2021年06月12日
配牌から見た方向性の続きの続き
これもまた「配牌から見た方向性#1〜4」の続きの続きになります。
この記事は単独でも読めますが、理解度を深めたい方は「配牌から見た方向性#1〜4」から見て下さい。
ケース6
東1局東家
233r567m288p35s東東北 ドラ1m
この手はダブ東が鳴けるかどうかが一番大切だと言いました。
ダブ東さえ鳴ければ、1ブロックが解消でき、残りブロックも鳴いていける分だけ、テンパイスピードも早くなって他家からリーチが入っても戦いやすくなります。
ダブ東+マンズホンイツ+赤=12000以上のアガリ点になります。
さらにドラを引けば18000くらいまでは現実的に計算できます。
では、ダブ東が鳴けなかったらどうでしょうか?
ダブ東が鳴けない時でも233r567mの形は23m、3r5m、67mという3ブロック計算ができ、残りの牌で頭(マンズか字牌の)を作れば、マンズのホンイツにはなり、ホンイツ・赤の5800にはなります。
マンズか字牌の頭さえあれば233r567mの形で一番の急所のカン4mから鳴くのはいいでしょう。
それなら残りは両面受けで1−4m、5−8m鳴きも可能です。
ダブ東が鳴けない時には門前(メンゼン)でリーチを目指す方法もあります。
リーチしてドラを引いてツモったり裏が乗ったり一発でアガったりすれば、4000オール以上も目指せる手です。
リャンメン(両面)待ちにしてツモを目指す計画で進めるといいでしょう。
具体的にはこんな形
12233r567m888p東東 4mリーチツモ ドラ1m リーチ・ツモ・ドラ・赤の4000オール
12334r567東東北北北 8mリーチツモ ドラ1m リーチ・ツモ・メンホン・赤・ドラの6000オール
ケース8
145m22599p南白白中中 ドラ1m
この手牌からはホンイツ+白+中、2p9p白中を全部ポンしたホンイツ・トイトイや門前でトイトイ・三暗刻、更にアンコができれば四暗刻、他の色が重なってのチートイツ、あとはピンズか字牌のトイツが増えればメンホン(門前混一色)+チートイツ、ドラトイツ以上+トイトイと大きく分けて7通りのアガリ形を描けるでしょうか?
特にここからピンズや字牌のトイツが増えた形のメンホン・チートイツであればリーチしたりツモや一発・裏ドラ・赤が絡むと最高で三倍満までは視野に入ります。(カンが入れば役満も)
例えばこんな形
22r5599p南南北白白中中 北リーチ一発ツモ ドラ1m 裏ドラ9p リーチ・一発・ツモ・メンホン(門前混一色)・チートイツ・赤・裏2の三倍満
ケース9
5m48p12235678s東南西 ドラ1p
この手ではソーズのホンイツかチンイツまで見える手で、門前(メンゼン)のホンイツの例だけ挙げましたが、鳴きのパターンも考えられます。
鳴きホンイツ+一気通貫+ドラ(赤)=満貫、鳴きホンイツ+役牌+ドラ(赤)=満貫、鳴きホンイツ+ドラ2=満貫この3通りの鳴きホンイツのパターンや、鳴きチンイツ+一気通貫=跳満、鳴きチンイツ+ドラ(赤)=跳満、鳴きチンイツ+タンヤオ=跳満(厳密には鳴きチンイツ+トイトイや鳴きチンイツ+純チャンもありますがかなりレアなので省略)の鳴きチンイツの3パターンを把握しておけばいいでしょう。
具体的にはこんな形
1234r5678s西西 9sツモ 南南南ポン ドラ1p ホンイツ・一気通貫・赤の満貫
1122335678s r5sツモ 白白白ポン ドラ1p ホンイツ・白・赤の満貫
1111223345s 6sツモ 978sチー ドラ1p チンイツ・一気通貫の跳満
3334455s 6sツモ 222sポン 888sポン ドラ1p チンイツ・タンヤオの跳満
このように、鳴いて進めるパターンと鳴かずに門前(メンゼン)で進めるパターンの両方の手牌を具体的にどこまで描けるかだけでも第一打から切る牌は変わってきます。
例えばドラの重なりを見落とす、役牌の重なりを見落とすといった一つの事がアガリを逃すというマイナスにつながってしまう時だってあります。
「重なってしまったらしょうがない」で済まさず、配牌から1つでも多くのアガリ形を描けるようにしておきましょう。
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