2022年08月16日
ちょっとだけMリーグ#31
今回もMリーガーの良い部分に目を向けて一局だけ掘り下げていきます。
今日の主役は本田 朋広プロです。
まずは動画からご覧ください。
https://youtu.be/6l9d6yrhMSI
2021年10月28日 第2試合
東1局
東家 本田 朋広 25000
南家 鈴木 たろう 25000
西家 堀 慎吾 25000
北家 松ヶP 隆弥 25000
(敬称略)
まだ開局したてで全員が前に出てくる展開になりそうです。
動画の都合上、2巡目南家から。
最初に南家・たろうさんの手は
ドラたろう手牌
役なしリーチで満貫、リーチ・ツモで跳満になるので攻める手に見えます。
できればリャンメン待ち以上にしてツモりにいきたい手です。
ツモ打
次に西家・堀さんの手は
ドラ堀手牌
この手は赤もドラもないメンツ手になりそうですががありタンヤオになりづらく、カンチャン受け入れが2つあり変化しない限りは平和にもなりづらく、高い手にはならなそうです。
ここはアガリを見るよりも放銃回避する意味合いの強い局になりそうです。
ツモツモ切り
続いて北家・松ヶPさんの手は
ドラ松ヶP手牌
こちらの手も赤1枚あるだけで役なしリーチか平和か程度の4シャンテンです。
リーチ・赤で2600、リーチ・平和・赤3900と高い手になりそうにないので無理に攻めず、高い手への放銃に注意しながら進めたい手です。
ツモ打
最後に親・本田さんの手は
ドラ本田手牌
この手はタンヤオなのは当然としてマンズや引きでもテンパイになる1シャンテンです。
特にマンズ引きは好形になりやすいのがメリットです。
例えば
ドラ例1
例2
例3
例4
例5
例1は待ちタンヤオ・平和(は平和なし)、例2は待ちでの外側待ちが3種類あるのがメリット、例3シャンポン待ちですが更に引きタンピン変化あり、例4は待ちで高目で678三色もあります。
例5はカンと愚形待ちながらリーチ・ツモ・タンヤオ・三色・赤で跳満もある三色確定形です。
他にも引きならリャンメン待ち以上になります。
例6
例7
親なら例7のような三面張も大歓迎。
例1〜5を見てもお分かりの通り、暗刻+対子+1牌形だと多面張やアガりやすい形にも変化しやすいと言えるでしょう。
仮に例3のシャンポン形になっても次にツモる牌によっては好形変化もあります。
ツモツモ切り
次巡、堀さんは
ドラ堀手牌
が重なり3対子。
対子手も少し見えてきました。
次巡、本田さんテンパイ。
ドラ本田手牌
先程、私が例4で挙げたのと同じ形です。
待ち高目678三色同順です。
リーチ・ツモ・タンヤオ・赤でも4000オール、高目ツモで6000オールなら先制パンチには十分です。
本田さんは即リーチ。
リーチを受けてたろうさんは
ドラたろう手牌
カンチャンが残る2シャンテン。
同巡、堀さんは
ドラ堀手牌
カンチャン受け入れを引き、1シャンテンですがまだカンチャン残り。
次巡、たろうさんは
ドラたろう手牌
リャンメン受け入れ3つの2シャンテン。
同巡、堀さんは
ドラ堀手牌
一盃口も見られる1シャンテン。
この2巡後、たろうさんは1シャンテンのこの手からドラをアンカン。
ドラたろう手牌
アンカンドラ槓ドラたろう手牌
カンドラはでリンシャン牌をツモ切り。
次巡、たろうさんは
アンカンドラ槓ドラたろう手牌
受け入れの1シャンテンに変化。
その3巡後、たろうさんは
アンカンドラ槓ドラたろう手牌
場を見ると1枚切れ、3枚切れでは見えるだけであと4枚以下。
なのでたろうさんはここから現物切り。
ですがたろうさんの欲しいも3枚切れ、2枚切れでは山に残り3枚以下です。(実際は堀さんに、松ヶPさんにがあり山には1枚だけ)
この次巡、本田さんツモアガリ。
リーチツモドラ槓ドラ裏ドラ槓裏ドラ本田手牌
このアガリはリーチ・ツモ・タンヤオ・赤・ドラ・裏の跳満6000オールです。
たろうさんのカンでカンドラとカン裏ドラの合わせて2枚が乗り、4000オールだった手が6000オールに化けました。
東パツから24000点リードした本田さんでしたが、松ヶPさんへの放銃や堀さんの親連荘、オーラス堀さんの2000-4000ツモで追いつきMリーグ史上2回目の同点トップとなりました。
本田朋広は1983年10月3日、富山県出身。
2012年、日本プロ麻雀連盟・北陸支部所属でプロデビュー。
2019年度、第10期麻雀グランプリMAX優勝。
同年、第3期北陸プロリーグ優勝。第20期北陸プロアマリーグ優勝。
2020年、十段戦、最強戦決勝進出で注目の的になる。
2020年度、第11期麻雀グランプリMAX優勝。
2021年、EX風林火山ドラフト会議指名選手オーディションに参加し予選通過は果たせなかったが敗者復活で決勝進出、優勝した松ヶ瀬隆弥と55.9ポイント差の2位につける。
同年、TEAM RAIDENからMリーグドラフト会議で指名される。
本田さんは大学卒業後、雀荘で働き25歳で自らがオーナーの麻雀店を開きます。
そしてテレビで見ていた佐々木寿人プロや滝沢和典プロと戦ってみたいという理由で28歳でプロテストを受験。
また、対局時には赤ネクタイを着用しています。
キャッチフレーズは「役満プリンス」。
雀風はクセの少ない打牌のオーソドックス型。
前回の高宮さんが女性版ビジュアル先行型だとすると、本田さんはその男性版と言っても過言ではないでしょう。
端正な顔立ちのプリンスが今よりもう少し成長した姿を見てみたいものです。
Mリーグ2021−2022スコアは−307.8ポイント(32人中28位)。
TEAM RAIDENの優勝条件には瀬戸熊さんや本田さん、萩原さんの3人がプラス域に到達する必要があります。
本田さんは連盟の中で今後に期待されている打ち手の一人だと思われます。
「おふっ」となる本田さん↓
https://youtu.be/-U5js4p5wLY
今回のまとめ
・富山が生んだ「役満プリンス」
・最近の大会で決勝進出が増えて注目の的になる
・TEAM 雷電の優勝には本田さんの活躍が必要不可欠
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