カラオケ店で仕事してみた Vol.002: Takabow Talk

2021年11月26日

カラオケ店で仕事してみた Vol.002

こんにちは・こんばんは・おはようございます
Takabow Talk はtakabow です。
今回は「カラオケ店で仕事してみた　Vol.002　」を書きます。

【　歌うための努力 ①　】

カラオケのある多目的ショップでアルバイトがスタート。
ビデオ女優さんの来店が決まると電話連絡くれる店長、音楽と競馬の話で盛り上がる副店長。
とても働き甲斐のある刺激的で、素敵な場所となった。

カラオケは、スナックや宴会場で機会があればの程度。
その前に、スナックはまたまだ年齢的には無理。連れて行ってもらう以外行けない。
宴会はそうそうやらない。てな訳で、大きな声で歌うことはあまり無かった。

せっかくバイト始めたんだから歌ってみたい。歌本の見方知らないし、カラオケ機器の操作も自信ない。
そんな純粋な疑問・不安を社員さんに伝えると「暇な時に交代で歌っていいよ」ってことで決まり。
時間にゆとりがある時は歌い、お客様の利用時は、速攻で落ち度無く片付け。
次のお客様が使える状態まで綺麗に出来たら、操作方法や各つまみの設定などを勉強してた。
当時はまだ液晶リモコンが普及してなかった。TVリモコンみたいな片手で収まるタイプ。

...それでも歌い足りない時がある。うずうずする..．。そんな時は歌の殴り込みをしていた。
若さもあり、怖いもの知らずだった僕は時々やっていた。

何をしたって!?

女性同士のグループは勿論、男女カップルの中に勝手ながら室内へ飛び込んで飛び込んでいった。
切っ掛けはハンドリモコン。お客様が歌っている最中、もしくは選曲中に窓越しから入力。

「勝手に曲が始まった!」「誰?この曲入れたの?」とお客様が焦っている、そんなスキに

「失礼します。歌います!!」と歌い始める。
曲は、ブルーハーツのトレイン・トレイン。

どんなに相手が切れようが、これだけは!!と魂込めて歌いこむ。
「上手いねー」「びっくりしたー」で済まされていた。
一番思い出深いのは、大親友の阿部君と歌い込めたこと。
「本当に大丈夫?」に「平気だよ」と答え、ふたり笑顔で男女カップル部屋に飛び込んだ。
後にも先にもふたりで飛び込んだのは阿部君ただ一人。

当然、そのあとには必ず「ありがとうございました」深々と挨拶と謝罪をして去る。
当時は許された我儘なルールでした。
ちょっと間違った「歌うための努力①」でした。

※「歌本」というのは、電話帳サイズの冊子に、カラオケの曲名と選曲番号が書いてある一覧本。
※「阿部君」高校からの大親友。幼稚園の頃から一緒だった感覚。ソウルメイトなのかな?

カラオケ店で仕事してみた Vol.003 へ続く

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