2023年01月31日
ちょっとだけMリーグ#105
今回もMリーグの一局だけを掘り下げていきます。
今日の主役は瑞原 明奈プロです。
まずは動画からご覧ください。
https://youtu.be/2TgMW99hSYk
2022年12月9日 第1試合
南1局
東家 堀 慎吾 29800
南家 勝又 健志 21800
西家 高宮 まり 31000
北家 瑞原 明奈 17400
(敬称略)
高宮さんがトップ目ですが、二着目と1200点差ではうかうかしていられません。
ラス目・瑞原さんもトップ目と13600点差で、跳満ツモで入れ替わります。
最初に親・堀さんの手は
ドラ堀手牌
メンツ手4シャンテン。
ピンフを中心に見ながら変化によっては234三色も遠くにあります。
ツモ打
次に南家・勝又さんの手は
ドラ勝又手牌
役なし3シャンテン。
赤もドラも無いので先に他家リーチが入ればオリでいいでしょう。
ツモ打
続いて西家・高宮さんの手は
ドラ高宮手牌
ピンズ3ブロック+字牌4種でピンズや字牌が増えればホンイツ、を切るならチャンタ・789三色や純チャン・三色になりそうです。
この手をメンツ手と見るなら4シャンテンと遅めでかつペンチャン受け入れ複数なので他家リーチを受ける可能性が高めです。
ツモ打
最後に北家・瑞原さんの手は
ドラ瑞原手牌
を切ればタンヤオ、役牌を重ねてポンもありますが赤もドラも無く、安手で終わりそうです。
これはメンツ手5シャンテンとツモに恵まれない限り、あまりアガリを見る手には見えません。
ツモツモ切り
次巡、勝又さんは
ドラ勝又手牌
ソウズホンイツと先切りで、などドラ使いターツを見ています。
同巡、高宮さんは
ドラ高宮手牌
ピンズホンイツか国士無双のどちらかといった所。
同巡、瑞原さんは
ドラ瑞原手牌
を引き、ますますタンヤオになりそうです。
マンズがもっと伸びればマンズホンイツも考えますが、マンズが2ブロックしかないのでまだまだホンイツには遠いです。
次巡、堀さんは
ドラ堀手牌
2シャンテン。今後の決断が迫られそうな手です。
同巡、勝又さんは
ドラ勝又手牌
ドラ受け入れを決めました。
同巡、瑞原さんは
ドラ瑞原手牌
リーチ・タンヤオ・赤5200なら勝負手になりそうです。
次巡、堀さんは
ドラ堀手牌
場に1枚切れを見てか、打。
同巡、勝又さんは
ドラ勝又手牌
ソウズ2ブロック+字牌2ブロックでが重なるか字牌ポンしてタンキ待ちで3900以上。
同巡、瑞原さんは
ドラ瑞原手牌
これで雀頭ができれば5ブロック揃います。
2巡後、堀さんは
ドラ堀手牌
裏目のツモ打。
もし受け入れができれば他家が持っていない可能性が高いので残したようです。(勝又、高宮、瑞原切り)
同巡、勝又さんは
ドラ勝又手牌
カンチャンからリャンメンに変化した1シャンテン。
また同巡、瑞原さんは
ドラ瑞原手牌
ドラ引きでリーチなら高目満貫にパワーアップした2シャンテン。
次巡、瑞原さんは
ドラ瑞原手牌
これでマンズ、、3ブロックであとはソウズ2ブロックどちらか埋まればリーチでいいでしょう。
次巡、堀さんは
ドラ堀手牌
受け入れのピンフ1シャンテン。
次巡、瑞原さんは
ドラ瑞原手牌
リーチ・ツモ・ドラ3・赤、跳満1シャンテンまでグレードアップ。
引きならテンパイ。
次巡、瑞原さんは
ドラ瑞原手牌
タンヤオ・ドラ3・赤、満貫テンパイ待ちダマテン。
待ちは山に2枚、は1枚の合わせて2+1=3枚。
場には堀さんと高宮さんがを1枚ずつ切っていて瑞原さんは直撃狙いのようです。
3巡後、勝又さんは2枚切れになり、それに合わせ打ち(オリたり鳴かせない時に同巡の同じ牌を切る)してオリています。
同巡、瑞原さんは
ツモドラ瑞原手牌
ツモアガリ。
ツモ・タンヤオ・ドラ3・赤の跳満、3000-6000。
これで微差のトップ目に立った瑞原さんは、オーラス勝又さんに500点差まで迫られますがそこまで。
瑞原 +49.2
勝又 + 8.7
高宮 −14.9
堀 −43.0
このトップで個人三連勝を決めました。
今回の瑞原さんの手は
ツモドラ瑞原手牌
1人にが7枚も集まるレアケースです。
それにより勝又さんのテンパイとアガリを未然に防いでいます。
ドラ勝又手牌
1人にスジが7枚も集まると、誰かの必要牌になりやすいわけです。
それと瑞原さんの手でカンするかどうかがインタビューの話題に上がっています。
「引いたらアンカンできるなって思いながらだったんですけど
まだ手形的に引きとかソウズの形が変わるとかでアンカンする選択もあったんですけどしないテンパイの形になってでリーチをまだ考えていて
『落ち着けと、ここはダマだ。落ち着け私。』となったんですけどをお二人(堀・高宮)が切っていたこともあって
も一回切られるのが期待できるから『ここはもう常識的にダマ』って思いながらダマにしてたんですけど
途中から高宮さんも勝又さんももう手組んでないですよオリてますよみたいな手出しばっかりになってきたので
堀さんしかいないんだったらまあツモった時に倍満クラスを見てリーチもありなのかな?って思ってた瞬間のツモ
だったのでまあでも跳満でも十分なアガリではあったのではい
一応考えてたなんて言ったらちょっと控え室から怒号が飛んできそうなんですけどはいということを考えてました。」
ドラ瑞原手牌例1
もし瑞原さんの手でカンすると、マンズの伸びが無くなってしまいます。
例1のように引きを待つだけならいいですが、
ドラ瑞原手牌 例2
例2のような形からのカンはツモを生かせなくなります。
それとツモも使えなくなります。
になれば待ち。
でも自分から4枚見えの外側や他家に使いにくいが待ちになるのはこちらに有利です。
それと瑞原さんがをアンカンすると、「リーチ前の準備だ」と思われてダマでも危険牌は切ってくれなくなるでしょう。
この手はドラ3+赤でオリる手ではないと思いますが、
ツモ打ドラ例3
こんな打牌もアンカンするとテンパイやアガリ目がなくなってしまいます。
今回のまとめ
・1人の目からスジが4枚以上見える時は誰かの必要牌の可能性大
ドラ瑞原手牌
瑞原さんから7枚見えで
ドラ勝又手牌
勝又さんのテンパイ・アガリを防いでいる。
・2〜8牌のカンは他メンツ次第でカンしない寄り
ドラ瑞原六巡目手牌
マンズはで、ツモで変化し、その中でも多面張変化があるからカンはおすすめしない。
特にツモで
待ちや
待ち、
待ち、
待ち、
待ちなどマンズ変化は多数。
・19字牌のカンはオリない時カンをおすすめ
役なしリーチでも+32符されるのは大きい。
逆にオリ時はシャンポン待ちとタンキ待ちが否定され4巡切れるのは有効。
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