2021年07月15日
点数計算(符計算)を学ぶ#1
今回は点数計算についてです。
初心者の方がつまずきやすい障害の一つが、点数計算になります。
子の30符1飜は1000点で、親の30符1飜は1500点です、終了。
おつかれさまでした〜〜〜〜〜〜!(早退)
と、これで終わるわけがないですね。
満貫未満の点数申告に自信がないから満貫以上のアガリしか狙わない!という人も中にはいらっしゃるかと思います。
なぜ点数計算ができた方がいいか?と言えば、四者の持ち点が微差のオーラスで何点のアガリならトップになるのか計算ができなくなるからです。
例えば
A 22400
B 27200
C 26100
D親24300
ラス目(四着)のAが自分だとして、トップ目のBを逆転するには1000−2000ツモ(アガリ4000+相手のマイナス1000=5000点縮まる)かBから2600ロン(2600×2=5200点縮まる)が必要になりますが、点数計算ができない人はこの条件の計算すらできなくなってしまいます。
あるいは三着に上がるにも400−700ツモや2000ロンとか、二着になれるには800−1600ツモとか3900ロンでいいのもすべてわからないということです。
アガリ点を見る時の一つの区切りが満貫(子8000、親12000)になりますが、満貫は4・5飜、その上が跳満で6・7飜(子12000、親18000)、満貫の倍だから倍満で8・9・10飜(子16000、親24000)、その上は満貫の三倍だから三倍満で11・12飜(子24000、親36000)、その上は四倍満こと役満で13飜以上(子32000、親48000)となります。
今回は満貫(子8000点、親12000点)未満の点数を中心に説明していきます。
アガリ点数は符と飜数で決まってくるわけですが、今は符の計算は置いといて、アガリ点がどう決まるのか?について少し語ります。
基本的には
(符)×(飜数分の2)=アガリ点
これがツモアガリの際に1人が支払う点数になります。
ならロンアガリの時はどうなるかと言えば、この点数に×4(親+子2人分)したり×3(子3人分)して×2(親番時だけ)したりするのですが、それについては次回以降で話します。
最初に子の30符1飜は1000点と言いましたが、これが40符になると1300点になります。
ということは40符は30符の約1.3倍だから1300点だとも言えるわけです。
同様に50符1飜は30符の約1.6倍だから1600点になります。
なら60符1飜は30符の2倍だから2000点となるわけですね。
飜数が増えても方法は一緒で、30符1飜が30符2飜になると1飜に×2するだけなので1000×2=2000点となります。
ということは、
40符2飜は1300×2=2600
50符2飜は1600×2=3200
60符2飜は2000×2=4000となる所ですが3900が正解です。
↑の3900になる違和感については後の回で解説します。
ここで何かに気づかないでしょうか?
子の30符2飜=60符1飜=2000点だということに。
符が2倍になるのと飜数が1増えるのが同じ意味だということです。
あと、もう1つ大事なことがあります。
ピンフでツモった場合のみ、20符計算になります。
ということは最低2飜になるので20符1飜は存在しません。
先ほど言いましたが、符が2倍になる=×2するということは、符が半分になる=÷2するとも言えますよね?
これを使って20符も計算することが可能です。
20符2飜=40符2飜÷2=2600÷2=1300
ツモアガリの場合、半分が親の支払い(親は子の2倍支払う)なので1300÷2=650
ここで符計算の際の大事なルールがあります。
・十の位は切り上げる
これに従って、650→切り上げ700点が親の支払いになります。
1300−650=650÷2=325
これが子1人分の支払う点数ですが、これも十の位を切り上げて325→400
400点が残りの子2人の支払う点数になります。
よって子の20符2飜は400−700のアガリです。
これが親の場合のアガリ点は子の1.5倍になるのでもう少し高くなります。
色々言いましたが符計算についてはまだまだ長くなりますので何回かに分けて書いていく予定です。
今回のまとめ
・(符)×(飜数分の2)=アガリ点
・符が2倍になっても飜数が1増えても×2
・ツモピンフの場合のみ20符
・点数の十の位は切り上げる
・ツモアガリの場合親は子の2倍支払う(アガリ点の半分が親の支払い)
・親のアガリ点は子の1.5倍
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