2022年11月26日
ちょっとだけMリーグ#74
今回もMリーグの一局だけを掘り下げていきます。
今日の主役は白鳥 翔プロです。
まずは動画からご覧ください。
https://youtu.be/XOkeJyb_-3U
2022年10月14日 第2試合
南1局
東家 白鳥 翔 62900
南家 伊達 朱里紗 14000
西家 園田 賢 11600
北家 茅森 早香 11500
(敬称略)
点棒上は白鳥さんのトップはかなり高確率で残り3人の二着争い。
ここから大きい放銃をした人がラスになりそうです。
※親・4巡目から見ていきます。
最初に親・白鳥さんの手は
ドラ白鳥手牌
字牌を切ればタンヤオでが3枚、が5枚とスジの偏りを感じます。
手形から1アンコ+3トイツでトイツ系手役、トイトイやチートイツが浮かびます。
ツモツモ切り
ドラ伊達手牌
こちらは赤もドラも無い手でピンフやタンヤオが見えます。
これ以上トップ目の白鳥さんに加点させないように子3人は動く必要があります。
場合によっては他家の安手にはアシスト、1000や2000点には差し込みを考えてもいいでしょう。
今局は高い手をアガるよりも白鳥さんの親を終わらせるのを優先します。
ツモ打
続いて西家・園田さんの手は
ドラ園田手牌
234三色や678三色が少しありそうなメンツ手です。
ツモの伸び方によってはタンヤオ、ピンフ含みで進めます。
ツモ打
最後に北家・茅森さんは
ドラ茅森手牌
赤2+ドラ1枚浮いている手です。
字牌を切ってタンヤオ・赤2や役牌を重ねてポンした役牌・赤2のどちらでも鳴けるのとトイツやアンコが増えればトイトイ・三暗刻やその先にはツモり四暗刻もあります。
ここも手の高さよりもアガリ優先です。
ツモ打
次巡、伊達さんは
ドラ伊達手牌
ピンフ3シャンテン。
次巡、白鳥さんは
ドラ白鳥手牌
ここから白鳥さんは打。
もうメンツ手は見ずにチートイツやトイトイを見ています。
これは良い一打です。
この時点で白鳥さんはと8枚のうち半分の4枚を独占しています。
これは伊達さんの必要牌でしかも園田さんと2ターツで必要牌です。
好調者ほど自然とこうして他家のテンパイを防ぐケースが増えます。
同巡、伊達さんは
ドラ伊達手牌
一応2シャンテン。
更に同巡、園田さんが切ったを白鳥さんがポンして打。
ポンドラ白鳥手牌
タンヤオ・トイトイ5800~7700の1シャンテン。
今回のケースでもトイトイのみのような手は考えにくいのはお分かりになるでしょう。
白鳥さんはドラ切りなのでタンヤオか赤、役牌のどれかが絡んでいると推察されます。
その後、茅森さんは
ドラ茅森手牌
この巡目で茅森さんのもは純カラ、は山に3枚の合わせて0+3=3枚。
次巡、伊達さんは
ドラ伊達手牌
1シャンテンですががまだ入らない伊達さんはテンパイも遠そうです。
同巡、茅森さんは
ドラ茅森手牌
メンツ手2シャンテン。
次巡、園田さんはツモで茅森さんのは2枚だけ。
次巡、伊達さんは
ドラ伊達手牌
の2枚必要な形は嫌ってダブルメンツ落としの打。
打としないのは、危険度の高い内側から処理したいからです。
同巡、園田さんは
ドラ園田手牌
園田さんはを切っていてフリテン、受け入れも枚数が少なく苦しくなっています。
同巡、茅森さんは
ドラ茅森手牌
雀頭候補が2つになり、カンチーしてトイツ落としした食いタンも可能です。
チー例1
次巡、白鳥さんは
ポンドラ白鳥手牌
タンヤオ・トイトイシャンポン待ちテンパイ。
待ちは山に1枚、も山に1枚です。
同巡、園田さんは
ドラ園田手牌
4トイツでチートイツ2シャンテン。
また同巡、茅森さんは
ドラ茅森手牌
こちらもチートイツ1シャンテン。
次巡、園田さんは
ドラ園田手牌
チートイツ1シャンテン。
同巡、茅森さんは
ドラ茅森手牌
こちらも1シャンテン。
次巡、園田さんは
ドラ園田手牌
場に2枚切れのかションパイのの選択ですがタンキ待ちダマテンを選択。
次巡、茅森さんは
ドラ茅森手牌
テンパイ即リーチを選択。
シャンポン待ち。
は山に0枚、は山に2枚で合わせて0+2=2枚。
リーチの4巡後、園田さんはタンキに待ち替え。
ドラ園田手牌
同巡、茅森さんがハイテイでをツモ切り、白鳥さんロン。
ロンポンドラ白鳥手牌
タンヤオ・トイトイ・ハイテイの12000点です。(+1000)
この第2試合のオーラスは以前取り上げたこの回になります。
https://fanblogs.jp/tccdesu/archive/317/0?1669398125
第2試合はオーラスまでずっと大物手が飛び交う激しい乱打戦で終わりました。
トップ目・白鳥さんのテンパイ形を見ると
ポンドラ白鳥手牌
がスジで5枚、がスジで5枚固まっています。
が白鳥さんに固まって入ったことから、伊達さんの、園田さんのは埋まることなく2人のテンパイスピードを遅くする結果になりました。(伊達さんは1シャンテン止まり、園田さんはメンツ手からトイツ手への移行を迫られる)
アガリを考える時も、相手リーチの待ちを読む時も、スジを意識するのが基本になります。
攻める時はターツが完成するスジが山に残っていそうか、誰にどのスジを持たれていそうかなどを考え、待ち読みの際もどのスジ待ちかや現物がなくなると現物のスジを頼ることもあります。(オリる時は現物のスジ待ちに注意)
今回の白鳥さんのように他家の必要牌が8枚のうち5枚も偏っていたのは好調者によく現れる現象です。
今回のまとめ
・アガリを考える時、相手リーチの待ち読みにもスジを意識する所から
ターツが完成する牌が何枚切られているか、山に何枚残っていそうか(攻撃時)
相手リーチの待ちがどのスジか、どのスジが通りそうかなど考える(守備時)
現物のスジ待ちも時々出てくるので注意(三色同順、一気通貫、チャンタ、純チャン、イーぺーコーなど手役絡みが多い)
・好調者ほど相手ターツや待ちをスジで複数ブロックして相手のテンパイスピードを遅らせたりアガリを防ぐパターンが出てくる(スジで4枚以上ある時)
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