タクシードライバーに転職しデビューしたら不安な地理はこうして回避する!
地方から東京へ上京してきて、一番不安なのは地理だと思います。筆者はタクシードライバーの研修時、デビューしたら「新人ですので道を教えてください」とお客様に伝えように教わりました。ところが、新人というだけで乗車拒否も経験したし、「お金ももらう以上何を言ってるの!」、「よくそんなんでお金取れるね」とか苦い経験をしました。筆者なりに考えた挙句、言い方に工夫をしました。あなたにはこのような経験をさせたくないと思い、回避するとっておきの方法を紹介します。
あなたの会社の所在地と23区の位置関係はざっくりと覚えておくことが前提です。「新人ですので道を教えてください」という文言は使ってはダメとはいってはいません。
筆者の勤め先のタクシー会社は足立区だということを前提に紹介します。
筆者が使っている例と実際に会話した内容を揚げますが、もしお客様が会話に突っ込んで来たらアドリブで勝負しましょう。平謝りで言えばお客様は怒ることなく教えてくれることがほとんどです。
足立区エリアでお乗せした場合の回避方法
例1
私「すいません。この辺よくわからないんです。」
お客様「タクシーに足立って書いてるけど・・・」
私「世田谷から引っ越して来たんで」
お客様「なら仕方ないね。」
ポイント
お客様はドライバーが足立区から遠いエリアに住んでいたことで道を知らないのはしかたないなと思ってくれます。足立区から距離があるエリアであれば三鷹でも武蔵野市でもどこでも良いです。
例2
私「すいません。この辺よくわからないんです。」
お客様「タクシーに足立って書いてるけど・・・」
私「世田谷から引っ越して来たんで」
お客様「でも運転のプロだろ?」
私「世田谷区は良く知ってますが、足立区はまだ良く知っていないのです。すいません」
ポイント
タクシードライバーのプロでも営業区域の道をすべてわかってるわけではないことがポイントです。
足立区エリア以外でお乗せした場合の回避方法
私「すいません。この辺よくわからないんです。」「いつも足立区で営業してるんで、道を教えてください」
お客様「なら仕方ないな〜」「教えてあげるよ」
ポイント
足立区以外はほとんど知らないことがお客様に伝わります。
このあたりがどの辺かわからない場合の回避方法
私「このあたりの道が全く解らないので教えてもらえませんか?」
お客様「わかった。教えるから」
ポイント
都心以外で有効的な使い方です。都心で使うと、お客様より「有名な施設名など○○くらい覚えておけよ」と言われるかもしれません。ひたすら平謝りで切り抜けましょう。
だれもが知っている施設や駅が目的地の場合の回避方法
私「場所は把握してるんですけど目的地までのルートがわからないので教えてください。
お客様「とりあえず右」
ポイント
目的地までのルートはお客様によって違います。ルートを知っていないことが伝わるのでお客様は親切に教えてくれます。
急いで乗ってきて聞いたことの無い施設、場所だった場合の回避方法
例1
私「え?○○○○ビル?」
お客様「ここまっすぐ行って突き当りを右に」
ポイント
目的地を知っていないことがお客様に伝わりますが、言い方のイントネーションには注意が必要です。
例2
私「初めて行くんで教えてくれますか?」
お客様「まっすぐ行って・・・・」
ポイント
ほぼ教えてくれます。
まとめ
地方出身者の筆者は道や通り名、施設、行き方などは最初覚えてるわけがありません。地理試験では丸暗記しただけですので、紙の上では解ってても実際の現場となるとそうもいきません。
筆者はタクシードライバーに転職してデビューした1か月くらいが大変でした。回避する方法をいくつか持っておくと強みになります。
乗務を続けることにより、会話に慣れが生まれてきてお客様が怒ることはほとんどなくなりました。
会話には、ドライバーの特徴や癖がでるので全部があなたに当てはまるとは言えないかもしれません。筆者が研修にて教わったことは、お客様が言ったことをオウム返しすることでしたが経験を積むことで全部オウム返ししないようなほうが良いと思っています。
お客様「丸ビルまで」私「丸ビル、かしこまりました」とこんな感じで確認することもあります。
本来は「丸ビルまでですね?かしこまりました」と言ったほうが良いのでしょうが、そぐそこなのに「?」で再確認しなくても良いのではと思っています。
転職したタクシー会社のコンプライアンスを守り地理不安を回避しましょう。乗務中いろいろなことが起こると思いますが、経験を積むことにより地理不案内でお客様とのトラブルは減ってくるでしょう。地理不案内でお客様とのトラブルを避けるためには経験とアドリブが大切です。