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2018年02月13日
東京の木造モルタルアパートで火災、全焼、死者1名、モクチンは危険だ。
木造アパートは燃える。燃えたら死者が出る。
これは真実だ。
また、放火については第一発見者が犯人のケースが多いというのも事実。
職業不詳の49歳の女性と30代の男性の間に何があったのだろうか?
だが、今回のケースでは1室が燃えたにとどまっており、この木造アパートは比較的新しいものなのだろう。
古い木造に比べて、新しい木造アパートは燃えにくく、丈夫だからだ。
Yahoo!より、
東京・東村山でアパート火災、女性1人死亡 不明の49歳か
2/12(月) 23:38配信 産経新聞
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180212-00000577-san-soci
記事より、
・12日午後8時10分、東京都東村山市秋津町の木造モルタル造アパート2階の一室から出火
・アパートの別の部屋に住む30代の男性が119番通報、救急隊が火元の部屋から女性を救出したが死亡
・部屋に1人で住む職業不詳、尾崎美樹さん(49)と連絡が取れなくなっている
物件がまだ特定されていないので何とも言えないのだけれども。全焼しなかったのは良かった。
2018年02月08日
インスペクションをして中古住宅が高くなるなら中古住宅は流通しない、中古住宅は買い手市場
宅建業法の改正でインスペクションについて書くことが義務化されたということですが、実際は、していない場合は、インスペクションをしていないことが分かるだけで、インスペクションが義務となったわけではありません。
インスペクションにはコストがかかるので、わざわざインスペクションをする人はいないでしょう。
インスペクションをするような住宅は高級な住宅に限られ、高級な住宅であれば手入れも行き届いているので、耐震診断をして、耐震性が不足しているということでディスカウントを求めることぐらいですが、この耐震性についてはあくまで耐震診断で調べることであり、インスペクションは一般的な劣化について調べるものにすぎないのです。
耐震診断の結果は、インスペクションなしでも宅建業法の改正で重要説明事項に平成30年4月から必須の記載事項となるのですべての住宅について、これも耐震診断をしていればしていると記載されます。なお、新耐震以降の住宅については、それをもって耐震性に不足はないという扱いとなります。
結局、中古市場にでる高級な住宅というものの数は極わずかです。
さらに、インスペクションをするケースもわずかに留まることが予想されます。
インスペクションを推奨する仕組みができたものの、このことによって中古住宅の流通が進むということは期待ができそうにないのです。
もし、インスペクションが重要視されるすれば、「実築年数」若しくは「みなし築年数」といったものが表示できる仕組みがあれば利用は進むと考えます。
例えば、築35年の建物でもメンテナンスがされているので、実際の築年数を実築年素10年などと表示できる仕組みです。
もちろん、建築基準法の改正は毎年と言っていいほど行われるため、新しい住宅ほど良いものであるので、若干乱暴ではありますが、新築時からの劣化がないということで表示はできないかと思います。
さらに真面目に考えれば、耐震性については2000年基準を満たしており、実築年数10年、などという表示の仕方が分かりやすいでしょう。
いわば、劣化度を表示するというほうが正しいかもしれません。
今は新築時から数えた築年数のみでしか判断できないものを、実築年数という劣化度の指標が普通に流通でも使えるようになれば、中古住宅の流通は進むと考えるのです。
木造住宅の場合は素材が「生き物」なのでどうしても劣化するので、よほどのグレードの高いものでないかぎりは相変わらず二束三文でしか流通しないので、インスペクションのコストを掛けるということは現実的でhないのです。
Yahoo!より、
日本で中古住宅が選ばれない5つの原因 これから中古住宅を買うなら知っておきたい「インスペクション」
2/4(日) 8:00配信 マネーの達人
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180204-00010001-manetatsun-life&p=1
