2022年11月30日
ちょっとだけMリーグ#76
今回もMリーグの一局だけを掘り下げていきます。
今日の主役は渋川 難波プロです。
まずは動画からご覧ください。
https://youtu.be/53d24rzkd5k
2022年10月11日 第1試合
南1局2本場
東家 渋川 難波 32500
南家 魚谷 侑未 31800
西家 佐々木 寿人 26200
北家 仲林 圭 9500
(敬称略)
点棒上は渋川さんと魚谷さんがトップ争い、寿人さんが虎視眈々とトップを狙う位置に居て、仲林さんが三着目と16700点差開いたラス目です。
仲林さんは大差のラス目なのでできるだけ高い手を、寿人さんもトップ目に追いつける5200クラスのアガリが欲しい所です。
最初に親・渋川さんの手は
ドラ渋川手牌
これは字牌を全部払えばタンヤオ、ピンフのメンツ手、あと234三色の必要牌7枚が揃っているので234三色狙いも当然ありますし、役牌を重ねてポンもあります。
ツモ打
次に南家・魚谷さんの手は
ドラ魚谷手牌
現在3トイツなので4トイツになればチートイツも少しあり、ピンフならドラもリャンメン受け入れで使えます。
この手にはがありタンヤオになりづらいので食いタンは難しそうです。
ツモ打
続いて西家・寿人さんの手は
ドラ寿人手牌
こちらはメンツ手でピンフを中心に狙う手になりそうです。
ここにドラがくっつけば678三色目も出てくるのでその時は押し寄りになりそうです。
ツモ打
最後に北家・仲林さんの手は
ドラ仲林手牌
ドラトイツあるものの、、、、の4ブロックしかなく、愚形が2つ残っているので、テンパイスピードも早いとは言えません。
現状は役なしリーチ・ドラ2になりそうなのでピンフやイーぺーコーも視野に入れて好形待ちリーチにしたい所です。
仲林さんはラス目なのでせめて満貫の見える手でリーチしたい。
ツモ打
2巡後、魚谷さんは
ドラ魚谷手牌
既に役なし2シャンテン。
次巡、渋川さんは
ドラ渋川手牌
2シャンテンになりました。
雀頭としてできればタンヤオにしたい手です。
同巡、魚谷さんは
ドラ魚谷手牌
役なし・ドラ1シャンテン。
同巡、仲林さんは
ドラ仲林手牌
カンチャン6つもある愚形まみれの4シャンテンでテンパイも厳しそうです。
次巡、渋川さんは
ドラ渋川手牌
どちらかを引けばテンパイになる1シャンテンでドラ引きでも好形になるようにも残しています。
また、引きならの三面受け入れになるのでそれも見ているようです。
234三色・赤ならメンゼンで7700以上、リーチで12000点になります。
同巡、魚谷さんは
ドラ魚谷手牌
テンパイですがリーチせずダマテンを選択。
ここに引きでピンフ、引きマンズ一気通貫、赤引きも考慮しての変化待ちです。
ドラ例1
例2
例3
例4
次巡、魚谷さんはツモでカン待ちにも受けられますがツモ切り。
また次巡、魚谷さんはツモ打のカン待ちリーチ。
は山に2枚。
ドラ魚谷手牌
魚谷さんは前巡、ツモ切りのスジ待ちになっています。
また、場に1枚切れで魚谷さんから3枚見えでは山にあると見たのかもしれません。
魚谷捨牌
このリーチに渋川さんは現物切り。
寿人さんも現物、仲林さんも現物切り。
次巡、渋川さんは
ドラ渋川手牌
魚谷さんにとってのダブを押して1シャンテンを維持。
次巡、渋川さんは
ドラ渋川手牌
ここから切りなら受け入れが残りますが、場に2枚切れ、2枚切れ(渋川さんから3枚見え)で三面受け入れのメリットはあまりありません。
234三色がありピンズには手をかけられないのでどれかが候補になりそうです。
安全性を求めるならが場に2枚切れ(渋川さんから3枚見え)につき、はどれもワンチャンスです。
ですが渋川さんは打。
この一打に解説の土田さんも「ろーくーまーん!!」と驚きを隠せない様子。
魚谷捨牌
魚谷さんの切りが少し早いので待ちは無さそうと見ることはできます。(ただ待ちはある)
あとはドラがなのでもしマンズ待ちなら待ちの方がありそうに見えます。
コバミサさんもカイジの1シーンのように「押せ!押せ!」が口をついて出ています。
切りの2巡後、渋川さんはツモ打テンパイ、カン待ち。
ドラ渋川手牌
待ちは山に2枚。
3巡後、渋川さんは
ドラ渋川手牌
ツモで満貫のまま変わらず、待ちがに変化。
2巡後、渋川さんツモアガリ。
ツモドラ渋川手牌
タンヤオ・ピンフ・ツモ・赤2の4000オールの2本場、4200オール。
このアガリで
渋川 46100
魚谷 26600
寿人 22000
仲林 5300
と二着目を約2万点離したトップ目になります。
そこから南3局1本場、渋川→魚谷 ホンイツ、3900の1本場をロン。(+1000)
ロンポンチードラ魚谷手牌
南4局1本場は仲林→寿人 リーチ・ピンフ・赤、3900の1本場をロン。(+1000)
リーチロンドラ裏ドラ寿人手牌
寿人 +61.1
渋川 +19.9
魚谷 −10.2
仲林 −70.8
これで寿人さんが今シーズン初トップを収めました。
今回のまとめ
魚谷さんリーチの3巡後、渋川さんが切りした場面、
ドラ渋川手牌
が渋川さんから3枚見えで安全度ならどれもワンチャンス。
切り三面受け入れは2枚、3枚が見えているのであまりメリットは無し。
魚谷捨牌
がより先に切られて待ちは考えにくい。(待ちはある)
渋川さんは切りした。
その場合ツモで12000の見えるテンパイに取れる。
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