予期しない事態にあったとき、「そんなことはありえない」といった先入観や偏見を働かせて、「事態は正常の範囲」だと自動的に認識する心のメカニズムのことを「正常心バイアス」と言います。
この心理によって、危険が迫っていても、危険だと認識できずに逃げ遅れてしまうことがあります。
勉強においては、勉強が嫌いな子どもが「今まで何とかなってきたから、これも何とかなるだろう♪」と甘く考えてしまうことも「正常心バイアス」が働くからです。
・比例・反比例がよくわからない子どもは、他の関数もわからなくなる。
・英語の基本5文型が理解できていない子どもは、英作文ができなくなる。
例を挙げるとキリがありません><
「まだ小学生だから大丈夫」とか「中学受験をしないから大丈夫」なんてことはありません!
学力を伸ばすには、まず「自分は大丈夫か(わかっているか)?」という危機感を持つことが大切です。危機感があれば、「これでいいですか?」とか「ボク(ワタシ)はわかっていますか?」と質問することができます♪
だから、私は「疑いの心」を持って子どもと接するようにしています。
・「yはxの関数である」とはどういうことですか?
・英語では、どんな言葉を「形容詞」と言いますか?
厳しく感じるかもしれませんが、こういう教えかたをしてくれる塾講師さんはほんとうに少なくなりました…。
でも、緩く教えると、困るのは「子ども」ですからね…。
聞こう、分かろう、危機感を持とう!
スタップ首藤
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