記事より、
・平成30年4月1日施行される宅建業法改正の中で注目されているのが「インスペクションに関する説明の義務化」
・建築基準法が求める建物の構造強度は「倒壊しない」というレベル
・建築基準法は改正されることから、新しい住宅にはその時点での新たな技術が取り入れられ、新しいほど性能的にも優れているモノが多い
インスペクションにはコストがかかるので、わざわざインスペクションをする人はいないでしょう。
インスペクションをするような住宅は高級な住宅に限られ、高級な住宅であれば手入れも行き届いているので、耐震診断をして、耐震性が不足しているということでディスカウントを求めることぐらいですが、この耐震性についてはあくまで耐震診断で調べることであり、インスペクションは一般的な劣化について調べるものにすぎないのです。
耐震診断の結果は、インスペクションなしでも宅建業法の改正で重要説明事項に平成30年4月から必須の記載事項となるのですべての住宅について、これも耐震診断をしていればしていると記載されます。なお、新耐震以降の住宅については、それをもって耐震性に不足はないという扱いとなります。
結局、中古市場にでる高級な住宅というものの数は極わずかです。
さらに、インスペクションをするケースもわずかに留まることが予想されます。
インスペクションを推奨する仕組みができたものの、このことによって中古住宅の流通が進むということは期待ができそうにないのです。
もし、インスペクションが重要視されるすれば、「実築年数」若しくは「みなし築年数」といったものが表示できる仕組みがあれば利用は進むと考えます。
例えば、築35年の建物でもメンテナンスがされているので、実際の築年数を実築年素10年などと表示できる仕組みです。
もちろん、建築基準法の改正は毎年と言っていいほど行われるため、新しい住宅ほど良いものであるので、若干乱暴ではありますが、新築時からの劣化がないということで表示はできないかと思います。
さらに真面目に考えれば、耐震性については2000年基準を満たしており、実築年数10年、などという表示の仕方が分かりやすいでしょう。
いわば、劣化度を表示するというほうが正しいかもしれません。
今は新築時から数えた築年数のみでしか判断できないものを、実築年数という劣化度の指標が普通に流通でも使えるようになれば、中古住宅の流通は進むと考えるのです。
木造住宅の場合は素材が「生き物」なのでどうしても劣化するので、よほどのグレードの高いものでないかぎりは相変わらず二束三文でしか流通しないので、インスペクションのコストを掛けるということは現実的でhないのです。
Yahoo!より、
日本で中古住宅が選ばれない5つの原因 これから中古住宅を買うなら知っておきたい「インスペクション」
2/4(日) 8:00配信 マネーの達人
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180204-00010001-manetatsun-life&p=1
記事より、
・平成30年4月1日施行される宅建業法改正の中で注目されているのが「インスペクションに関する説明の義務化」
・建築基準法が求める建物の構造強度は「倒壊しない」というレベル
・建築基準法は改正されることから、新しい住宅にはその時点での新たな技術が取り入れられ、新しいほど性能的にも優れているモノが多い
タグ:インスペクション
2018年02月01日
札幌市の藤本典良代表の運営による貧困ビジネスは古い木造を活用して法の求める最低限のスペックを追求したものでリスクは高い
古い木造アパートは本当によく燃える。
燃えると中にいる入庫者は死んでしまうのだ。
札幌市の火事で貧困ビジネスの木造アパートが全焼。
11人が亡くなるという結果となった。
火元はおそらく灯油式のファンヒーターだろう。また、備蓄していた灯油も火災が拡大した原因の一つだろう。
この貧困ビジネスを運営をしていたのが藤本典良氏であり、築50年の木造アパートにほとんど金を掛けないことで利益がでる仕組みを作っていたのだ。
自ら施設を運営しておきながら、スプリンクラーがあればと、金をケチっておいて設備のせいにするのは意味不明だ。
既存の建物を使うのは良いにしても、よく燃える木造アパートは危ないということが今回の事件は良く分かっただろう。
古い木造アパートはできるだけ潰してしまったほうが、こうした死者を防ぐためには有効なのだ。
