2011年09月24日
外貨貯金のメリット⇔デメリット
最近人気上昇中の外貨預金。
僕の周りでも、結構話題に出たり、実際に預金してみたりといった方が増えています。
そりゃそうですよね。
金利を見ると、日本でお金を預けるよりも断然良い金利で預金でき、さらに為替の変動によっては、金利以上に儲けられる可能性があるのですからとても魅力です。
ちなみに最近近所の銀行で見た金利は下記のような金利が記載されていました。
国別金利表
国名
1ヶ月
3ヶ月
6ヶ月
1年
米ドル
1.250%
1.500%
1.700%
1.950%
ユーロ
0.200%
0.250%
0.250%
0.300%
豪ドル
3.400%
3.450%
3.500%
3.600%
NZドル
4.600%
4.700%
4.700%
4.750%
この金利だけ見ても、日本でお金を預けるよりもよっぽど良いです。
さらに、その銀行ではキャンペーンをやっていて、キャンペーン期間内で外貨預金を始めると、最初の3ヶ月、下記の特別金利が適用されるというものでした。
金利表
米ドル
4.0%
ユーロ
4.0%
豪ドル
12.0%
NZドル
14.0%
おいおい、10% を超える金利なんて凄いじゃん!って感じです。
でも、ちょっと待ってください!
美味しい話にはやっぱりリスクが付き物なのです。
外貨預金を始めるにあたって、切っても切れない用語の中に、「TTS」、「TTB」と言う用語があります。
この「TTS」と「TTB」が超曲者で、こちらを理解しないで外貨預金を始めてしまうと、とっても痛い目にあってしまうのです。
他にも、金融機関が破綻した場合には、国内の預貯金とちがって基本的には保護の対象にはなっていないということに注意しなければいけません。
この「TTS」と、「TTB」について説明します。
TTS : 円から外貨に替える時のレートです。
TTB : 外貨から円に替える時のレートです。
例えば米ドルの場合、1ドル 107円だとすると、この 107円で、円からドルに、ドルから円に替えられると考えがちですが、そうではなく、TTS、TTB ともに 1円の差が発生します。
具体的に説明しますと、
米ドル 107円の場合
円→ドル 108円で取引
ドル→円 106円で取引
となる為、実際に売買を行う上で2円の差がマイナスとして出てしまうのです。
ちなみに、米ドルの場合だいたい2円程度ですが、豪ドル往復5円、NZドル5.1円と、5円以上のマイナスが発生する事が予め決まっている国もあるのです。
さらに、外貨預金の場合、金融機関が破綻した場合には、国内の預貯金とちがって基本的には保護の対象にはなっていないのです。
国内の預貯金であれば、1000万円まで保護されますが、外貨預金の場合、その保護枠がありませんので、銀行が破綻すれば、その外貨預金で預けていたお金は 0円となってしまう恐れがあるのです。
では、このような危険な外貨預金がどうしてこんなに人気が出ているのでしょうか。
これはとっても簡単なことで、銀行が儲かるからなのです。
TTS、TTB でしっかりと儲けられる上に、為替リスク等を全て個人のお客さんに任せられる訳ですから、銀行にとってこんなに美味しい話は無いですよね!
結論として、僕の意見としては外貨預金はお勧め出来ません。
それでも外貨預金を始めたい方は、高いリスクと、大きなマイナスを最初から抱えている事を理解した上で始めてくださいね。
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僕の周りでも、結構話題に出たり、実際に預金してみたりといった方が増えています。
そりゃそうですよね。
金利を見ると、日本でお金を預けるよりも断然良い金利で預金でき、さらに為替の変動によっては、金利以上に儲けられる可能性があるのですからとても魅力です。
ちなみに最近近所の銀行で見た金利は下記のような金利が記載されていました。
国別金利表
国名
1ヶ月
3ヶ月
6ヶ月
1年
米ドル
1.250%
1.500%
1.700%
1.950%
ユーロ
0.200%
0.250%
0.250%
0.300%
豪ドル
3.400%
3.450%
3.500%
3.600%
NZドル
4.600%
4.700%
4.700%
4.750%
この金利だけ見ても、日本でお金を預けるよりもよっぽど良いです。
さらに、その銀行ではキャンペーンをやっていて、キャンペーン期間内で外貨預金を始めると、最初の3ヶ月、下記の特別金利が適用されるというものでした。
金利表
米ドル
4.0%
ユーロ
4.0%
豪ドル
12.0%
NZドル
14.0%
おいおい、10% を超える金利なんて凄いじゃん!って感じです。
でも、ちょっと待ってください!
美味しい話にはやっぱりリスクが付き物なのです。
外貨預金を始めるにあたって、切っても切れない用語の中に、「TTS」、「TTB」と言う用語があります。
この「TTS」と「TTB」が超曲者で、こちらを理解しないで外貨預金を始めてしまうと、とっても痛い目にあってしまうのです。
他にも、金融機関が破綻した場合には、国内の預貯金とちがって基本的には保護の対象にはなっていないということに注意しなければいけません。
この「TTS」と、「TTB」について説明します。
TTS : 円から外貨に替える時のレートです。
TTB : 外貨から円に替える時のレートです。
例えば米ドルの場合、1ドル 107円だとすると、この 107円で、円からドルに、ドルから円に替えられると考えがちですが、そうではなく、TTS、TTB ともに 1円の差が発生します。
具体的に説明しますと、
米ドル 107円の場合
円→ドル 108円で取引
ドル→円 106円で取引
となる為、実際に売買を行う上で2円の差がマイナスとして出てしまうのです。
ちなみに、米ドルの場合だいたい2円程度ですが、豪ドル往復5円、NZドル5.1円と、5円以上のマイナスが発生する事が予め決まっている国もあるのです。
さらに、外貨預金の場合、金融機関が破綻した場合には、国内の預貯金とちがって基本的には保護の対象にはなっていないのです。
国内の預貯金であれば、1000万円まで保護されますが、外貨預金の場合、その保護枠がありませんので、銀行が破綻すれば、その外貨預金で預けていたお金は 0円となってしまう恐れがあるのです。
では、このような危険な外貨預金がどうしてこんなに人気が出ているのでしょうか。
これはとっても簡単なことで、銀行が儲かるからなのです。
TTS、TTB でしっかりと儲けられる上に、為替リスク等を全て個人のお客さんに任せられる訳ですから、銀行にとってこんなに美味しい話は無いですよね!
結論として、僕の意見としては外貨預金はお勧め出来ません。
それでも外貨預金を始めたい方は、高いリスクと、大きなマイナスを最初から抱えている事を理解した上で始めてくださいね。
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【脱サラ起業の最新記事】
投稿者:kenichi yosida|14:32|脱サラ起業
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