2022年07月17日
ちょっとだけMリーグ#17
今回もMリーガーの良い部分に目を向けて一局だけ掘り下げていきます。
今日の主役は松本 吉弘プロです。
まずは動画からご覧ください。
https://youtu.be/4efeJ3rmuSU
2022年2月3日 第2試合
東4局1本場(供託リーチ棒1)
東家 堀 慎吾 15800
南家 松本 吉弘 21000
西家 本田 朋広 21000
北家 茅森 早香 41200
(敬称略)
親の堀さんの手は
ドラ堀手牌
既にメンツ手3シャンテンで平和を中心に見ます。
後、ドラ引きは重ねて雀頭にしたり赤引きを見ます。
沈んでいる(マイナス)親ならリーチ・平和・赤5800点くらいアガって連荘できれば十分といった所でしょうか。
ツモ打
次に南家・松本さんは
ドラ松本手牌
この手はタンヤオか役牌があり重ねてポンしていく手に見えます。
例えば
ロンポンポンドラ例1
リーチツモドラ例2
例1、2なら満貫にもなります。
現在、トップ目の茅森さんと約20000点差でこの点差は子満貫+跳満の点数とほぼ同じです。
トップを目指すならここは満貫クラスの手をアガっておきたい場面だと言えるでしょう。
ツモ打
続いて西家・本田さんは
ドラ本田手牌
ここもメンツ手で平和と234三色同順、345三色同順を中心に見る手です。
点棒状況からが暗刻になった役なしリーチはできれば避けたい所です。
本田さんもトップ目と約20000点差で安手ではアガりたくない状況。
最後に北家・茅森さんの手は
ドラ茅森手牌
この手は5シャンテンとテンパイスピードの遅い手で他家より遅いのがわかっている為、混一色や七対子を狙いながら他家への放銃に気をつけましょう。
他家に追いつけそうな時だけ攻めを考えますが、80%くらいはこの時点から守備意識です。
その次巡、松本さんの手は
ドラ松本手牌
この同巡、本田さんは
ドラ本田手牌
赤引きで少し高くなった2シャンテン。
さらに同巡、茅森さんも
ドラ茅森手牌
マンズ混一色も見ているようです。
そして次巡、堀さんは
ドラ堀手牌
引きならテンパイになる1シャンテン。
同巡、松本さんは
ドラ松本手牌
ここにでも引けば
例3
これなら待ち高目タンヤオリーチがかけられます。
また同巡、茅森さんは
ドラ茅森手牌
3対子になり、七対子の3シャンテン。
そして次巡、堀さんは
ドラ堀手牌
これで引きマンズ2メンツも考えている様子。
同巡、松本さんは
ドラ松本手牌
引きでマンズメンツや678三色の目も出てきてドラ切り。
他家にとってはオタ風のドラにつき多少切りやすい牌です。
混一色やチャンタ、対々和以外には鳴きづらいドラ。
また同巡、本田さんは
ドラ本田手牌
本田さんはここから打としますが、
4対子になり七対子の2シャンテン、一盃口も見るなら不要なで、
345三色同順への変化も本田さんは見落としているようです。
あるいは234三色へ変化もないとは言えません。
私ならここは1枚切れも見て打します。
次巡堀さんは
ドラ堀手牌
にがくっつき、マンズ変化もあります。
また同巡茅森さんは、
ドラ茅森手牌
引きでマンズ混一色・七対子も見ているようです。
マンズと字牌以外いらないっ!!と茅森さんは対子落としを始めます。
次巡、松本さんはカンツができアンカン、カンドラもでダブドラ(1枚で2ハン分)に。
アンカンドラ槓ドラ松本手牌
次巡、堀さんは
ドラ槓ドラ堀手牌
マンズはリャンカン形と受け入れで少し広くなりました。
同巡、松本さんは
アンカンドラ槓ドラ松本手牌
678三色が見え、ターツ落とし。
2巡後、本田さんは松本さんのアンカンと場に1枚切れも見てターツ落とし。
この時点でが3枚だけになったのでリャンメンターツを切りました。
次巡、本田さんは
ドラ本田手牌
ソーズメンツ完成で1シャンテン。
2巡後、松本さんは
アンカンドラ槓ドラ松本手牌
これで678三色と789三色の両方を見られます。
次にツモなら678三色、ツモなら789三色のテンパイに取れます。
また同巡、本田さんはテンパイ。
ドラ槓ドラ本田手牌
ここで本田さんは切りペン待ちリーチを選択します。
場全体を見てみると
堀捨牌
松本捨牌
本田捨牌
茅森捨牌
茅森さんの捨牌に2枚が切られています。
それ+松本さんに1枚でこの時点でペンは残り1枚しかありません。
もしのシャンポン待ちにた場合は2枚切れとはションパイで残り0+2=2枚。
ペン待ちリーチは単純に枚数だけではシャンポン待ちよりアガリ牌の枚数が1枚少ないわけです。
ドラ槓ドラ例4
アガリを見るならまだ例4のシャンポン待ちの方がマシでしょう。
あるいは何巡か一盃口が付く引きを待って5200リーチにするのも一つの手です。
リーチ直後の次巡、松本さんは
アンカンドラ槓ドラ松本手牌
本田捨牌
本田さんの捨牌4巡目にが切られていてこれが孤立牌の可能性が高く、から切りではなさそうだと判断できるので松本さんは打。
次巡も松本さん打対子落とし。
そうする間に本田さんからと切られてスジの牌も切りやすくなりました。
次巡、松本さんは引きリーチ!
アンカンドラ槓ドラ松本手牌
リーチの次巡、本田さんがをツモ切り松本さんロン!
リーチロンアンカンドラ槓ドラ裏ドラ槓裏ドラ松本手牌
松本さんのアガリはリーチ・三色同順・裏2の満貫の一本場8300点。(+2000)
このアガリで松本さんは31300点でトップ目茅森さんに満貫ツモ圏内まで詰め寄ります。
松本吉弘は1992年5月3日生まれ、身長は187cmあり容姿や押しが強めの雀風から「卓上のヒットマン」と呼ばれる。
高校1年生で先輩から麻雀に誘われ麻雀プロの存在を知り将来の目標になる。
青山大学在学中、勤めていた雀荘オーナーで日本プロ麻雀協会所属のプロに誘われ同団体第12期後期で入会。
2013年プロデビュー。
大学卒業後、サラリーマン兼プロ雀士だったが2015年退職。
2017年、發王位を獲得。
2018年、Mリーグドラフト会議で渋谷ABEMASから3位指名。
松本さんは中学・高校と野球部に所属し、見た目はコワモテのお兄さん、取り立て屋っぽく見えますが中身はそれとは正反対の好青年です。
プライベートでも親しい小山剛志さんからは「ゲンスルー(ハンター×ハンター)」と呼ばれたりもしています。
2022年には個人チャンネル「まつもとぐみhttps://www.youtube.com/channel/UCSpPZV8gKgGtRvUq38zwD4w」を開設。
現在はVTuberを中心とした神域リーグ、チームヘラクレス監督も務めています。
Mリーグでは四暗刻ツモも経験 https://youtu.be/8IYr3FHyxZU
今回のまとめ
・松本さんはコワモテの容姿からは想像できない(ごめんなさい)好青年
・今年、個人チャンネル「まつもとぐみhttps://www.youtube.com/channel/UCSpPZV8gKgGtRvUq38zwD4w」開設
・時々見せる、押しが強めの雀風
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