貧困ビジネスほど木造ではなく鉄筋コンクリート造など全焼しない建物とすることが必要だろう。
また、木造住宅のアパートの防火については既存の建物ももっと強化をする必要もある。
とにかく投資が目的でできるだけコストを抑えるため安普請で作られた木造アパートの類はどんどん潰していくの正しいあり方だ。
NHKオンラインより、
札幌の共同住宅で火災11人死亡
02月01日 12時37分
http://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20180201/4907881.html
記事より、
・31日夜、札幌市東区にある生活保護受給者らの自立を促す共同住宅「そしあるハイム」が全焼し、男女11人が死亡、3人がけが
・1階の中央付近が激しく燃えている
・木造モルタル一部3階建ての建物、およそ400平方メートル
・入居していた16人のうち少なくとも13人が生活保護の受給者
・共同住宅を運営していた「なんもさサポート」の藤本典良代表は、1階には食堂のほか個室が5部屋、2階には個室が11部屋、生活保護を受給する16人が入居
・入居者たちは、1日3度、食事の提供を受けていたということです。
・各部屋には灯油式のファンヒーターが設置されていて、灯油は1階の共有スペースに置かれていたということです。
・入居している人は高齢者が多く体が不自由な人もいたので、みんな逃げ遅れてしまった
・1階の窓から助けてと叫ぶ女性の声がしたのでスコップで窓に付いていた木の板を壊し、それぞれの部屋から引っ張り出した。
<過去の木造アパートの火災による死亡例>
・去年8月には、秋田県横手市で貧困ビジネスの木造アパートが全焼し50代から70代の男性5人が死亡。
・去年5月には北九州市小倉北区で日雇い労働者などが暮らす木造二階建アパート「中村荘」が全焼して、50代から80代の男性6人が死亡。
・3年前の平成27年5月には、川崎市で簡易宿泊所(木造3階建てなど)2棟が全焼し、40代から80代の利用者の男性11人が死亡。
・5年前の平成25年2月には長崎市のグループホーム(鉄骨造一部木造・地上4階建て)で火事、70代から90代の女性5人が死亡。
参考)
http://www.fdma.go.jp/neuter/about/shingi_kento/h25/shougai-kasaitaisaku/01/shiryo4.pdf
2018年01月27日
櫻井善信北消防署長は「木造の建物は火災には脆弱(ぜいじゃく)」とシンブルだが的確な表現
木造の建物は火災に脆弱。
木造の建物は津波に脆弱。
木造の建物は地震に脆弱。
木造の建物は竜巻に脆弱。
木造の建物は台風に脆弱。
木造の建物は水害に脆弱。
木造の建物はあらゆる災害に脆弱なのだ。
これは事実だ。
参考)
Yahoo!より、
津 火災から国宝守れ 高田本山専修寺で訓練 三重
1/27(土) 11:00配信 伊勢新聞
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180127-00001108-isenp-l24
木造の建物は津波に脆弱。
木造の建物は地震に脆弱。
木造の建物は竜巻に脆弱。
木造の建物は台風に脆弱。
木造の建物は水害に脆弱。
木造の建物はあらゆる災害に脆弱なのだ。
これは事実だ。
参考)
Yahoo!より、
津 火災から国宝守れ 高田本山専修寺で訓練 三重
1/27(土) 11:00配信 伊勢新聞
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180127-00001108-isenp-l24
北海道の木造平屋の市営住宅で高齢者が火事で死亡、隣室の女性も重体
北海道苫小牧市の市営住宅だから木造ではなく鉄筋コンクリートではないかと思ったのだが、木造平屋。
相当古いもののようだ。
木造でなければ隣室の女性が住宅になることはなかっだろう。
火事となると木造はよく燃える。
これが延焼がみるみる拡大する仕組みだ。
糸魚川の「王の大火」でも木造はよく燃えることが証明されている。
以前から木造だから大火が起こってきたのは常識。
そのために、木造はダメで耐火構造、つまり鉄筋コンクリートの建物が作られてきたのだ。
市営住宅という事故があってはならない住宅をなぜ容易に燃えて、延焼の可能性も極めて高い危険な木造などにしたのか?
