
今回もMリーガーの良い部分に注目して一局だけを掘り下げます。
今日の主役は丸山 奏子プロです。
まずは動画からご覧ください。
https://youtu.be/dVmdCK-vSbY
2021年12月14日 第2試合
東2局1本場
東家 丸山 奏子 25000
南家 近藤 誠一 25000
西家 滝沢 和典 25000
北家 黒沢 咲 25000
(敬称略)
まだ点棒が動いてないので全員がアガリを見て進める展開になりそうです。
最初に親・丸山さんの手は















この手は平和やマンズ一気通貫、後は伸び方によっては567三色同順や678三色の可能性もあります。
ただこのままではペンチャン1つ+カンチャン2つと形が悪く、アガリは遠そうです。
メンツ手と見るなら3シャンテン。
ツモ

次に南家・近藤さんは















役を付けるにも役牌か遠い混一色くらいでアガリは厳しそうです。
もし対子が増えれば七対子、枚数が一番多いピンズか字牌が増えれば混一色、役牌が重なってもポンしづらい手です。
役なしリーチは避けつつ、いつでもオリられる構えにしておきたい手です。
ツモ


近藤さんは混一色を見たのか

続いて西家・滝沢さんは















自風



あるいは3対子で対子が増えれば七対子、マンズか字牌対子が増えれば混一色もありますが役なしリーチのリーチ・赤・ドラ5200もあるのでメンゼンのプランもあります。
ツモ


最後に北家・黒沢さんの手は















この手をメンツ手と見るなら4シャンテンとテンパイスピードは遅い部類で赤もドラもなく、役なしリーチでは1300点になってしまいます。
仮にここが最初にテンパイ即リーチしても、ドラ2、ドラ3の他家から追いかけリーチが入る可能性が高いのでリーチするのは様子を見たい状況です。
次巡、丸山さんは














ネックのペン

次に




























例1、例2のどちらかでも一気通貫の2シャンテンです。
これならドラも使えて親満12000点〜にもなります。
同巡、近藤さんは














3対子でちょっと七対子。
また同巡、滝沢さんは















2巡後、丸山さんは














今度はドラでネックにもなりかねない






同巡、近藤さんは














19字牌が増え、国士無双か混老頭・七対子のどちらかは近づいてきました。
更に同巡、黒沢さんは














赤もドラもない役なし3シャンテン。
次巡、丸山さんは














ここに












このうち






































































































次巡、丸山さんはツモ
















打


次に


この場合、マンズが雀頭になればタンヤオ・平和・赤ドラ12000でダマテンにも取れます。
同巡、近藤さんは














4対子で七対子2シャンテン。
同巡テンパイの丸山さんと比べると2歩遅れています。
2巡後、滝沢さんは















次巡、丸山さんは
















ここで考えるのはどれを切ってどのテンパイを目指すのか?です。
もしテンパイを取るなら




























上2つは役なしでこのままではロンができません。
後は
















これなら














後はこの場合フリテンですが

そして










これも




























丸山さんは

この巡目で丸山さんから





次巡、滝沢さんは





















その2巡後、丸山さんは















待ち

2巡後、丸山さんは



















このリーチはドラスジが待ちでドラでもアガリ牌、

リーチの4巡後、丸山さん最後のツモは

















丸山さんから








このアガリはリーチ・平和・ツモ・ドラ・一気通貫の跳満、6100オールです。
この親連荘を5本場まで積んだ丸山さんは何度もダマテンでアガリを重ね、オーラスは黒沢さんのレアな食いタン300−500で丸山さんトップとなりました。
丸山 +80.5
黒沢 +0.1
近藤 −22.9
滝沢 −57.7
丸山奏子は1993年8月17日生まれ北海道旭川市出身。
2018年、最高位戦日本プロ麻雀協会でプロデビュー。
2019年、男女混合チームが義務化され、男性のみだった赤坂ドリブンズから指名される。
2022年、チームメイトの村上淳と「ずんまるチャンネル」を開設。
丸山奏子は大学2年から雀荘で最初はウエイトレスとしてアルバイトを始め、勤務するうちに本走のアルバイトに変える。
そのお客さんの中に就職先になる会社の人事部長が居て就職することになる。
仕事の合間や退勤後、休日に麻雀をしていたり、起床後に麻雀の動画を見る、「まるこノート」にメモするなど熱心な一面も。
会社の飲み会を早退して麻雀するくらいの麻雀好き。
最高位戦のプロの知り合いが多くなったのもあり、最高位戦へ入会した。
プロ1年目にプレッシャーや緊張から対局中手足が震えたり呼吸困難になることがあった。
丸山さんはプロ2年目でMリーガーになったシンデレラガールと言ってもいい存在です。(ドリブンズ育成枠:10戦しか出さないと監督が明言)
通称「まるこ」。
Mリーグ初戦、ラス目から跳満ロン見逃し倍満ツモの大逆転トップは一見の価値あり。
https://youtu.be/o8L_2f9PtNQ
Mリーグ2019−2020は−139.8ポイント(29人中20位)、2020−2021は−103.9ポイント(30人中20位)、2021−2022は+45.0ポイント(32人中17位)。
雀風は現段階では対応型でチームメイトの良い所取りしたような打牌も見受けられる。(村上淳のリーチ、園田賢の鳴き、鈴木たろうの強欲)
今回のまとめ
・プロ2年目でMリーガーの「はなまるこ」
・時間ができると動画を見たり麻雀を打つくらい麻雀好き
・初戦跳満見逃し倍満ツモ大逆転トップのインパクト大
↓もうちょっとまるこをMリーグに出して!という人はクリック

麻雀ランキング

にほんブログ村

【このカテゴリーの最新記事】