2022年05月12日
お店はツライよ(口コミを考える)その2
美少女フィギュア専門店の店長です。こんにちは。
さて・・・お店はツライよ(口コミを考える)その1の続きになります。
今回は低評価について書いてみます。
じつはこの低評価の前に一つ、当店には低評価が付けられていました。数日で消えましたが、そちらも明らかに嫌がらせ目的でした。
今回は、そのマボロシの低評価について書きます。
開店してから数年間は誰でも来てくれるならお客様と考えていたわたし。来る者拒まずの姿勢でいました。
すると、冷やかしや万引き目的の人間が店に集まるようになったのです。
ヒドイときは2時間ちかくもオシャベリの相手をさせられて、ようやく支払いとなったらスマホでAmazonの商品ページをみて「これ、アマゾンのほうが安いからいらない」とのたまわった人間がいました。
入店するなり「さあ、今日は何を買おうかな」と大きなバッグのジッパーを開けた音をさせ、わたしが売り場に出ていくと慌てて店外に出た二人組がいました。
店内に入るやいなや「オタク、キモイ!」と言って走って逃げたガキもいました。どうやら無断で撮影もしていたようです。
ジジババ、娘夫婦、孫ふたりの6人家族でやってきて、孫が「気持ちわるい!」と言ったのをたしなめるどころか、「そうだよねえ」と同意したババアのことは今でも忘れません。もう一人の孫は店内を走り回り、ガラスケースのガラスに指紋をベタベタ付けて帰りました。
常連さんが次に娶る嫁を探していると、二人組の女性が入ってきたため、居づらくなった常連さんは何も買わずに帰ってしまいました。もちろん、その女性たちも何も買わずに出ていきました。
わたしは凹みました。
美少女フィギュアが好きで店をやっているのに、買うどころか人の好きなモノを馬鹿にする人間ばかり集まるようになってしまったから。
一時は店を辞めることも考えました。
ある日、もう本気のお客様以外は相手にしたくない。冷やかしは店に入れたくないと決意したわたし。店頭に「予約のお客様以外は入店をお断りします」の張り紙をしました。
その日も張り紙がしてあるのに、入店してきた初老の男性がいました。
「ちょっと見させて」
そう言いながら店内を勝手に見ようとした男性にわたしは以下のように説明しました。
・予約がないのでお帰り願いたい
・本気のお客様は他の冷やかしがいると敬遠して帰ってしまうから
それでも居座る男性。
15分ほどして、ようやく帰ってくれました。とうぜん商品は売れていません。
それから数日後、当店の口コミに「立地と品揃えは良いが、商店街にそぐわない」という低評価が付きました。
いや、法律を守って商売してる人間に買わない冷やかしが文句つけるなよ。そう思ったのは、ここだけの秘密ですよ。
この低評価事件でわかったことがあります。
それは「一般人を美少女フィギュアのようなニッチ商品の専門店に近づけてはいけない」です。
それから、わたしの店はツイッターでの完全予約制になり、お客様との約束の時間までシャッターを半分ほど下す形になっていきました。
続きます。
フィギュア新作予約最大25%オフ!あみあみ
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/11402294
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
※言及リンクのないトラックバックは受信されません。
この記事へのトラックバック