苫小牧市の判断の是非が問われることになる。
Yahoo!より、
苫小牧の市営住宅で火災 1人死亡1人重体
1/27(土) 13:19配信 HBCニュース
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180127-00000001-hbcv-hok
記事から、
・苫小牧の市営住宅で火事、火元の部屋に住む男性が死亡、隣の部屋に住む女性も意識不明の重体
・木造平屋建ての市営住宅の一部屋が全焼、1人で暮らす79歳の男が心肺停止の状態
相当古いもののようだ。
木造でなければ隣室の女性が住宅になることはなかっだろう。
火事となると木造はよく燃える。
これが延焼がみるみる拡大する仕組みだ。
糸魚川の「王の大火」でも木造はよく燃えることが証明されている。
以前から木造だから大火が起こってきたのは常識。
そのために、木造はダメで耐火構造、つまり鉄筋コンクリートの建物が作られてきたのだ。
市営住宅という事故があってはならない住宅をなぜ容易に燃えて、延焼の可能性も極めて高い危険な木造などにしたのか?
苫小牧市の判断の是非が問われることになる。
Yahoo!より、
苫小牧の市営住宅で火災 1人死亡1人重体
1/27(土) 13:19配信 HBCニュース
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180127-00000001-hbcv-hok
記事から、
・苫小牧の市営住宅で火事、火元の部屋に住む男性が死亡、隣の部屋に住む女性も意識不明の重体
・木造平屋建ての市営住宅の一部屋が全焼、1人で暮らす79歳の男が心肺停止の状態
タグ:火災
2018年01月19日
木造は燃える!木造アパートで火事で全焼!
木造の戸建住宅やアパートはよく燃えるのです。
これはとてもわかり易い話です。
もっとも最近の木造は防火木造といって外から見るとサイディングが貼られていたりして、見た目には鉄骨の住宅やアパートと変わらないものも多くなってきています。
しかし、古くから残る木造のアパートなどは簡単に燃えてしまうのです。
よく燃えるのですぐに全焼、ということで、跡形もなくという表現が当てはまるほど真っ黒の骨組みがパラパラ、また、それが倒れてバラバラという焼け跡になるのです。
そして、そうした家賃の安い古い木造2階建てアパートなどは入居しているひともその家賃しか払えない人が多く、お金に困って、家のなかで暖を取るためにフライパンで新聞紙を燃やしたら室内に引火して全焼。
そして、重過失失火、つまり、糸魚川の大火のように火をつけた人に責任がある、ということですね。
損害賠償などもこの老人に求められることになります。
木造はこのように燃えやすいのです。
何も言えません。
Yahoo!より、
暖とるためフライパンで新聞紙燃やしたら…集合住宅全焼 79歳住民逮捕 神戸
1/19(金) 9:13配信 神戸新聞NEXT
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180119-00000007-kobenext-l28
記事では、
18日夕、神戸市兵庫区熊野町の木造2階建て集合住宅延べ約210平方メートルを全焼した火災で、兵庫県警兵庫署は19日、重過失失火の疑いで同住宅に住む無職の男(79)を逮捕・・・
これはとてもわかり易い話です。
もっとも最近の木造は防火木造といって外から見るとサイディングが貼られていたりして、見た目には鉄骨の住宅やアパートと変わらないものも多くなってきています。
しかし、古くから残る木造のアパートなどは簡単に燃えてしまうのです。
よく燃えるのですぐに全焼、ということで、跡形もなくという表現が当てはまるほど真っ黒の骨組みがパラパラ、また、それが倒れてバラバラという焼け跡になるのです。
そして、そうした家賃の安い古い木造2階建てアパートなどは入居しているひともその家賃しか払えない人が多く、お金に困って、家のなかで暖を取るためにフライパンで新聞紙を燃やしたら室内に引火して全焼。
そして、重過失失火、つまり、糸魚川の大火のように火をつけた人に責任がある、ということですね。
損害賠償などもこの老人に求められることになります。
木造はこのように燃えやすいのです。
何も言えません。
Yahoo!より、
