2021年06月07日
配牌から見た方向性#1
配牌を手にした時、皆さんはこの配牌ならこれとこの手役狙い!とはっきりといくつかに絞って打ち進められるでしょうか?
本来は配牌だけで判断するものではないですが、今回は配牌を手にして第一打を切る時に限定して話を進めていきます。
ケース1
689m2p19s南南西北白発中 ドラ5m
これは不調時によく出るタイプの配牌です。
狙う手役にしてもチャンタやホンロウ(混老頭)・チートイツ、メンホン(門前混一色)・チートイツ、ホンイツ・トイトイやホンロウ(混老頭)・トイトイ、国士無双といった端牌(1・9)を集める手役がメインになってしまい、テンパイスピードは他家に遅れるだろうと想像できる配牌。
字牌が複数重なった時は字一色や大三元の可能性も追う程度。
ドラが5mなのでドラがくっつけば使える6mをどこまで引っ張って持ち続けるかの判断が難しい。
マンズがドラ色につきマンズホンイツも考えつつ第一打は2p切り。
ケース2
1235689m146p67s ドラ7p
マンズがすでに7枚あることからマンズの一気通貫を最初に考えつつ、ピンズやソーズの伸びによってはピンフ、あるいは456や567の三色同順も狙う。
特に一気通貫に必要な4−7mがどうなるかを中心にターツの埋まり方を確認する。
第一打は1p。
ケース3
355889m367p東西白発 ドラ5m
最初に思いつくのはマンズホンイツ。ホンイツドラ2、ホンイツ白発ドラ2等の鳴きも含みながら字牌の重なりを見る。
ドラトイツだから鳴いてタンヤオ・ドラ2やタンピン(タンヤオ・ピンフ)・ドラ2という形も。
字牌が重なるかどうかで方向が大きく分かれる手。
第一打は9m。5mか8mが頭の予定。
ケース4
89m112446788p458s ドラ5p
明らかにピンズの多さが目立つ。
この手牌で急所になるのは3pや5p。
そこが入らない限りはピンズの一気通貫もなければ鳴いてピンズのチンイツ(清一色)も難しい。
ピンズの伸びを見ながら、他の色の伸びも確認。
3トイツだからチートイツやトイトイの可能性も忘れない。
字牌を引いてくればホンイツ・トイトイやメンホン・チートイツの手もある。
ピンズの伸びが悪ければピンフという手もある。
まずは愚形のペンチャンから処理で第一打は9m。
ケース5
14578m178p13s西中中 ドラ中
役牌の中がドラでドラが出ればポンで役牌ドラ3が見える手。
ドラポンできればあとはチーもできて鳴いていける。
ドラが出ない時はリーチドラ2でツモれば満貫以上も見える。
なので端牌から処理して好形の受けを残したい。
1m、1pがいらないから数の少ないピンズの1pが第一打。
メンツにならずに縦(44m、55m、77p、88p等)重なりが増えれば
リーヅモ・チートイツ・ドラ2の跳満の構想も。
このように、1つの配牌からでも複数の手役の可能性を想像します。
後の字牌の重なりを見たり、手牌にとっての急所を意識したり、
ドラの動きを見たりします。
手牌にとっての急所の牌を引けば、それは攻めろ!のサインだとも言えます。
逆に、急所の牌を引けない時は放銃に気をつけながら守り寄りで様子を見たり。
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