幸せは、あれこれ考えるものではなくて、感じるものです。
『お金持ちになったら幸せになれる』
とか
『理想の人と結婚できたら幸せになれる』
とか、そういうものではありません。
『新訳 人を動かす』 (D・カーネギー著 田内志文訳 角川文庫) の122頁にこう書かれています。
「 どんな財産を持ち、どんな地位にいて、どこに住み、なにをしているか。
そうしたことは、あなたが幸福か不幸かには関係がない。
肝心なのは、あなたが幸福や不幸をどう捕らえるかに尽きるのだ。」
幸せは条件ではなくて、解釈です。
『自分がどう感じるか』 です。
『足るを知る者は富む』 という故事があります。
これは老子の名言です。
意味は
「欲を出さず分相応に満足できる者、満足することの意義を知っている者は、心が豊かである」 です。
英語では
“Content is a kingdom.”
(満足は王国なり)
または
“Content is the philosopher’s stone, that turns all it touches into gold.”
(満足は触れる物すべてを金に変える「賢者の石」である)
と言います。
現状に不平不満を言うことなく、今あるものに感謝することが肝要です。
斎藤一人さんは
「すべてがうまくいく 上気元の魔法」 (KKロングセラーズ 新書版)
の中で、幸せを感じることの重要性について次のように述べています。 (24頁)
「 何が起こっても、幸せなことを考えるように“意思”でもっていくんです。
『何かいいことがあったから幸せ』 なのではありません。
毎日の生活の中での小さなこと、みんなが 『あたりまえ』 と思って見逃してしまいそうになることこそ、幸せを感じていると、『上気元』 になれるんです。
幸せなことって、どんな状況でも、必ずあるんですよ。」
たとえば、こう考えてみましょう。
「日本に生まれて幸せ」
「御飯が食べられて幸せ」
「寝る部屋があって幸せ」
「電気、ガス、水道が使えて幸せ」
「目が見えて幸せ」
「耳が聞こえて幸せ」
「匂いや味がわかって幸せ」
「手足が動かせて幸せ」
「私は今、生きている、幸せ」。
幸せは何にでも感じることができます。
一歳9ヶ月のとき熱病にかかり盲聾唖の三重苦に襲われた“奇跡の人”ヘレン・ケラーはサクセスマガジン社のインタビューで次のように語っています。
「 私はいま幸福の絶頂におります。
毎日が充実しています。
私の三重苦の障害は、神様が私に授けてくれた運命です。
この障害のおかげで、私は外部からの妨害や悪い影響などをいっさい受けることなく、積極的に考えて生活することができるのです。
障害は神様からの恩恵であり、私はこの運命に対し、心から感謝しております。」 〔『楽天主義』 (岡 文正 監訳 イーハトーヴフロンティア)の訳者あとがき96頁〜97頁より抜粋〕
盲・聾・唖の三重苦の障害にさえも感謝することができたら何にだって感謝できます。
すべてのことに感謝していると、それが良い波動となってさらなる良い状況を引き寄せます。
“苦”を笑い飛ばし“幸せ”に変えましょう。
これぞまさに、『笑う門には福来たる』 です。
英語では
“Fortune comes in by a merry gate.”
(幸運は楽しい門から入ってくる)
と言います。
ということで結論はこうなります。
(結論)
『小さなことや当たり前と思っていることにも感謝して、幸せを感じましょう!』
『新訳 人を動かす』 (D・カーネギー著 田内志文訳 角川文庫)
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『すべてがうまくいく 上気元の魔法』 (著者 斎藤一人 KKロングセラーズ 新書版)
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『楽天主義』 (著者 ヘレン・ケラー 監訳 岡 文正 イーハトーヴフロンティア)
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