2012年03月09日
ケガノコウミョウ
７、８年前に手首脱臼と骨に亀裂が入る怪我をしまして。吹奏楽コンクールの２週間くらい前の出来事であったこともあり、一瞬絶望したけど「ギプスしたままでもなんとかなるかも」と思いスネアドラムの演奏を試みたところ、なんとかなりまして。なかなか大変でしたが、おかげで手首を使わずに指だけでスティックを操って演奏する技術が磨かれました。４、５年前にとてもしんどい風邪をひきまして。寝ている事も辛いほど。これまでにないくらいの無気力感で、自分が床や布団と一体化するような。ただ、その時にたまたま普段聴かない「レゲェ」という音楽を聴きまして。とても心地よく聴けたので。それまではレゲェというものがどうにも聴き心地の良いものに感じられなくて。自分の中にスっと入ってこないというか。楽しみ方がわからないというか。音楽を理解する能力が低かったというか。レゲェが南国で流行った背景の１つにダウナー系ドラッグの流行というのがありまして、そういった薬を投与した状態で聴く事によって３拍めの強拍で沈む感覚を強く得るといった楽しみ方がありまして。現在の日本ではそれらの薬は違法なので真髄を知ることはできませんが、とてもしんどい風邪のおかげで疑似体験ができました。薬の効果を味わった事は無いので疑似かどうかは定かではありませんね。なかなか大変でしたが、おかげで音楽の幅が広がりました。つまり、怪我や病気も捨てたもんじゃないですよと。むしろ私にとってはウェルカムなんです。持病は別として怪我や病気をしてる期間ってレアだし、その期間にしか味わえないものは沢山あるから、その間にいろいろしないともったいない。その間に何もしない人ほど怪我や病気をして損してる。無理しなくていいけど