暖とるためフライパンで新聞紙燃やしたら…集合住宅全焼 79歳住民逮捕 神戸
1/19(金) 9:13配信 神戸新聞NEXT
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180119-00000007-kobenext-l28
記事では、
18日夕、神戸市兵庫区熊野町の木造2階建て集合住宅延べ約210平方メートルを全焼した火災で、兵庫県警兵庫署は19日、重過失失火の疑いで同住宅に住む無職の男(79)を逮捕・・・
タグ:火災
2018年01月15日
木造禁止の歴史はある意味とても合理的な話です。
木造住宅は一時期禁止されたことがありました。
漫画「美味しんぼ」でも話題になった、日本建築学会による木造禁止。
ここに木造の問題が明確に表れている。
参考)「木造禁止」を含む日本建築学会の「建築防災に関する決議」(1959年)について
2010年7月 日本建築学会
https://www.aij.or.jp/jpn/databox/2010/20100726-1.htm
これは、漫画「美味しんぼ」で日本の家屋で国産の木材を使う率は恐ろしく低い理由のひとつとして、日本の建築学会が1959年に木造建築を否定したからと触れたことに対しての反論の文章です。
そもそも「木造禁止」は実際に1959年になされたもの。
背景としては、1959年9月の伊勢湾台風による甚大な被害を踏まえて、火災、風水害防止のため「木造禁止」の決議がされたものであり、
防火、耐風水害のための木造禁止
と明確に書かれている。
これは、「防火、台風水害のため」とあるように、伊勢湾台風などの被害を受けることが予想される危険な区域での話であり、一般的に木造禁止をしたという訳ではないというのが、日本建築学会の説明です。
しかし、そのことは、防火、台風水害に耐えるためには、やはり木造という構造では無理があるということを示していることは間違いありません。
さらに、日本建築学会の取り組みとして、
1.木造建築物における防災上の監督指導の強化
木造建築物は従来他の構造に比べて構造強度上の監督指導がなおざりにされている状況にあったが、今回の災害においても風害・水害をうけた建物が多く見られた。これについては建築基準法の励行をはかると共に筋かい、継手・仕口等の構造細部については、日本建築学会建築工事標準仕様書(JASS 11)によって施工を行うようにしたい。
といったことを伊勢湾台風前から取り組んで来たということでもあり、このことは、
・木造建築物は他の構造に比べて構造強度上の監督指導が不十分
=木造建築物は他の構造に比べて構造的には問題があるものが多い
・伊勢湾台風クラスの災害では、風害・水害を受けた木造建築物が多かった
ということであり、災害に強かった、強い建物とは木造建築物は言えない状況にあることから、簡単明瞭な、木造禁止という言葉に集約されたと言えるでしょう。
実際、昭和40年代においては、鉄筋コンクリートの家と言うのは新しく、あこがれの家であったのであり、昔から作られ続けた木造住宅よりも、これからは風水害でも流されず、丈夫で火災にも強い、災害に強い鉄筋コンクリートの住宅が望まれたというのが当時の状況です。
やはり怖いのは大火。
大火があるとこれに耐えられない木造建築物は禁止されてしまうのはある意味しかたのないことでしょう。
漫画「美味しんぼ」でも話題になった、日本建築学会による木造禁止。
ここに木造の問題が明確に表れている。
参考)「木造禁止」を含む日本建築学会の「建築防災に関する決議」(1959年)について
2010年7月 日本建築学会
https://www.aij.or.jp/jpn/databox/2010/20100726-1.htm
これは、漫画「美味しんぼ」で日本の家屋で国産の木材を使う率は恐ろしく低い理由のひとつとして、日本の建築学会が1959年に木造建築を否定したからと触れたことに対しての反論の文章です。
そもそも「木造禁止」は実際に1959年になされたもの。
背景としては、1959年9月の伊勢湾台風による甚大な被害を踏まえて、火災、風水害防止のため「木造禁止」の決議がされたものであり、
防火、耐風水害のための木造禁止
と明確に書かれている。
