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2018年11月28日

香川真司、シュツットガルトが獲得興味 独メディア報道「MFで最後の犠牲者」

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今季の出場時間は計205分止まり、ポジション争いで劣勢が続く

 ドルトムントのMF香川真司は、ブンデスリーガ首位を走るチームで思うように出場機会を得られず、今冬に移籍する可能性も報じられるようになった。ドイツ地元紙「Westfalischer Anzeiger」も「シュツットガルトがカガワとローデに興味」と伝え、同じドイツ1部シュツットガルトが獲得に乗り出す可能性を指摘している。

 香川はここまでブンデスリーガで2試合、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)とDFBポカールで1試合ずつに出場。出場時間は205分に止まっている。

 今月6日にはU-23チームの一員としてレギオナルリーガ(4部相当)でプレーし、1試合4アシストを記録したが、トップチームではポジション争いでライバルに遅れを取っているのが現状だ。

 1月の移籍マーケット再開が近づき、メディアも各クラブの選手補強や放出の動きに注目。ブンデスリーガ首位を快走するドルトムントでは、出番の少ない選手に関する放出の噂が盛んに報じられている。

 そのなかで香川も、「犠牲者」の一人としてピックアップされているが、背番号23の現状について、記事ではドイツ誌「キッカー」の情報を引用しながら次のように伝えた。

「シュツットガルトはBVBのシンジ・カガワとセバスティアン・ローデに関心がある。カガワは人材過多が目立つMFで最後の犠牲者。変化は不可能ではないだろう」
チェコメディアはシュツットガルト行きを推奨「攻撃に刺激を与える意味で良い場所」

 今季ドルトムントの中盤は18歳のイングランド代表MFジェイドン・サンチョ、新加入のベルギー代表MFアクセル・ヴィツェルとデンマーク代表MFトーマス・デラネイ、ドイツ人MFマフムード・ダフードが主力を張り、背番号10のドイツ代表MFマリオ・ゲッツェでさえサブの域から抜け出せないほど競争が激しい。香川はリーグ戦2試合、ローデは出場なしとベンチ外のゲームが続いており、過去にFW浅野拓磨(ハノーファー)やFW岡崎慎司(レスター)、DF酒井高徳(ハンブルガーSV)ら日本人選手が多く在籍してきたシュツットガルトが、獲得に興味を示しているという。

 チェコメディア「Echo24」も、現在シュツットガルトがリーグ最下位に沈み、135分に1点とリーグ最少得点しか奪えていない点に言及。「カガワは2020年まで契約を結んでいるが、攻撃に刺激を与える意味でシュツットガルトが良い場所になるだろう」と記している。

 香川は冬に移籍を選択するのか――。今後の動向に注目が集まっている。
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