2018年02月01日
札幌市の藤本典良代表の運営による貧困ビジネスは古い木造を活用して法の求める最低限のスペックを追求したものでリスクは高い
古い木造アパートは本当によく燃える。
燃えると中にいる入庫者は死んでしまうのだ。
札幌市の火事で貧困ビジネスの木造アパートが全焼。
11人が亡くなるという結果となった。
火元はおそらく灯油式のファンヒーターだろう。また、備蓄していた灯油も火災が拡大した原因の一つだろう。
この貧困ビジネスを運営をしていたのが藤本典良氏であり、築50年の木造アパートにほとんど金を掛けないことで利益がでる仕組みを作っていたのだ。
自ら施設を運営しておきながら、スプリンクラーがあればと、金をケチっておいて設備のせいにするのは意味不明だ。
既存の建物を使うのは良いにしても、よく燃える木造アパートは危ないということが今回の事件は良く分かっただろう。
古い木造アパートはできるだけ潰してしまったほうが、こうした死者を防ぐためには有効なのだ。
貧困ビジネスほど木造ではなく鉄筋コンクリート造など全焼しない建物とすることが必要だろう。
また、木造住宅のアパートの防火については既存の建物ももっと強化をする必要もある。
とにかく投資が目的でできるだけコストを抑えるため安普請で作られた木造アパートの類はどんどん潰していくの正しいあり方だ。
NHKオンラインより、
札幌の共同住宅で火災11人死亡
02月01日 12時37分
http://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20180201/4907881.html
記事より、
・31日夜、札幌市東区にある生活保護受給者らの自立を促す共同住宅「そしあるハイム」が全焼し、男女11人が死亡、3人がけが
・1階の中央付近が激しく燃えている
・木造モルタル一部3階建ての建物、およそ400平方メートル
・入居していた16人のうち少なくとも13人が生活保護の受給者
・共同住宅を運営していた「なんもさサポート」の藤本典良代表は、1階には食堂のほか個室が5部屋、2階には個室が11部屋、生活保護を受給する16人が入居
・入居者たちは、1日3度、食事の提供を受けていたということです。
・各部屋には灯油式のファンヒーターが設置されていて、灯油は1階の共有スペースに置かれていたということです。
・入居している人は高齢者が多く体が不自由な人もいたので、みんな逃げ遅れてしまった
・1階の窓から助けてと叫ぶ女性の声がしたのでスコップで窓に付いていた木の板を壊し、それぞれの部屋から引っ張り出した。
<過去の木造アパートの火災による死亡例>
・去年8月には、秋田県横手市で貧困ビジネスの木造アパートが全焼し50代から70代の男性5人が死亡。
・去年5月には北九州市小倉北区で日雇い労働者などが暮らす木造二階建アパート「中村荘」が全焼して、50代から80代の男性6人が死亡。
・3年前の平成27年5月には、川崎市で簡易宿泊所(木造3階建てなど)2棟が全焼し、40代から80代の利用者の男性11人が死亡。
・5年前の平成25年2月には長崎市のグループホーム(鉄骨造一部木造・地上4階建て)で火事、70代から90代の女性5人が死亡。
参考)
http://www.fdma.go.jp/neuter/about/shingi_kento/h25/shougai-kasaitaisaku/01/shiryo4.pdf
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