2023年08月19日
ちょっとだけMリーグ#202
今回もMリーグの一局だけを掘り下げていきます。
今日の主役は仲林 圭プロです。
まずは動画からご覧ください。
https://youtu.be/v1K1RsGUrg0
2023年1月6日 第1試合
東3局 1本場
東家 滝沢 和典 36100
南家 内川 幸太郎 19500
西家 鈴木 たろう 17100
北家 仲林 圭 27300
(敬称略)
まだ東場ですが滝沢さんが少し抜け出したトップ目、満貫くらい離れて二着目・仲林さん、更に満貫程度離して三着目・内川さんとラス目・たろうさんがいます。
※動画の都合上、1巡目・南家から見ていきます。
最初に南家・内川さんの手は
ドラ内川手牌
赤もドラも無いメンツ手5シャンテン。
安くて遅い手では役牌を重ねてポンしたかわし手くらいしかする事がありません。
ツモ打
次に西家・たろうさんの手は
ドラたろう手牌
赤2+ドラでリーチなら満貫。
くっつき次第でピンフ・赤2・ドラやイーペーコー変化もありそうです。
ツモ打
続いて北家・仲林さんの手は
ドラ仲林手牌
赤もドラも無いメンツ手3シャンテン。
この手は2トイツ+1アンコとゴツゴツした手で、メンツにならない時はトイツ手へシフトチェンジも考えておきたい。
ツモツモ切り
次巡、親・滝沢さんの手は
ドラ滝沢手牌
、、、、、と6ブロック形です。
6ブロックは守るのには適さない形ですが、どうしても攻撃しかない!!という時に有効な形です。
滝沢さんは現在トップ目ですが、二着目と8800点差で満貫ツモなら逆転されるのでまだダメ押しが必要な立場ではあります。
ツモ打
次巡、滝沢さんは
ドラ滝沢手牌
マンズペンチャン部分は変化しづらいのでどこまでひっぱるのかは意識しておきたい。
同巡、たろうさんは
ドラたろう手牌
2メンツ完成の3シャンテン。
次巡、滝沢さんは
ドラ滝沢手牌
ソウズがリャンメン変化し好形になったので後はペン、カン、引きリャンメン変化などを見ます。
同巡、たろうさんは
ドラたろう手牌
ピンフ・赤2の2シャンテン。
、、のリャンメン受け入れが3つ残っています。(+ではなく2ターツと捉える)
また同巡、仲林さんは
ドラ仲林手牌
ドラを引けばととても良い形に変化します。
次巡、滝沢さんは
ドラ滝沢手牌
ドラにくっつきかなりピンフが見えてきた滝沢さんはペンチャン落とし打。
同巡、内川さんは
ドラ内川手牌
が必要な国士無双3シャンテン。
3巡後、たろうさんは
ドラたろう手牌
受け入れが狭くなりますが受け入れの1シャンテンに取りました。
同巡、仲林さんは
ドラ仲林手牌
受け入れの1シャンテン。
次巡、滝沢さんは
ドラ滝沢手牌
仲林さんの現物を残して打先切り。
昔の麻雀業界でよく使われていた言葉に「間四軒(あいだよんけん)」という言葉があります。(これは覚える必要はありません)
たろうさんの捨牌を見ると
たろう捨牌
が切られていると待ちが危険、と言われていました。
にツモ打でが残る。
にツモ打でが残るのでそう言われていたそうです。
との間四軒あるから間四軒、と呼ぶわけです。
たろうさんの様に最初からと持っていればは不要です。
今回はからの先切りはたろうさんへの放銃回避とほぼピンフ形が決まっているからの先切りで前回の黒沢さんの出アガリしやすくする打とは意味が違います。
次巡、仲林さんは
ドラ仲林手牌
ペン待ち役なしリーチ!
仲林捨牌
が切られたスジひっかけのペン待ち。
待ちは山に4枚、全生き(4枚すべて山にある)です。
おそらく仲林さんは内川さんの切った3枚からは確実に山にあると見たようです。
次巡、滝沢さんは
ドラ滝沢手牌
ピンズかソウズを切ればピンフ1シャンテンに取れますが無スジだらけは切りづらいので現物切り。
更に次巡、滝沢さんは
ドラ滝沢手牌
ツモ打で受け入れのピンフ1シャンテンに復帰。
同巡、たろうさんは
ドラたろう手牌
ツモ打の現物切り。
次巡、滝沢さんは
ドラ滝沢手牌
リーチ現物になったばかりの打。
同巡、たろうさんは30秒程考えてツモツモ切り、これが仲林さんの当たり牌。
リーチロンドラ裏ドラ仲林手牌
リーチのみ1300の一本場、1600点。
点数こそ低いもののトップ目・滝沢さんの追加点を防いだ大きなアガリになりました。(滝沢さんはリーチ・ピンフ・ドラ1の1シャンテンまで)
今回のまとめ
・ライバルの親は流す
東3局 1本場
東家 滝沢 和典 36100
南家 内川 幸太郎 19500
西家 鈴木 たろう 17100
北家 仲林 圭 27300
トップ目・滝沢さんと二着目・仲林さんの点差は8800点で満貫ツモなどで逆転できる点差なので仲林さんはこのままの点差を維持したい。
逆転を考えるならトップ目で親の追加点を防ぐのが仲林さんを含めた子のテーマになる。(親対子3人の構図)
・山にありそうな部分を推測できる時もある
滝沢捨牌
内川捨牌
たろう捨牌
仲林捨牌
ドラ仲林手牌
仲林さんはテンパイ。
ここから1枚切る場面。
テンパイに取るならシャンポン待ちかペン待ちのどちらかだが仲林さんはペン待ちノータイムリーチ!(仲林さんはを切りスジひっかけ、場に1枚切れでシャンポン待ちは見た目3枚)
仲林さんから3枚見え、3枚見えで間のをメンツで使えるのは4枚目を使った、か4枚目を使ったを持っている人か、で持つ人だけしかいない。(実際は滝沢さんがを持っているだけ)
つまりが他家に使われている可能性は低い。(山にある可能性が高い、実際は山に4枚)
・捨牌の違和感に気づく
仲林さんはこの捨牌でリーチ!
仲林捨牌
捨牌のマンズに注目するとが切られた後にの順でマンズ待ちは薄そう。
ピンズはしか切られず置いておくとして、残りのソウズはが切られているのに後から手出し切りリーチ。
ということは周りにも何かを持っていると思われる。(もしが孤立牌ならもっと早く切られるから、より必要だからテンパイまでひっぱる)
例えば、、、、、などの形からの切りが浮かぶ。
この内が場に3枚切れなのでを否定、が場に4枚切れからも薄そう。
つまりソウズが当たるならのどれかの可能性が高そう。
が切られているので特にペンスジひっかけリーチにも注意したい。
逆に同じスジは第一打からは無さそうに見える。
実際のリーチは
打リーチドラ仲林手牌
からの切りペン3待ちリーチ。
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