これは、「防火、台風水害のため」とあるように、伊勢湾台風などの被害を受けることが予想される危険な区域での話であり、一般的に木造禁止をしたという訳ではないというのが、日本建築学会の説明です。
しかし、そのことは、防火、台風水害に耐えるためには、やはり木造という構造では無理があるということを示していることは間違いありません。
さらに、日本建築学会の取り組みとして、
1.木造建築物における防災上の監督指導の強化
木造建築物は従来他の構造に比べて構造強度上の監督指導がなおざりにされている状況にあったが、今回の災害においても風害・水害をうけた建物が多く見られた。これについては建築基準法の励行をはかると共に筋かい、継手・仕口等の構造細部については、日本建築学会建築工事標準仕様書(JASS 11)によって施工を行うようにしたい。
といったことを伊勢湾台風前から取り組んで来たということでもあり、このことは、
・木造建築物は他の構造に比べて構造強度上の監督指導が不十分
=木造建築物は他の構造に比べて構造的には問題があるものが多い
・伊勢湾台風クラスの災害では、風害・水害を受けた木造建築物が多かった
ということであり、災害に強かった、強い建物とは木造建築物は言えない状況にあることから、簡単明瞭な、木造禁止という言葉に集約されたと言えるでしょう。
実際、昭和40年代においては、鉄筋コンクリートの家と言うのは新しく、あこがれの家であったのであり、昔から作られ続けた木造住宅よりも、これからは風水害でも流されず、丈夫で火災にも強い、災害に強い鉄筋コンクリートの住宅が望まれたというのが当時の状況です。
やはり怖いのは大火。
大火があるとこれに耐えられない木造建築物は禁止されてしまうのはある意味しかたのないことでしょう。
タグ:火災
木造住宅は時代遅れ
木造住宅が戸建てでは当たり前ということではなかったということを御存知でしょうか?
実は昭和四十年代は大火が流行っていたこともあり、木造住宅は禁止という流れもあったのです。
特に北海道などは長らく木造住宅の建築を禁止し、コンクリートブロック造の住宅が数多く建設されていた時代があります。
ポイントは燃えないこと。
木造住宅の最大の弱点はやはり燃えてしまうということなのです。
これは糸魚川の大火でも証明されてしまいました。
やはり、木造は燃える。当たり前のことです。
また、木造がいかに地震に対して弱いのかは、以下の
過去の被害地震から学ぶ建物の耐震化
工学院大学・建築学部・まちづくり学科 久田嘉章
東京都主催 耐震フォーラム 2014年9月2日
http://kouzou.cc.kogakuin.ac.jp/urban-resilience_1/pdf/%E9%81%8E%E5%8E%BB%E3%81%AE%E8%A2%AB%E5%AE%B3%E5%9C%B0%E9%9C%87%E3%81%8B%E3%82%89%E5%AD%A6%E3%81%B6%E5%BB%BA%E7%89%A9%E3%81%AE%E8%80%90%E9%9C%87%E5%8C%96.pdf
47ページ
被害推定に用いる震度と建物の全壊率
を見れば明らかです。
実は昭和四十年代は大火が流行っていたこともあり、木造住宅は禁止という流れもあったのです。
特に北海道などは長らく木造住宅の建築を禁止し、コンクリートブロック造の住宅が数多く建設されていた時代があります。
ポイントは燃えないこと。
木造住宅の最大の弱点はやはり燃えてしまうということなのです。
これは糸魚川の大火でも証明されてしまいました。
やはり、木造は燃える。当たり前のことです。
また、木造がいかに地震に対して弱いのかは、以下の
過去の被害地震から学ぶ建物の耐震化
工学院大学・建築学部・まちづくり学科 久田嘉章
東京都主催 耐震フォーラム 2014年9月2日
http://kouzou.cc.kogakuin.ac.jp/urban-resilience_1/pdf/%E9%81%8E%E5%8E%BB%E3%81%AE%E8%A2%AB%E5%AE%B3%E5%9C%B0%E9%9C%87%E3%81%8B%E3%82%89%E5%AD%A6%E3%81%B6%E5%BB%BA%E7%89%A9%E3%81%AE%E8%80%90%E9%9C%87%E5%8C%96.pdf
47ページ
被害推定に用いる震度と建物の全壊率
を見れば明らかです。