、
960×3×2=5760
この十の位を切り上げて5760→5800点
答えは5800点 となります。
今回のまとめ
・ツモ・ピンフは20符固定(符の増減なし)
・点数の十の位は切り上げ
・符の一の位は切り上げ
・待ちが複数で役が変わらない時、高くなる方の待ちを取る
・門前(メンゼン)ロンの基本符は30
・門前(メンゼン)ロン以外の基本符は20(鳴いたピンフ形は30符扱い)
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