2023年11月20日
ちょっとだけMリーグ#246
今回もMリーグの一局だけを掘り下げていきます。
今日の主役は松ヶ瀬 隆弥プロです。
まずは動画からご覧ください。
https://youtu.be/aQYW2TZar8c?si=5b5qu6ToiiLEIHw0
※前半部分は入場シーンにつき、対局シーンは3:28〜飛ばして見てください。
2023年10月12日 第2試合
南1局
東家 松ヶ瀬 隆弥 9500
南家 堀 慎吾 31300
西家 仲林 圭 49300
北家 渡辺 太 9900
(敬称略)
トップ目・仲林さんが5万点近く持って二着目・堀さんとトップ争い中。
三着目・太さんとラス目・松ヶ瀬さんは400点差でどちらがラスになるのか予断を許しません。
最初に親・松ヶ瀬さんの手は
ドラ松ヶ瀬手牌
ドラ2のメンツ手3シャンテン。
リーチ・ドラ2で7700、リーチ・ツモなら4000オールならラス目から脱出するチャンス。
ツモ打
次に南家・堀さんの手は
ドラ堀手牌
赤1のメンツ手5シャンテン。
トップ目を追う二着目であと1、2アガリ欲しいですがリーチ・赤2600程度になりそう。
遅くて安い手なので満貫〜が見えるテンパイになったら押しを考えて他はオリが良さそう。
タンヤオやピンフが付けば高くなりますが、時間はかかりそう。
ツモ打
続いて西家・仲林さんの手は
ドラ仲林手牌
赤もドラもないメンツ手4シャンテン。
一応イーぺーコー、現在3トイツなので4トイツになればチートイツも少し、あとはドラ、が使える形なので引いた時に使える形で進めたい。
ツモ打
最後に北家・太さんの手は
ドラ太手牌
1メンツ1ターツしかないメンツ手5シャンテン。
こちらも遅くて安い手なのでオリ優先の手になりそう。
ツモ打
次巡、堀さんは
ドラ堀手牌
メンツ手4シャンテン。
同巡、仲林さんは
ドラ仲林手牌
これで4トイツ、チートイツ2シャンテン。
次巡、松ヶ瀬さんは
ドラ松ヶ瀬手牌
ドラ2の2シャンテン。
愚形2つ残りでピンフは厳しそうですが、ソウズイーぺーコー変化は残ります。
同巡、堀さんは
ドラ堀手牌
赤2の3シャンテン。
タンヤオかピンフが付けばリーチ・タンヤオ・赤2かリーチ・ピンフ・赤2の満貫。
同巡、太さんは
ドラ太手牌
が重なりましたが4シャンテン。
現在、太さんが一番遅くて安い状況。
次巡、松ヶ瀬さんは
ドラ松ヶ瀬手牌
受け入れの1シャンテン。
同巡、太さんは
ドラ太手牌
まだノミ手(リーチ1300点)の3シャンテン。
次巡、松ヶ瀬さんは
ドラ松ヶ瀬手牌
ここから1枚切る場面。
目一杯の1シャンテンに取るならドラ切りですが、松ヶ瀬さんは切り。
ここでリーチ・ドラ3900をアガったとしても太さんに3900アガられると再逆転される点差です。
それならドラ2でアガれば7700ロン(リーチ・ドラ2)や4000オール(リーチ・ツモ・ドラ2)もあります。
同巡、堀さんは
ドラ堀手牌
タンヤオの可能性が残る3シャンテン。
また同巡、仲林さんは
ドラ仲林手牌
受け入れのチートイツ1シャンテン。
次巡、堀さんは
ドラ堀手牌
ペンチャン残りの2シャンテン。
次巡、松ヶ瀬さんは
ドラ松ヶ瀬手牌
ここから1枚切る場面。
雀頭と部分はほぼ決まっているので残り3メンツ、、で3メンツか、の3メンツのどちらか。
松ヶ瀬さんはテンパイにも取れますが打1シャンテン戻し。
ドラ松ヶ瀬手牌
受け入れ1シャンテン。
さっきマンズ切りしたのでドラ2枚使えるソウズ引きテンパイだけ採用するつもりのようです。
引きテンパイは変化待ちするかもですが。
ドラ例1
同巡、堀さんは
ドラ堀手牌
ペンチャン落としの2シャンテン。
また同巡、仲林さんは
ドラ仲林手牌
受け入れの1シャンテン。
次巡、松ヶ瀬さんは
ドラ松ヶ瀬手牌
ツモ打リーチ、待ち。
待ちは山に2枚ずつの計6枚。
松ヶ瀬捨牌
字牌から切られたメンツ手に見え、ピンズとマンズしか切られないのでソウズが一番多そう。
松ヶ瀬さんは大きく凹んだラス目なのでソウズが多いならドラや赤を使った手かもしれないという予想ができます。
このリーチに堀さんは現物打。
仲林さんは打。(場に1枚切れ)
太さんは現物打。
誰もこのリーチに押す人はいません。
次巡、松ヶ瀬さんは
リーチ一発ツモドラ裏ドラ松ヶ瀬手牌
リーチ・一発・ツモ・赤・ドラ2の跳満6000オール。
このアガリで
松ヶ瀬 27500
堀 25300
仲林 43300
太 3900
松ヶ瀬さんは24000点差を縮めて二着目に。
今回のまとめ
・待ちにしたい部分を選ぶ
南1局
東家 松ヶ瀬 隆弥 9500
南家 堀 慎吾 31300
西家 仲林 圭 49300
北家 渡辺 太 9900
4巡目、松ヶ瀬さんは
打ドラ松ヶ瀬手牌
目一杯の1シャンテンに取るならドラ切りする場面だが打。
ここでドラ切りするとリーチ・ドラ3900点がほぼ決まってしまう。
3900アガってもラス目と3500点差になるだけでラス目の3900や700−1300などで容易に再逆転されてしまうから松ヶ瀬さんはドラ2枚使いの形へ。
・待ちの強さを比較
ドラ7巡目松ヶ瀬手牌
ここから1枚切る場面。
、、の3つが待ちで残ったらどれがアガりやすいか、アガりにくいかの比較。
松ヶ瀬捨牌
堀捨牌
仲林捨牌
太捨牌
部分はが1枚ずつ見えては見た目9枚。(実際は6枚)
松ヶ瀬さんから3枚見え(ドラ表示牌含む)、2枚見えでその外側は狙い目。
次には3枚見え、1枚見えの見た目4枚だが端にかかったで少しアガりやすい。(は仲林さんに不要)
残るはが場にションパイの見た目4枚。(実際は1枚)
ただし3〜7はメンツ手に使われやすい上に周囲の牌は1枚、2枚、1枚見えているだけ。
松ヶ瀬さんは打。
次巡テンパイ即リーチ。
ドラ松ヶ瀬手牌
更に次巡、一発ツモ。
リーチ一発ツモドラ裏ドラ松ヶ瀬手牌
リーチ・一発・ツモ・赤・ドラ2の跳満6000オール。
このアガリでラス目→二着目の二着順アップ。
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